▼注意▼
製品を分解/改造すると、メーカー保証は受けられなくなります。内部で使用されている部品などは編集部が使用した製品のものであり、すべての個体にあてはまるものではありません。
ThinkPad T60は従来通り15インチと14.1インチ液晶モデルが用意され、本体サイズも15インチが329(幅)×268(奥行き)×31〜36(高さ)ミリ、14.1インチが311(幅)×255(奥行き)×26.6〜31.4(高さ)ミリと変わりがない。重量も約2.3キロ(14.1インチモデルの場合)とほぼ同じ。
一方で内部のシステムは一新され、コネクタの構成や配置は大きく変わっている。目につくのはパラレルポートの廃止、USB 2.0ポートの増加(2基から3基へ)、無線LANの電源スイッチ追加などだ。
キーボードは先に紹介したX60/X60sと同じように、Windowsキーとアプリケーションキーが追加されたもので、ユニット自体は昨年登場したZ60m/Z60tと共通だ。英文のシルク印刷のフォントがシャープで見やすいタイプに変更されたり、ポインティングデバイスのクリックボタンが黒一色になったのが目を引く。これらの外観だけでなく、内部のパンタグラフ構造に手が加えられたのも見逃せない。
ThinkPad T60ではZ60m/Z60tで初めて採用された、ThinkPad Roll Cageと呼ばれるマグネシウム合金製のフレーム構造を導入し、強度のアップと基板へのストレス減少を両立したのが見どころだ。このフレームは0.8ミリ厚(場所によって増減するが)あり、基板(マザーボード)を覆うような形で組み込まれている。
インテルの新CPUを採用したT60では、チップセットがIntel 945 Expressファミリーとなる。グラフィックスのバリエーションは豊富で、Intel 945GM内蔵コアからATI TechnologiesのMOBILITY RADEON X1300/X1400がある(T60pはMOBILITY Fire GL V5200を採用)。ちなみに、今回入手したモデルにはMOBILITY RADEON X1400(グラフィックスメモリーは128Mバイト)が搭載されていた。
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