PC関連の最新テクノロジーや製品を展示するアキバ最大規模のイベント「AKIBAX」が、2001年の開催から5年振りに復活を遂げた。主役は、2007年1月30日に発売される「Windows Vista」。特に、パワーユーザーが多く集まるアキバとあって、最上位バージョンの「Ultimate」に重点を置いており、正式名称を「AKIBAX 2006 powered by Windows Vista Ultimate」としている。
一般公開に先立ち、22日の午前中にプレス向けのイベントが開かれた。オープニングは、主催の秋葉原電気街振興会と特別協賛のマイクロソフト、出展社の代表による挨拶。秋葉原電気街振興会 副会長の鈴木氏が「Windows Vistaは21世紀最初の大型商品」と次世代OSへの期待の大きさを表すと、続くマイクロソフトの五十嵐氏が「アキバのユーザーにはUltimate がふさわしい」と自信に満ちた口調で語るなど、メーカーと電気街が一体となって盛り上げていくことをアピールした。
AKIBAX 2006ではWindows Vista製品版のパッケージを同じタイミングで発売する「Microsoft 2007 Office system」とともに展示し、専用ブースでRTM版のVistaを来場者が体験できるように多数のマシンを用意している。
プレスセッションでは、マイクロソフト Windows本部 本部長 ジェイ・ジェイミソン氏は、AKIBAX 2006を開発完了後のVistaを一般公開する国内で初の場と捉え、「今日は重要なマイルストーンとなる」と発売開始に向けた販促活動を本格始動することをアピールした。同社 五十嵐氏は「“2007年はいい年だったね”ではなく、“2007年が転機だったね”と言われたい。Windows Vistaが今後のPCの価値を広げ、すべての関連製品がたくさん売れることを信じている」と、6年振りとなる次世代OSにかける意気込みを再び熱く語った。
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