インテル、初のCoreマイクロアーキテクチャ採用CPUを発表

» 2006年06月26日 16時30分 公開
[田中宏昌,ITmedia]

まずはサーバ向けCPUでCoreマイクロアーキテクチャを採用

新Xeon 51x0のラインアップ
プロセッサナンバ 周波数 FSB L2 TDP DBS 1000個出荷時の価格
Xeon 5160 3.0GHz 1333MHz 4MB 80W 9万7000円
Xeon 5150 2.66GHz 1333MHz 4MB 65W 7万9000円
Xeon LV 5148 2.33GHz 1333MHz 4MB 40W 第3四半期発表予定
Xeon 5140 2.33GHz 1333MHz 4MB 65W 5万2000円
Xeon 5130 2.0GHz 1333MHz 4MB 65W 3万6000円
Xeon 5120 1.86GHz 1066MHz 4MB 65W 2万9000円
Xeon 5110 1.60GHz 1066MHz 4MB 65W 2万4000円
Xeon LV 5148は2006年第3四半期発表予定。

 新Xeonは開発コード名で「Woodcrest」と呼ばれていたCPUで、Coreマイクロアーキテクチャの採用により、消費電力を下げつつ性能を強化しているのが特徴だ。このマイクロアーキテクチャは、7月に発表予定の次期デスクトップPC用CPU「Conroe」、8月発表予定のノートPC用CPU「Merom」でも採用される。なお、新Xeonのダイサイズは142平方ミリメートル、トランジスタ数は2億9100万個で、リテールボックスの出荷は6月27日から開始される予定だ。

 5100番台のXeonでは、新たにFSB 1333MHzをサポートし、従来2Mバイト×2のL2キャッシュを4Mバイト共有型にしたほか、5000番台のXeonでは最大130ワットだったTDPを80〜40ワットまで引き下げているのがアドバンテージだ。製造プロセスは65ナノメートル、CPUのパッケージはLGA 771、仮想化技術のインテル バーチャライゼーション・テクノロジやEM64Tをサポートするのは、これまでのXeon 50x0と共通である。対応するプラットフォームは、すでにリリースずみの「Intel 5000シリーズ」(開発コード名:Bensley/Glidewell)で、最大4チャンネルのFB-DIMM(最大64Gバイト)に対応する。

 ちなみに、このBensleyプラットフォームは2009年までCPUソケットの互換性が維持され、来年初頭に提供予定のクアッドコア(4コア)CPUや開発コード名Clovertown、そして45ナノメートルで製造される次世代のクアッドおよびデュアルコアCPUも実装可能という。

新XeonやBensleyプラットフォームの利点をまとめたスライド。Coreマイクロアーキテクチャは、今後のインテルCPUの根幹となるアーキテクチャだ
新プラットフォームにおけるFB-DIMMとアクセラレーション・テクノロジーのアドバンテージを示した図(写真=左と中央)。Bensleyプラットフォームは2009年まで長期供給が予定されている(写真=右)

ここでもAMDからリーダーシップの奪還をアピール

インテルのカーク・スカウゲン氏

 発表会では、Coreマイクロアーキテクチャの導入により、消費電力を下げながら高い性能を実現している点を強くアピール。消費電力当たりの性能では、「今まで失ったものを取り返せると考えている」(インテル デジタル・エンタープライズ事業本部 副社長 兼 サーバ・プラットフォーム事業部長のカーク・スカウゲン氏)とし、AMDから“性能におけるリーダーシップ”を取り返せることを強調していた。

従来のXeonと新Xeonの性能比較(写真=左)。写真中央と右は、AMDのOpteron 285(2.6GHz)と比較し、性能とワット当たりのパフォーマンスでリードしていることを示したグラフだ

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