「ユーザーにエンターテイメントを楽しませるためにインテルが提供するプラットフォームであるViivは使いやすいものでなければならない」とIntelは考えている。そのためには初心者でもViivのネットワーク設定からコンテンツのダウンロードまで簡単にすばやくできなければならないし、リビングで使うなら発熱を少なくして静かでなければならない。レジンスキー氏はViivがそれらの条件を満たしていることを基調講演の中で行うデモで証明していった。
Intelデジタルホーム事業本部ネットワーク・メディア・プラットフォーム事業部長のビル・レジンスキー氏
Viivのネットワーク設定からコンテンツのダウンロードまでどれだけ簡単にできるのだろうか。タイムトライアルデモは4分34秒86で終了。「Viivのユーティリティを使えばリモコンでも簡単にできるよ」
リビングによくあるものの発熱量を比べてみる。デジタルデバイスは15分のアイドル時間のあとに温度を測定し、スターバックスのコーヒーはバリスタに測定してもらった、そうだ
発熱量の序列にデバイスから発生する音量を重ねてみる。スターバックスのコーヒーが静かなのはいいとして、Viivのコンセプトモデル“Golden Gate”は32.2dBAと「ゲーム機より」静かである
レジンスキー氏はViivで提供されるプラットフォームがハイエンドゲーマーに最適化されたエクストリームと、一般ユーザー向けのプレミアム/メインストリームといった3つのセグメントに分かれ、2006年後半にプレミアムとメインストリームセグメントのViivでConroeコア、MeromコアのCPUが投入されると説明。
ネットワークに関しては、無線LANやイーサネット、そして「HomePlug パワーライン」など、国ごとの事情に合わせてコンシューマーユーザーが選べるようにIP接続の各種バックボーンをインテルは用意する必要があると語った。
ホームユースではデバイス間のコンテンツ移動も簡単にできなければならない。ということで基調講演ではシーゲイトのWireless USB対応HDDやW-ZERO3とViiv PCが瞬時に接続できるデモが紹介された
デジタルTVとの接続についてレジンスキー氏は、Zarlinkの買収でデジタル放送受信機能をインテルが提供できるようになったと述べたが、同時に「解決すべきことが多くある。これからのIDFで新しいことを発表していきたい」と語った
高齢化が進む状況では高齢者も安心してPCを使えるようにしなければならない。PCで発生したトラブルはユーザーではなくリモートアクセスしたサポートセンターから修復するのが望ましい。インテルはこれをIntel Virtualization TechnologyとIntel Active Management Technologyで実現するデモも紹介した
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