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» 2006年06月13日 21時41分 公開

ATIが国内関係者に“Avivo”と“Havok FX”をアピール

ATI Technologiesは東京のカナダ大使館において、AvivoとHavok FXを用いた物理演算処理に関する国内説明会を行った。

[長浜和也,ITmedia]

 AvivoはATIが開発した高画質化とハイクオリティ画像の再生を可能にする技術で、「キャプチャー」「エンコード」「デコード」「ポストプロセッシング」「ディスプレイ」といった映像を処理する各ステップにおいて画質の補正、キャプチャーやデコードのハードウェアアクセラレーションが可能になる。

 ATIは昨年の9月にAvivoに関する説明会を行っており、今回もそれに準じた内容となった。アップデートとしてNeroと比較したH.264のエンコード処理速度や「Competitor」と比較した画質ベンチマーク「HQV」の結果などが紹介されている。

Avivoの性能を示すデータとしてH.264のエンコード処理時間と画質ベンチマーク「HVQ」の値を示した。H.264のエンコードではNeroの3倍のパフォーマンスを見せ、HVQのスコアは「Competitor」が58点であるのに対してAvivoは123点(満点は130点)をマークしている

ATIは「シンプルな操作性」もAvivoの特徴としてアピールする。説明会では対象ファイルを選択して、リストボックスから変換するフォーマットを選びスライダーで画質を設定するだけでトランスコード処理が行えるデモが紹介された

Radeon X1000ファミリーのAvivoディスプレイエンジン構成
ATIはViivとAvivoの関係にも言及。多くの追加デバイスを必要とするViiv対応システムにおいて、Avivoに組み込まれたテクノロジーは求められる機能を追加できる“補完関係”であると述べている

 説明会では先日のCOMPUTEX TAIPEI 2006で紹介された「Havok FX」をATI製GPUで利用する物理演算処理についても説明を行った。ATIは「Radeon X1900 XTXは最も優れた物理演算ユニットでもある」と述べ、同じはHavok FXに対応する「“緑”のアーキテクチャ」と比べても条件分岐が効率的に短いクロックサイクルで処理を実行できると説明。また、使えるバスの帯域やデータレートの違いから「デスクリートの物理演算ユニット」と比べてRadeon X1600 XTで約2倍、Radeon X1900 XTXで約9倍のパフォーマンスを発揮すると述べている。

ATIが示した物理演算における「緑のアーキテクチャ」とATIアーキテクチャの違い。ATIアーキテクチャではデスクリートの分岐実行ユニットをもっているおかげで、分岐オーバーヘッドが小さくなり処理全体に要するクロックサイクルが短くなる
ディスクリートのPPUとRadeon X1Kファミリーで使うHavok FXのパフォーマンスとスペックの比較

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