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» 2006年05月24日 23時23分 公開

カノープス、プロ向けビデオ編集ソフト「EDIUS」をメジャーバージョンアップ

カノープスは、ノンリニアビデオ編集ソフト「EDIUS Pro version 4」を発表、6月下旬より発売する。価格は7万3290円(税込み)。起動/レンダリングを高速化したほか、50以上の機能を追加したメジャーバージョンアップとなっている。

[後藤治,ITmedia]

 カノープスは5月24日、プロ向けビデオ編集ソフトの最新版「EDIUS Pro version 4」を6月下旬より発売すると発表した。価格は7万3290円(税込み)。演算エンジンを改良し、パフォーマンスを大幅に向上したほか、マルチカム編集をはじめとする多彩な新機能が追加されている。

カノープス株式会社 代表取締役会長兼社長 山田広司氏

 発表会の冒頭で代表取締役会長兼社長の山田氏が「EDIUSシリーズ上、最も大きなバージョンアップ」と語ったように、「EDIUS Pro version 4」の強化点と新機能は多岐にわたる。パフォーマンス面ではレンダリング速度が従来の約1.5倍に高速化し、MPEGのネイティブ編集も大幅に強化。「HDV編集をAVI並みのレスポンスで操作できる」(ビデオ開発本部 ビデオ製品企画部 安齋尊顕氏)という。また、デュアルコアCPU搭載マシンでHDV出力を並列処理により高速化する「Speed Encorder for HDV」も標準装備となった(従来バージョンはオプション/1万8000円)。

 一方、新機能では、最大8トラックのカメラアングルを同期再生できる「マルチカム編集」や、シーケンスの入れ子が可能な「マルチシーケンス」、目的のフレームを起点にしてビデオの再生速度を自由に変更できる「タイムリマップ」など、“待望”とも言える機能が目白押しだ。また、全種類のカラーコレクションがキーフレームに対応し、時間の経過で色を変えていくといった効果を実現しているのも目新しい。

3つのカメラ(トラック)を使ったデモ(写真=左)。各アングルはリアルタイムに編集可能でエフェクトなどの追加も行える。タイムリマップではタイムライン上に任意のフレームを設定できるインタフェースが採用され、そこを起点に再生速度を変更できる(画面=右)
「キーフレーム有効」にチェックするとクリップ内で各パラメータのレベルを調整できる(写真=左)。製品デモでは彩度を落とし、なめらかにモノクロ映像になる効果を実演した。レベルの変化は青いラインで確認できる(写真=右)。また、矩形内の一部分(映像の任意の場所)のみに効果を反映させることも可能

 このほか、HQコーデックで8ビットアルファチャンネルをサポートし、After Effectなどの素材をそのままHQ映像として出力することが可能になった。これによりCG素材をEDIUSに取り込んで編集、出力するという一連の流れが大幅にスピードアップしている。

 さらに、ファイルインポート時のプレビュー表示やトリムウィンドウの新設など基本的なユーザインターフェースも改良された。

ファイルをオープンする時に選択したファイルのプレビューを表示できるようになった。「あらかじめ内容を確認できるので間違ったファイルを取り込むことがなくなります」(安齋氏)

 なお、今回のバージョンではユーザー認証がインターネット経由のアクティベーションではなく、USBのドングルキーとなっている。主な対応フォーマットとファイル形式は以下の通り。

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