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» 2006年09月29日 11時00分 公開

ダイレクトPC最前線:Core 2 Duo+RAID O+WUXGAが可能なフラッグシップノートPC、復活――NEC「LaVie G タイプC」 (1/2)

NECのノートPC「LaVie」シリーズに、久々の“王道”を行くフラッグシップ機が登場した。その名はLaVie Cという。

[南里純一&ダイレクトPC取材班,ITmedia]

 NECのLaVieシリーズのフラッグシップモデルとして知られていたLaVie Cだが、2004年1月発表の「LC900/8E」を最後に店頭モデルは姿を消し、直販のNEC Direct専用モデル「LaVie G タイプC」として販売されていた。しかし、その直販モデルも2006年の夏モデルから消えてしまっていた。

 このように若干のブランクを経たものの、新設計のワイドボディを身に付け、ついにLaVie Cが復活した。優雅な曲線を描く形状は、同時発表のLaVie L アドバンストと同じデザインではあるが、内部アーキテクチャーは完全に別物となっており、フラッグシップモデルの名に恥じない充実した仕上がりになっている。

 このLaVie Cだが、店頭モデルは「LC900/GD」の1機種しか用意されず、しかも比較的オーソドックスなスペックなため、今回はよりパフォーマンス重視の構成を選べる直販モデル「LaVie G タイプC」に注目したい。

CPUにCore 2 Duo、液晶に1920×1200ドットの高解像度を選べる高性能PC

ボディは下位のLaVie Lシリーズと共通だが、中身は別物だ

 まずは注目の基本スペックから見ていこう。CPUはLaVieシリーズとしては初めて、Meromの開発コード名で知られていたCore 2 Duoを採用する。CPUの選択肢はT7200(2.0GHz/2次キャッシュ4Mバイト)とT5600(1.83GHz/2次キャッシュ2Mバイト)があり、LaVie L アドバンストのCPUがCore Duoであることを考えると、この点からも明確にパフォーマンスの差が付けられた格好だ。チップセットは、オールインワンタイプで唯一のインテル製(そのほかのモデルはATI Technologies製)のIntel 945GM/ICH7-Mを実装しているが、本機ではチップセット内蔵のグラフィックス機能は使われない。

 グラフィックスチップには、ATI TechnologiesのMOBILITY RADEON X1600を搭載する。グラフィックスメモリはGDDR3 SDRAMを256Mバイト搭載しているので、処理の重い最新3Dゲームもそつなくこなせるはずだ。また、動画再生支援・高画質化機能のAVIVOにも対応しており、DVD-Videoの再生がスムーズかつ精細に行える。LaVie L アドバンストでは、メインメモリをグラフィックス用に割り当てるグラフィックス統合型のATI Radeon Xpress 1250/IXP460を搭載していることから、パフォーマンスの違いは大きい。

インテルの最新CPUであるCore 2 Duoを採用する(写真=左)。中央の写真の左に見えるのがグラフィックスチップのATI MOBILITY RADEON X1600だ。CPUとグラフィックスチップは実際には銅製のヒートパイプで接続され、背面に排気がなされる仕組みだ(写真=右)

 デュアルチャンネル対応のメインメモリは、PC2-5300のDDR2 SDRAMを最小で512Mバイト搭載する。LaVie L アドバンストとは異なりオンボードメモリは持たず、2基のメモリスロットにより最大で2Gバイトまで増設可能だ。底面のカバーを外すだけでメモリスロットにアクセスできるので、増設作業は容易に行える。

 最上位モデルらしい特徴として、LaVieシリーズで唯一のRAID構成を選べる点に着目したい。HDDを2基内蔵可能な点はLaVie L アドバンストと同じだが、LaVie CではRAID 0(ストライピング)をサポートしている点に注目だ。店頭モデルのLC900/GDは80Gバイト×2台構成だが、NEC DirectのBTOメニューでは240Gバイト(120Gバイト×2台)、200Gバイト(100Gバイト×2台)も搭載できる。ドライブはSerial ATA接続で5400回転なため、パフォーマンスの面でも不満はない。なお、現時点のBTOメニューではHDDを2台選ぶと自動的にRAID 0となり、RAID 1や容量の異なるドライブを選ぶことはできない。

 液晶ディスプレイは15.4インチのワイドタイプで、LC900/GDは鮮やかな発色が魅力のスーパーシャインビューEX2液晶を採用する。解像度は1280×800ドットと標準的だが、BTOメニューでは1920×1200ドットの高解像タイプも選択できるのが見逃せない。こちらは非光沢タイプなので、発色や輝度はスーパーシャインビューEX2液晶よりも劣ってしまうが、画面領域が2.25倍にも広くなるのは大きな魅力だ。パネルの差額は1万500円と比較的小幅なため、文字の小ささが気にならなければ高解像度のほうがおすすめだ。

プライマリのHDDはタッチパッド直下にある(写真=左)。その右に見えるのがFeliCaチップだ。セカンダリのHDDベイや2基のメモリスロットは底面からアクセスできる(写真=中央)。写真にあるバッテリーはリチウムイオン(容量14.8ボルト 4400mAh)で約1.8時間、BTOでニッケル水素バッテリーを選べば約1時間(システム構成により異なる)とバッテリーの駆動時間はいずれも短い。液晶ディスプレイは非光沢だが1920×1200ドットの高解像度タイプ(写真=右)と、高輝度・広色度域・広視野角(スーパーシャインビューEX2)の1280×800ドット、高輝度・低反射(スーパーシャインビュー)の1280×800ドットが用意されている
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