「黒いのは高いだって? それはスペシャルだからさ」――MacBookインタビューインタビュー(1/2 ページ)

» 2006年05月17日 18時52分 公開
[こばやしゆたか,ITmedia]

 「MacBook」の販売がはじまったアップルストア銀座の5階で、Apple Computerのワールドワイドハードウェアプロダクトマーケティング担当バイスプレジデントであるデビッド・ムーディ氏にインタビューする機会を得た。また、机の向かい側にはApple Computerバイスプレジデントマーケティング兼アップルコンピュータ代表取締役の前刀禎明氏も座り、時々突っ込みを入れてくれた。(聞き手:こばやしゆたか)

MacBook“KURO”は削っても黒い?

――まずはこの新しいMacBookと製品ラインアップ全体の概要をお聞かせください。

ムーディ氏:MacBookの投入はMacintoshがIntel CPUへ移行する一環だ。今までiMac、Mac mini、MacBook Proの15インチ、そして17インチと発表してきたが、今回のMacBookでノートPC製品のラインアップは完全にIntel Coreへと移行した。このMacBookはiBookと12インチPowerBookの後継という位置付けになる。

 MacBookを紹介する前に、まずMacBook Proの15インチモデルについて知らせることがある。CPUが従来のものよりもグレードアップした。また、BTOオプションとして、MacBookで採用したクリアスクリーンも選べるようになった。これにはオプション費用はかからない。

(続いていよいよMacBookの紹介。基本的な説明は昨日の記事と重複するのでここでは省略する)

ムーディ氏:さて、MacBookの特徴だが、Intel Core Duoを使った高い性能とスマートで薄いフォルム、13.3インチワイドのクリアスクリーンパネル、そして白と黒の2色があることだ。この黒いモデルはただ黒く塗っただけではなく、黒いポリカーボネート素材の上に透明なマット加工を施してあるんだ。

前刀氏:傷つけたり古くなったりすると下地が見えてしまうものがありますよね。でもMacBookはそんなことはありません。素材自体が黒いので削っても黒いんです。

ムーディ氏:黒いのは外側だけじゃない。ほら、コネクタの内側もちゃんと黒いし、スロットインDVDドライブ(の入り口)も黒い。クオリティとはつまりそういうことだよ。

お? とおもって、それぞれの端子を見ると、確かに色が塗り分けられている

――すばらしいと思います。でも、ブラックモデルの電源ケーブルは?

ムーディ氏:……白いね。これは共通になっているからなあ。

前刀氏:これはアップルマークの白に合わせてあるんです。

ムーディ氏:とにかくデザインには気を使っているよ。脚も今度は内側からはまっているので、簡単に取れたりしなくなった。

(旧iBookのゴム脚をいくつもなくしているので、これはありがたい)

ムーディ氏:また、液晶パネルを閉じたときも、今までのiBookのようにノッチで引っかかるのではなくマグネットで閉まるようになっている。(トラックパッドの下の付近をなでながら)この辺にマグネットがあるんだ。

(それではというので、そこにゼムクリップを近づけてみたのだけど、吸い付いてくっつくというほどのことはなかった。意外に弱い磁石なのかもしれない。でも、ふたを開け閉めした感じではちゃんと止まる)

ムーディ氏:キーボードも全く新しくなった。筐体とキーボードパネルが一体になったんだ。

(文章書きとしてはキータッチが一番気になる。ちょっと触った感覚では、見た目よりもずっとしっかりしていて入力しやすい。一体型なので掃除がしやすいような気もする)

――掃除がしやすそうですね。

ムーディ氏:ん、それは今までと同じだろう。メンテナンスの面では、メモリがバッテリーを外したところからアクセスできるようになった。それだけじゃない。HDDの換装もねじを3本外すだけだ。


ムーディ氏:Intel Core Duoの採用によって処理速度も非常に上がった。システムパフォーマンスでは、iBook G4と比べて5.1倍、12インチPowerBook G4と比べても4.8倍の値を得ている。また、実際のアプリケーションについても1.5から3.9倍速い。

14インチiBook G4を基準にした各アプリケーションの性能比較表。GarageBandで3.9倍になっている

ムーディ氏:最後にMacBook Proも含めたMacBookファミリーの共通の特徴を挙げておこう。まず“Thin and Light”であること。MacBook Proの厚さは1インチだし、MacBookも1インチちょっとだ。次にワイドスクリーン、iSightカメラの内蔵、Front Rowと赤外線リモコン。それから、スロットローディングのDVDドライブ、これはトレイ式みたいに引っ掛けて壊すことがないんだ。引っ掛けて壊さないといえば磁石式の電源コネクタMagSafeもそう。また、落下時にデータを保護するSudden Motion Sensorもある。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月23日 更新
  1. モニター台とドッキングステーションが合体した「Anker USB-C ハブ 10-in-1 Monitor Stand」が28%オフの1万7990円で販売中 (2026年02月20日)
  2. 上下2画面で作業効率を大幅に高める「InnoView デュアル モバイルモニター」が36%オフの2万8212円に (2026年02月20日)
  3. 画面が伸びる! 勝手に回る! デジタル文房具の未来を拓くLenovoの“変態ギミック”搭載PC 3選 (2026年02月23日)
  4. マウスの概念が変わる! ロジクールG「PRO X2 SUPERSTRIKE」が切り開く“身体感覚”と直結する新たなクリック体験 (2026年02月18日)
  5. 16GB版と8GB版のすみ分けが進むRTX 5060 Ti――HDD「完売」報道の影響は? 今週末のアキバパーツ事情 (2026年02月21日)
  6. 内蔵タッチパッドが変形する「EWiN 折りたたみワイヤレスキーボード」が24%オフの5319円で販売中 (2026年02月20日)
  7. 音楽生成モデル「Lyria 3」をGeminiアプリに統合 日本語の歌詞にも対応/「ChatGPT」に新たなセキュリティ機能「Lockdown Mode」を導入 (2026年02月22日)
  8. パーツ高騰の救世主? 実売6000円弱のコンパクトPCケースや1.4万円のIntel H810マザーが話題に (2026年02月23日)
  9. 「UGREEN Revodok USB-C ハブ 6in1」が2000円で買える (2026年02月17日)
  10. ルンバが日本のために本気を出した! 「Roomba Mini」が示す“小が大を兼ねる”新基準とは (2026年02月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年