iPod/PSPでそのまま再生──MPEG-4録画+自動転送機能付きのTVカード「GV-MVP/GX2」TVキャプチャーカード(1/4 ページ)

» 2006年04月04日 10時32分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
photo アイ・オー・データ機器「GV-MVP/GX2」。実売価格は1万7000円前後(+D Shoppingで最安値をチェックする

 アイ・オー・データ機器「GV-MVP/GX2」は、シングルチューナーでハードウェアエンコーダを備える、PCI拡張カードタイプのTVキャプチャーユニットだ。同社のシングルチューナー製品である「GV-MVP/GX」(レビュー参照)の後継製品として、かつスタンダードモデル「GV-MVP/RX3」(レビュー参照)に対して、より高画質/多機能さを追求したことを特徴とするハイグレードモデルとなっている。

 従来モデルGV-MVP/GXとの大きな違いは、搭載エンコードチップ「XCode II-E」を活用し、MPEGエンコードにおける改良・工夫がなされたことにある。MPEG-4でのリアルタイム録画が可能になり、かつ同一番組をMPEG-2とMPEG-4で同時録画・出力できるようになった。ほか、TVチューナーユニットを映像と音声の相互干渉が抑えられるソニー製スプリットキャリアタイプに、および3次元ノイズリダクション/ビデオデコードLSIをNEC「μPD64012」に変更し、3次元Y/C分離と3次元ノイズリダクションの同時利用も可能である。

 なお、同時に発売されたダブルチューナータイプの「GV-MVP/GX2W」は、エンコーダ/デコーダは本機と共通だが、チューナーユニットには従来通り松下電器製インターキャリア方式タイプを採用する。そしてMPEG-2/MPEG-4ファイルの同時出力には対応しない。

photo エンコードチップ「XCode II-E」(写真=左)、ゴーストリデューサ「μPD64031」、3次元ノイズリダクション/3次元Y/C分離/ビデオデコーダ「μPD64012」(写真=中)、ソニー製スプリットキャリアチューナー(写真=右)

 MPEG-4でリアルタイム録画した番組は、iPodやPSP、3G携帯電話などへの活用に非常に向いている。本機では、iPodやPSPなど各々のプレーヤーに対応する設定プロファイルがあらかじめ用意され、その録画ファイルをそのまま転送するだけで対応プレーヤーで再生できるのが大きなポイントだ。

 MPEG-2での通常録画中に並行処理でソフトウェアMPEG-4変換を行う製品はすでに存在するが、本機は同時に2つのMPEG-2/MPEG-4ファイルを生成できる。双方ハードウェア処理にて行われるためにPCへの負荷は少なく、保存用の高画質なデータも残せて、別途変換する手間もかからない。この部分はとくに昨今の“PC録画派”のニーズを満たすものとなるだろう。

 さらにはMPEG-4での録画/エンコード後に、iPodやPSP内のしかるべき場所に自動的に転送まで済ませる機能や、すでに存在するムービーも本機のMPEGエンコードチップXCode II-Eを用いてMPEG-4ハードウェアエンコードが行える機能が備わっている。

 TV視聴・録画ソフトは同社製「mAgicTV5」が付属する。ADAMS-EPG+による電子番組表での録画予約が行え、キーワードやジャンル指定による自動録画や、「reserMail」との連携により携帯電話からの録画予約などもサポートする。

photophoto mAgicTV5は、TV視聴と録画を行う「mAgicTV」、録画番組の再生を行う「mAgicPlayer」、電子番組表へのアクセスや録画番組の管理を行う「mAgicガイド」の3モジュールに機能分けされる。mAgicガイドは電子番組表の縦、横スケールをそれぞれ5段階に細かく変更可能で、一覧性重視/情報量重視のどちらにも対応可能だ

photo 本機とGX-MVP/GXなどを同時接続した2チューナー構成時にはmAgicTVが2つ起動でき、2つのチャンネルを別々に視聴・録画できる。同社製の対応キャプチャーカードをさらに増設することにより、最大6チューナーぶん同時に使える。モジュール毎に機能分けしているのは、このように複数チャンネルの視聴をサポートするためでもあると思われる
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