今度の「Let's note」は水にも強い――松下が2006年PC夏モデルを発表

» 2006年04月25日 14時30分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は4月25日、ノートPCブランド「Let's note」の2006年夏モデルとして、従来のラインアップを引き継ぐ「CF-Y5」「CF-W5」「CF-T5」「CF-R5」の4モデルを発表した。すべてのモデルでIntel Core Duo/SoloとIntel 945GMSを組み合わせた最新プラットフォームへ移行したほか、バッテリー駆動時間を大幅に向上しているのが特徴だ。また、初代Let's note(AL-N1)の誕生から10年めを数える今年は、「タフモバイル」をさらに進化させたキーボード全面防滴モデル(CF-Y5)が登場している。実売予想価格はCF-Y5が26万円前後、CF-W5が24万円前後、CF-T5が21万5000円前後、CF-R5が20万円前後で、5月19日より順次発売される予定。

キーボードに水をこぼしても耐えられる「CF-Y5」

 14.1インチ液晶モデルのCF-Y5は、1.5GHzで動作する低電圧版Intel Core Duo(L2300)を搭載。また、透過率の高い液晶や高容量電池(2850mAhセル)を採用することで、バッテリー駆動時間を従来モデル(CF-Y4)の約7時間から約9時間へと向上した。さらに、0.2ミリ厚の液晶ガラスや、59.5グラムの軽量シェルドライブ、最薄部0.55ミリのマグネシウム成型などにより、従来よりも40グラムほど軽い1490グラムを実現している。もちろんこの重量は14.1インチ液晶の2スピンドル機としては世界最軽量。ただし、新プラットフォームを採用した熱設計上の問題で本モデルはファンレスではなくなっている。

 Let's noteの基本コンセプトの1つである「タフ」についても大きく進化した。満員電車を想定した加圧振動耐性は、従来の50kgfから100kgfへとシャーシの強度が上げられているほか、耐衝撃性能としてHDD非動作時で30センチ/26方向、HDD動作時で10センチ/底面の落下に対応している。さらに本モデルではキーボード全面での防滴性能を獲得したのが最大の見どころだ。キーボードやタッチパッドなどの下に防水シートを貼り、こぼした液体が溝を通って底面の排水口から排出されるウォータースルー構造を採用することで、コップ1杯(200ミリリットル)程度の水をキーボードにこぼしてもHDDやマザーボードを保護できるという。

キーボード全面(側面とスピーカー、バッテリー部を除く)は防滴仕様になっている(写真左)。こぼした液体は内部の溝を通って底面から排出される(写真右)

 このほか細かい変更点として、バッテリー部の底面フラット化や2.6ミリストロークの新キーボードの採用、ミニポートリプリケーター(USB×3、アナログRGB出力、有線LAN)のオプション提供などが挙げられる。

 CF-Y5の主な仕様は以下の通り。

型番CF-Y5
OSWindows XP Professional(SP2)
CPULV Core Duo L2300(1.5GHz)
チップセットIntel 945GMS Express
メモリ標準/最大512MB/1024MB
液晶ディスプレイ14.1インチ(1400×1050ドット)
グラフィックスチップセット内蔵
HDD60GB
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
バッテリー駆動時間約9時間
重量約1.49キロ
予想実売価格26万円前後

世界最軽量の12.1インチ液晶搭載2スピンドル機「CF-W5」

 12.1インチ液晶を搭載したボディに、オープントップ式のDVDスーパーマルチドライブを内蔵するCF-W5は、1.06GHz動作の超低電圧版Intel Core Solo(U1300)を採用。そのほかのスペックやデザインは前モデルとほぼ同じで、100kgf級の耐圧性能やHDD動作時10センチの落下に対応する耐衝撃性能を備えつつ、クラス最軽量となる約1199グラムのボディを踏襲している。一方、CF-Y5と同様に透過率の高い省電力液晶や大容量セルのバッテリー、最新プラットフォームの採用などにより、バッテリー駆動時間は約8時間から約12時間へと大幅に向上した。

 CF-W5の主な仕様は以下の通り。

型番CF-W5
OSWindows XP Professional(SP2)
CPUULV Core Solo U1300(1.06GHz)
チップセットIntel 945GMS Express
メモリ標準/最大512MB/1024MB
液晶ディスプレイ12.1インチ(1024×768ドット)
グラフィックスチップセット内蔵
HDD60GB
光学ドライブDVDスーパーマルチドライブ
バッテリー駆動時間約12時間
重量約1.199キロ
予想実売価格約24万円前後

