AKIBAX 2006では、マイクロソフトのほかに、ASUSTeKやAMD、NVIDIAなど14メーカーがブースを設けており、各社がWindows Vista対応の製品を展示している。
ASUSTeKのブースでは、AMDブランドのチップセット「480X CrossFire」を搭載した未発売のマザー「M2A-MVP」を使ったデモ機が見られる。同社は12月中の出荷を予定しており、価格は1万5000円前後になる見込みという。また、奥には、AMDの次世代プラットフォーム「Quad-FX」に対応したマザーボード「L1N64-SLI WS」も展示。Quad-FXは組み込み向けの出荷を想定しており、単品発売は未定(12月11日のAMD主催イベントによる)とされていたが、同社は「2月に単体で発売する予定です。価格は5万円前後」と具体的に語った。
また隣にあるAMDのブースで、“兄貴”こと日本AMD マーケティング本部の土居 憲太郎氏に確認したところ、「早ければ1月末に単品発売を開始するかもしれません。組み込みマシンの出荷は1月中旬を予定しているので、それから半月後になるでしょうか」と裏付ける発言も見られた。。
なお、ASUSTeKとギガバイトの合同会社が2007年から本格始動すると噂されているが、ASUSTeKによると「共同開発などは行っていません。ただ、高付加価値製品はASUSTeK、低価格帯はギガバイトがメインに展開といった棲み分けは行っていく予定です」とのことだった。


AMD 480X CrossFireチップセット搭載のASUSTeK製マザー「M2A-MVP」(写真=左)。Quad-FX対応のマザー「L1N64-SLI WS」(写真=中央)。「“兄貴”というブランドを確立していきたい」と話す日本AMDの土居氏。AMDのブースでは、12月11日のAMD主催イベントでも話題になった“メガタスク”デモが体験できる(写真=右)このほか、Vistaのガジェットを利用して電子書籍型コンテンツを表示するソリューション「FlipViewer」を参考展示していたイーブック・システムズのブースが目を引いた。コンテンツに「アキバだから…」と、中川翔子の写真集や萌えキャラで埋め尽くされた「ねとらん者」などの用意しており、(一部の)来場者に好評を博しているとか。
また、アイ・オー・データ機器のブースでは、Vista対応のワンセグチューナー「SEG CLIP」や、Vistaの「ReadyBoost」機能に対応したUSBメモリ「ToteBag」などのデモを展示していた。発売が待たれるSEG CLIPだが、同社は「年内に間に合うように出荷します」と話している。


イーブック・システムズの「FlipViewer」が体感できる(写真=左)。コンテンツがちょっとアレなのが面白い(写真=中央)。NECのブースでは、Windows 3.1時代からのパソコンが展示されており、Vistaまでの変遷を眺めることができる(写真=右)

アイ・オー・データ機器の広報グループ 荒部谷さん自ら、トナカイの格好で場を盛り上げる(写真=左/中央)。こちらはサンタさん。HTC Nipponのブースにて、ソフトバンク対応のスマートフォンを展示している(写真=右)AKIBAX 2006は本日24日まで開催される。
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