製品を分解/改造すると、メーカー保証は受けられなくなります。内部で使用されている部品などは編集部が使用した製品のものであり、すべての個体にあてはまるものではありません。
SmartCaddieの主なスペック | |
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CPU | VIA C7-M ULV 1GHz |
チップセット | VIA VN800/VT8237R Plus |
メモリ | 512Mバイト(DDR2-533) |
HDD | 40GB(2.5インチ) |
グラフィックス | チップセット内蔵 |
液晶 | 7インチ抵抗膜方式タッチパネル |
画面解像度 | 800×480ドット |
無線LAN | IEEE802.11g/b準拠 |
Bluetooth | Bluetooth v1.2準拠 |
有線LAN | − |
FAXモデム | − |
USB | USB 2.0×2 |
バッテリー | 10.8V 2400mAh |
駆動時間 | 最大約2.5時間 |
本体サイズ | W228×D146×H25.1ミリ |
重量 | 約880グラム |
OS | Windows XP Tablet PC Edition 2005 |
3月9日の正式発表を前後して、何かと話題を集めているのがマイクロソフトの開発コード名“Origami”こと「Ultra-Mobile PC(UMPC)」だ。日本では4月4日の発表会で、PBJからSmartCaddieが投入され、すでに受注が始まっている。価格は9万9800円で、同社の直販サイトをはじめとして、一部のWebサイトで予約受付が行われた。
さて、このSmartCaddieだが、主なスペックを右の表にまとめた。ボディはA5サイズのノート程度だが、実際に手に取るとかなりの重量感がある。ボディカラーはスマートホワイトと呼ばれるもので、落ち着いた色合いながら、指紋などの汚れはそれなりに目立つ。もっとも、クリーニングクロスが付属するため、タッチパネル液晶についた指紋などと一緒にボディの汚れをふけばよいだろう。
バッテリーが上部に位置し、マウスの左クリックボタンと右クリックボタンが左上に、その下にD-パッドと呼ぶ十字ボタンが並ぶ。十字ボタンの下にはランチャーやダイヤルキーを呼び出すボタンが用意されている。
スティックポイントは右上にあり、その下にPageUp/PageDownキー、設定メニューを呼び出すメニューボタン、解像度を切り替えるレゾリューションボタンがある。ちなみに、スピーカーはレゾリューションボタンの下に内蔵されている。
7インチのタッチパネル液晶は800×480ドット表示に対応する。本体に内蔵されたスタイラスペンのほか、指で気軽にオペレーションできるのがうれしい。思ったほど輝度に不足は感じず、視野角も広くはないが正対して使用するには十分といえる。また、ソフトウェア処理で1024×600ドットや800×600ドットにもボタン操作だけで簡単に切り替えられる。
ボディの両側面には操作ボタンや各端子がまとまっている。左側面にはDC入力、排気口、USB 2.0、無線LANの電源スイッチが、右側面にはヘッドフォン/マイク、音量調整、USB 2.0、電源/ホールドスイッチ、SAS(タスクマネージャ呼び出しボタン)といった配置だ。なお、底面には別売のクレードルを装着する端子と、ケンジントンロック、スタイラスペン収納口がある。
インタフェースではUSB端子が2基あるのはうれしい。付属のスタンドを使ってキーボードやマウスを接続して、ノートPCのように使うことも可能だ。ただ、排気口が左側面にあり、利用時に排気口を手でふさいでしまうのと、排気が直接手にあたるのは気になった。
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