「2007年が転機だったねと言われたい」――5年ぶりに復活のAKIBAX週末アキバPickUP! 番外編(1/2 ページ)

» 2006年12月24日 01時56分 公開
[古田雄介(アバンギャルド),ITmedia]
5年振りのAKIBAXは1997年から数えて6回目

 PC関連の最新テクノロジーや製品を展示するアキバ最大規模のイベント「AKIBAX」が、2001年の開催から5年振りに復活を遂げた。主役は、2007年1月30日に発売される「Windows Vista」。特に、パワーユーザーが多く集まるアキバとあって、最上位バージョンの「Ultimate」に重点を置いており、正式名称を「AKIBAX 2006 powered by Windows Vista Ultimate」としている。

 一般公開に先立ち、22日の午前中にプレス向けのイベントが開かれた。オープニングは、主催の秋葉原電気街振興会と特別協賛のマイクロソフト、出展社の代表による挨拶。秋葉原電気街振興会 副会長の鈴木氏が「Windows Vistaは21世紀最初の大型商品」と次世代OSへの期待の大きさを表すと、続くマイクロソフトの五十嵐氏が「アキバのユーザーにはUltimate がふさわしい」と自信に満ちた口調で語るなど、メーカーと電気街が一体となって盛り上げていくことをアピールした。

秋葉原電気街振興会 副会長 販促企画委員会 委員長 九十九電機 代表取締役 鈴木 淳一氏による挨拶(写真=左)。特別協賛のマイクロソフトからは、パーソナルシステム事業部 執行役 事業部長 五十嵐 章氏がスピーチ(写真=中央)。最後は出展社代表として、ソフトバンクBB コマース&サービス統括 統括担当 溝口 泰雄氏が締めた(写真=左)

Windows Vistaのパッケージが初公開

 AKIBAX 2006ではWindows Vista製品版のパッケージを同じタイミングで発売する「Microsoft 2007 Office system」とともに展示し、専用ブースでRTM版のVistaを来場者が体験できるように多数のマシンを用意している。

 プレスセッションでは、マイクロソフト Windows本部 本部長 ジェイ・ジェイミソン氏は、AKIBAX 2006を開発完了後のVistaを一般公開する国内で初の場と捉え、「今日は重要なマイルストーンとなる」と発売開始に向けた販促活動を本格始動することをアピールした。同社 五十嵐氏は「“2007年はいい年だったね”ではなく、“2007年が転機だったね”と言われたい。Windows Vistaが今後のPCの価値を広げ、すべての関連製品がたくさん売れることを信じている」と、6年振りとなる次世代OSにかける意気込みを再び熱く語った。

Windows Vistaのパッケージ。ブラックがUltimateで、ブルーがBusiness、濃いグリーンがHome Premium。Home Basicがライトグリーンを基調にしている(写真=左)。Officeソフトのパッケージも、Vistaと同じく右上の角を丸めている。マイクロソフト初のセキュリティスイートとなる「Windows Live One Care」のパッケージも一緒に展示していた(写真=中央)。プレスセッションでVistaの付加価値について説明するマイクロソフト Windows本部 本部長 ジェイ・ジェイミソン氏(写真=右)
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