1日15時間、“タフ”に戦えますか!?――松下「Let's note LIGHT CF-T5」ダイレクトPC最前線(2/2 ページ)

» 2006年05月10日 09時00分 公開
[兼子忍&ダイレクトPC取材班,ITmedia]
前のページへ 1|2       

丈夫なボディは健在だが、新要素の導入は控えめ

 本体のデザインや構造は従来モデルをそのまま引き継いでおり、最厚部で44.3ミリの分厚いボディに目新しさを感じる部分はない。しかし、天面に加わる圧力を吸収するボンネット構造や、底面からの圧力を重要な基板に伝えにくくするフローティング構造など、さまざまな加圧から本体を守る「耐100kgf級ボディ」は健在で、満員電車のような苛酷な環境にも安心して持ち込める点は非常に心強い。また、非稼動時で30センチ、稼動時で10センチの高さから落下させても、液晶ディスプレイやHDDといった主要なパーツが破損しない耐衝撃性も、ノートPCを持ち歩いて使うユーザーにとって強い安心感につながるだろう。

 ただし、CF-Y5で導入されたキーボードの全面防滴や2.6ミリストロークの新キーボードユニットの採用は見送られた。オプションのミニポートリプリケーターに対応しない点も物足りなさを覚えるところだ。

 本体の横幅いっぱいを使って実装されたキーボードは、主要キーの横ピッチが19ミリ、縦ピッチが16ミリの横長のキートップを採用する。カーソルキーをはじめとして一部のキーは横/縦ピッチが15/13ミリとさらに狭く、キーストロークが2ミリと浅いのは気になるところだが、慣れによって補える範囲だろう。

 Let's note LIGHTシリーズのシンボルとも言える円形ホイールパッドは、外周部をクルクルとなぞることで上下方向のスクロール操作を行えるだけでなく、パッドの下から回転を始めれば横方向へのスクロールも可能(出荷時はオフに設定)だ。独特な操作方法ゆえ最初はとまどうかもしれないが、使い慣れれば重宝する。

 端子類は必要最低限の構成で、IEEE1394端子を持たないのもこれまでと同じだ。とはいえ、SDメモリカードスロットをのぞけばすべての端子が手の届きやすい位置にレイアウトされており、ケーブルやPCカードの抜き差しで不便は感じなかった。

1024×768ドット表示に対応したノングレアタイプの12.1インチ液晶ディスプレイを搭載する(左)。輝度の調整範囲は20段階と細かい。レーザー刻印を施したキーボードは従来機と変わらず、横長のキーを採用している
2基のUSB 2.0に拡張性をゆだねる構成は前モデルと同じで、コネクタの配置にも変わりはない。左側面下部にあるSDメモリーカードスロットには少々アクセスしづらいが、そのほかの端子はおおむね扱いやすい位置にある

天板カラーを14種類から選べるユニークな直販モデル

 外観こそCF-T4と変わらない本機だが、システムの一新による性能向上およびバッテリー駆動時間の延長と実用面で着実な強化を施しながら、実売価格は21万5千円前後とCF-T4登場時を維持しているのはうれしい。

 光学ドライブを内蔵しない1スピンドルのPCであることを考えると、絶対的な価格は安くはないが、A4サイズのノートPCに迫る入力環境と長時間のバッテリー駆動、そして軽量の3拍子を兼ね備えた製品はほかに見あたらない。

 店頭モデルはこれまでと同様、1モデルのみ(CF-T5KW4AXR)の展開となるが、直販サイトの「マイレッツ倶楽部」ではメモリーやHDDの容量といった基本スペック、キーボードの刻印や天板カラーの変更、Officeスイートの追加といったカスタマイズが行える。HDDは最大100Gバイトまで、メモリ容量は最大1Gバイトまでと選択肢は少ないものの、天板カラーは14色から選ぶことができる。標準のシルバーフェザーのほか、キールロワイヤル/ガンメタリック/ギャラクシーブラック/アイスキューブ/ブループリント/グリーンオリーブ/ピンクダイヤモンド/オレンジノート/ゴールデンフレア/パープルヘイズ/ローズヒップ/ブルーベリー/ミントウォーターが用意され、プラス7870円で変更が可能だ。

 また、標準保証期間が3年間(店頭モデルは1年間)と長いのに加え、ともに有償だが通常の保証では対応できない事故や火災などによる破損でもサポートしてくれる3年間特別保証の追加や、購入後1年経過した本機を点検・クリーニングしてくれる「レッツノート・クリニック」を利用できるのも直販モデルならではのアドバンテージだ。愛着を持って本機を使い続けたいと考えるなら、マイレッツ倶楽部からの購入がベターと言える。

