FPSにおいてフレームレートの維持が重要なのも分かるが、なにより「CALL OF DUTY2」は史実をモチーフにしたゲーム。「戦争映画なんて見たこともないよ」というならともかく、それが映画であろうがリアルな記録映像であろうが、最高スペックのPCならば、一度は目にしたことがある風景が目の前のディスプレイに展開されるのだ。爆発も炎上といった戦場の描写が現実の風景としてゲーマーの中に強烈に入り込んでくる。
現実にあった史実を扱うゲームだからこそ、ゲームの映像にもリアリティが必要になるのだ。もちろん、コンマ数秒で自分の脇をすり抜ける銃弾を避けるには、高いフレームレートも重要なのだ。
今回も「最強ゲームPC」としてまずターゲットにしたのが17、19インチ液晶ディスプレイのもっともメジャーなパネル解像度である「1280×1024ドット」だ。実は「CALL OF DUTY2」では液晶ディスプレイで設定されている最大解像度でのプレイ以外に許されないな、と思える事情がある。
液晶ディスプレイでは最大解像度より低解像度では全画面にストレッチ表示されるのが一般的。最近はストレッチ機能も優秀になり拡大表示でもジャギーは目立たないが、トレードオフとしてソフトフォーカスになりぎみだ。「CALL OF DUTY2」では自分のダメージに応じて視界がぼやけたり、視界の効果としてソフトフォーカスな表示を利用するので、なんとしてもパネルの最大解像度で表示させ、シャープな画質でプレイすることが必要なのだ。
というわけで「1280×1024ドット」表示を基本として描画オプションはもちろんすべて有効(もしくは最高)に設定してみる。「Texture Quality」も「Auto」ではなく「Manual」を選択してこちらも「Extra」に設定だ。筆者にとっては未知の世界がいま幕を開ける。
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制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2006年1月31日