今週の木曜日から、複数のショップでグロウアップ・ジャパン製の電源ユニット「GUP-EAST470JP」が販売されている。価格は2万5000円弱で、在庫は潤沢だ。
GUP-EAST470JPは定格470ワットのATX電源。内部の基盤やコンデンサ類が2段に分かれて組み込まれており、「定格300ワットの電源を2台搭載しているようなものです」(USER'S SIDE秋葉原本店)という特殊な構造を採用している。信頼性の高さが特徴で、設計は日本メーカーのイースタンが担当しており、主要パーツのほとんどに国産部材を採用しているという。
通常の電源ユニットは、+5ボルトや+12ボルトなどの電源系統が互いに影響を及ぼし合う。HDDを大量に搭載すると拡張カードの電力供給が不足したり、激しく電力を消費するグラフィックスカードのせいでシステム全体がダウンするといった問題が発生する。GUP-EAST470JPは5種類の系統を完全に独立させることで、各パーツへ常に安定した電力を供給できるのが強みだ。
USER'S SIDE秋葉原本店は「いまは電源ユニットを定格ワット数で選ぶ時代ではありません。特に大容量の電力が必要な場合は、安定して供給する信頼性が重要になります。GUP-EAST470JPは、定格500ワット超クラスの電源よりもハイスペックなマシンに組み込めるでしょう」と語る。
同ショップでは、GeForece 8800 GTXカードとAthlon 64 FX-60を搭載したマシンに、GUP-EAST470JPを組み込んだデモを展示している。取材時は、GPUがフル稼働した状況でも電源ユニットは31度前後の発熱に抑えられいた。
製品: | グロウアップ・ジャパン「GUP-EAST470JP」 |
入荷ショップ | |
クレバリー1号店 | 2万4643円 |
高速電脳 | 2万4800円 |
USER'S SIDE秋葉原本店 | 2万4990円 |
パソコンショップ・アーク | 2万4990円 |
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