見た目にもこだわったお気に入りの1台を手に入れる――兼子忍のオススメBTO

BTO内容と項目
CPU Intel Core Solo U1300(1.06GHz)
メモリ 1024MB(PC2-4200)
グラフィックス チップセット内蔵(Intel 945GMS)
HDD 60GB(2.5インチ)
光学ドライブ
無線LAN IEEE 802.11a/g/b
キーボード ローマ字すっきりキーボード
オフィスソフト Office Personal Edition 2003
OS Windows XP Professional(SP2)
天板カラー アイスキューブ
そのほか 3年間特別保証
価格 29万7020円(キャンペーン適用ずみ)
価格は2006年5月10日現在

 ビジネスシーンで使うモバイルノートPCを想定して構成を選んだ。HDD容量は60Gバイトのままにしたが、メモリは最大容量の1Gバイトに強化している。また、ソフトウェアにはビジネスシーンで必須のオフィススイートを追加し、即戦力として使える仕事用ノートPCに仕上げた。キーボードを、かな文字の刻印を省いた「ローマ字すっきりキーボード」に変更し、天板カラーにアイスキューブを選択して、見た目にこだわったのもポイントだ。なお、事故による破損にも対応してくれる3年間特別保証を加えている。値段はかなり高くなるが、見た目の満足感と安心して持ち運べる環境を手に入れることができた。


事前キャンペーン利用してお得にスペックを強化――ダイレクトPC取材班のオススメBTO

BTO内容と項目
CPU Intel Core Solo U1300(1.06GHz)
メモリ 512MB(PC2-4200)
グラフィックス チップセット内蔵(Intel 945GMS)
HDD 100GB(2.5インチ)
光学ドライブ
無線LAN IEEE 802.11a/g/b
キーボード ローマ字すっきりキーボード
オフィスソフト
OS Windows XP Professional(SP2)
天板カラー キールロワイヤル
そのほか 3年間特別保証
価格 25万9720円(キャンペーン適用ずみ)
価格は2006年5月10日現在

 マイレッツ倶楽部ではさまざまなキャンペーンを随時展開しており、原稿執筆時は発売前の予約キャンペーン(5月31日13時注文分まで)として、容量100GバイトのHDDを選ぶと512Mバイトのメモリ増設が1万5000円(通常は3万7800円)で行え、万が一の事故にも心強い3年間の特別保証が半額の5250円(通常は1万500円)で追加できる。これらをフルに適用して、安価にスペックの強化を図った。直販で買うと標準の保証期間が3年と長いのもうれしいポイントだ。天板の交換は費用が7850円もかかるため悩んだのだが、独自色を出したいので“ITmediaカラー”のキールロワイヤルを選択し、キーボードも「ローマ字すっきりキーボード」に変更した。結果として、店頭では購入できないLet's note LIGHT CF-T5に仕上がった。


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月27日 更新
  1. Apple製品が一斉値上げ、Mac Studioは9万円超も 主要モデルの新価格まとめ (2026年06月25日)
  2. 血管の健康状態も可視化! サブスク不要で「振動通知」を備えた意欲作のスマートリング「RingConn Gen 3」を試す (2026年06月25日)
  3. 手首の負担を減らす“逆チルト”が秀逸! Razer初の多機能エルゴキーボード「Pro Type Ergo」はオフィスの救世主に (2026年06月26日)
  4. Gemini搭載「Google Home スピーカー」は買いか? 6年ぶりの新モデルを試して分かった賢さと課題が見え隠れする“次世代機”の現在地 (2026年06月24日)
  5. 実売2000円台とコスパ最強だけど玄人向け? 断線や充電専用ケーブルも一目で判明するXYZA「USB-C CABLE CHECKER 2」の実力 (2026年06月26日)
  6. 8980円の「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ5MP」を試す 約500万画素で人物追跡、有線LAN接続も (2026年06月24日)
  7. 間もなく登場するWindows 11次期アップデート「26H2」で何が変わる? 2027年に向けたUI進化と高速化 (2026年06月23日)
  8. AM4の勢いは止まらない!? 熱伝導シート付属の「Ryzen 7 5800X3D 10th Anniversary Edition」が登場 (2026年06月27日)
  9. ビックカメラがBTOデスクトップPCの販売を開始 (2026年06月26日)
  10. カジュアルゲーマーの最適解になる? 日本HPのゲーミングノートPC「HyperX OMEN 15」のIntelモデルを試す (2026年06月25日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー