年末に向かうこの時期は、PCパーツショップでもクリスマスグッズとともに光モノアイテムが売れるようになるという。クリスマスにひとりでPCに向かっていると、孤独に耐えきれず訳の分からない行動に走りたくなるが、視界の端に映る飾り気のない自作マシンを電飾すれば、きらきらと輝く光で少しは気がまぎれるかもしれない。そこで、低価格な光モノアイテムを使ってPCを美しく飾ってみることにした。もちろん、あまりお金は使わない方向で。
まずはパーツの選定だ。時期的にクリスマスグッズで固めるのもいいが、マシン自体をディスプレイするためには、光量の多い光モノが欲しい。お勧めなのはサンビームの「CN-BA」だ。ケースファンやケーブルガードなどのサプライ品が多い光モノにあって、CN-BAは純粋に光るだけ、つまり機能的な側面を持たない男らしいアイテムである。赤と青、緑のランプを内蔵した4基のLEDユニットを備えており、5インチベイ型の操作パネルで光の色を調整できるのが特徴だ。
CN-BAは2004年ごろからアキバに登場し、すでに生産終了品となっているが、現在もスポット製品として大量入荷しているショップが多い(この季節ならなおさらだ)。実売価格が700円〜1000円弱と安いことから「入荷すれば確実に売れる優良アイテムです。まとまった数を仕入れるチャンスがあれば、今後も入荷するでしょう」(ツートップ秋葉原本店)とのこと。
4基のライトをそろえているが、残念ながら複数の色を同時に表現することはできない。クリスマスカラーの赤と緑を表現するために、今回は2台用意した。価格はツートップ秋葉原本店で1580円。
ライトのケーブル長は約80センチ。筆者のマシンは標準的なミドルタワーケースなので、操作パネルを5インチベイの最上段に設置しても余裕で背面の底部まで届く。各ライトはマジックテープでケースのシャーシなどに固定する仕様で、ライトのつけ根に180度の首振りが可能なスタンドが付属しているため、無段階でライトの角度を決められる。設置に手間取ることなく、スムーズに作業できた。
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