約15時間のバッテリー駆動が可能になった「CF-T5」

 12.1インチ液晶を搭載する1スピンドル機「CF-T5」は、1.06GHz動作の超低電圧版Intel Core Solo(U1300)とIntel 945GMSを組み合わせた基本システムを採用し、光学ドライブを省いた点を除けば主要なスペックはCF-W5とほぼ共通となる。今回のモデルチェンジではバッテリー駆動時間が約12時間から約15時間へと延びている。本体重量は約1260グラム、オプションの軽量バッテリーを利用することで約1040グラムまで軽量化が可能だ。

 CF-T5の主な仕様は以下の通り。

型番CF-T5
OSWindows XP Professional(SP2)
CPUULV Core Solo U1300(1.06GHz)
チップセットIntel 945GMS Express
メモリ標準/最大512MB/1024MB
液晶ディスプレイ12.1インチ(1024×768ドット)
グラフィックスチップセット内蔵
HDD60GB
光学ドライブ
バッテリー駆動時間約15時間
重量約1.26キロ
予想実売価格約21万5000円前後

10.4インチ液晶搭載モバイル「CF-R5」は999グラムのボディを継承

 「Let's note」シリーズで最も小型の「CF-R5」は、CF-W5、CF-T5と同様に超低電圧版Intel Core Solo(U1300)を中心とした基本システムで構成される。10.4インチ液晶を搭載し、重量約999グラムのボディを踏襲しつつ、本モデルではバッテリーライフを約9時間から約11時間へと強化した。なお、耐圧/耐衝撃性能はほかのモデルとほぼ同じだが、HDD動作時の底面10センチ落下には対応していない。

 CF-R5の主な仕様は以下の通り。

型番CF-R5
OSWindows XP Professional(SP2)
CPUULV Core Solo U1300(1.06GHz)
チップセットIntel 945GMS Express
メモリ標準/最大512MB/1024MB
液晶ディスプレイ10.4インチ(1024×768ドット)
グラフィックスチップセット内蔵
HDD60GB
光学ドライブ
バッテリー駆動時間約11時間
重量約999グラム
予想実売価格約20万円前後

 なお、同社の直販サイト「My Let's倶楽部」では、メモリの増設(512MバイトMicro DIMMを1枚追加)や、大容量HDD(CF-R5/CF-W5は120Gバイト、CF-Y5/CF-T5は100Gバイト)を選べるほか、各モデル5色から14色までのカラー天板モデルも選択できる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月13日 更新
  1. 6500円でデスクに新風! Thermalrightの小型液晶がヒット、背景にメモリ高騰? (2026年02月09日)
  2. 手のひらサイズの小型PCがお得に! GEEKOMが「冬セール」を開催中 (2026年02月12日)
  3. カラー電子ペーパーで好きな画像を飾れる「SwitchBot AIアートキャンバス」が楽しい 13.3型の迫力と魅力 (2026年02月13日)
  4. ワコムが安い? 驚きの2025年を振り返り メモリ高騰におびえる2026年の「自作PC冬眠」と「次世代CPU」への期待 (2026年02月12日)
  5. キンタロー。も驚くほぼ「入力ゼロ」の“次世代”確定申告 2026年の弥生は3つのAI活用とデスクトップ製品強化を両輪に (2026年02月12日)
  6. PC値上げの波はVAIOにも? 糸岡社長が明かす「マウスエフェクト」への対応とブランド価値の向上 (2026年02月13日)
  7. アイ・オー、拡張ドック機能を備えたType-C接続対応の27型4K液晶ディスプレイ (2026年02月12日)
  8. 新ARグラス「XREAL 1S」を試す 解像度と輝度が向上、BOSEサウンドで没入感アップ “3D変換”も大きな魅力 (2026年02月10日)
  9. 元Appleのジョナサン・アイブが手掛けるフェラーリ初EVの内装デザイン公開 物理ボタンとデジタルの融合 (2026年02月10日)
  10. 「雲」から降りてきたAIは「パーソナル」な存在になれるのか――開催から1カ月経過した「CES 2026」を振り返る (2026年02月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年