レビュー
» 2007年01月24日 13時09分 公開

最強のデスクトップPCがクアッドコアでさらなる高みへ――Endeavor Pro4000(1/2 ページ)

クアッドコアを搭載可能になったエプソンダイレクトの「Endeavor Pro4000」。価格に見合う性能なのか? 静音性は? がしがしエンコして試してみた。

[坪山博貴,ITmedia]

 エプソンダイレクトの「Endeavor Pro4000」(以下、Pro4000)は、同社のハイエンドデスクトップPCだ。登場時のレビューでも分るとおり、本機の魅力は高い静音性と拡張性、そしてBTOにより実現できる極めて高いパフォーマンスである。当初はCore 2 Extreme X6800がBTOで選択可能な最も高性能なCPUだったが、クアッドコアの解禁とともにCore 2 Extreme QX6700が追加され、さらに強力な処理能力を手に入れた。

 一方、本体ケースやコアコンポーネントに大幅な変更はない。高い拡張性を備えたシャーシは、カバーの開閉から拡張カード類の抜き差し、5インチベイドライブの着脱までを工具なしで行えるし、フロントからアクセスできる4つのリムーバブルHDDベイも使い勝手がいい。もちろん、メンテナンス性だけでなく、本体内部のエアフローまできちんと配慮した設計だ。

 コアコンポーネントは、Core 2 Extreme QX6700と入れ替わるかたちでCore 2 Extreme X6800がBTOメニューから外された。グラフィックスもCrossFire構成がBTOから外される一方で、ATI RADEON X1900XTがより高速化されたX1950XTに代わり、NVIDIA GeForce 7900 GTXとATI FireGL V7200が追加され計7製品に選択肢が増えている。ゲーマー向けとOpenGL対応の双方で、ATIとNVIDIAを問わずハイエンドの製品が選択可能となり、単にグレードだけでなくユーザーの「好み」にも対応できるようになった。HDDも80〜500Gバイトのドライブを4台使ってRAID 10構成まで選択可能と、自由度の高いBTOも健在だ。

4つのコアになっても高い静音性、だが……

 試用に使ったマシンは、CPUにクアッドコアのCore 2 Extreme QX6700(2.66GHz)を、メモリは2Gバイト(PC5300 1Gバイト×2/デュアルチャネル)搭載し、HDDが500Gバイト×2(RAID 0)、グラフィックスはATI RADEON X1950XTX、そしてDVDスーパーマルチという構成だ。CPUだけでなくトータルで見てもかなりハイパフォーマンスな仕様と言える。また比較用には、デュアルコアで動作クロックが同じCore 2 Duo E6700(2.66GHz)を搭載したモデルも試用している。

 さて、電源投入直後の数秒間はファンがフルスピードが動作するため、動作音がはっきりと聞こえてくる点は従来と同様。もちろん、ファンがBIOSのコントロール下に入ると、ほどなくしてほぼ無音状態となり、Windows XPの起動時はもちろん、起動後にブラウザを利用したり、動画再生を行うといった程度では変化しない。CPUファンの回転速度は1200〜1400rpmといったところだ。たんにファンコントロールがきっちり行われているだけでなく、クーラーマスター製のCPUクーラーに変更されている点も貢献しているだろう。

 ただし、Core 2 Duo E6700搭載の製品と比較するとCPUファンが高回転になる機会は増えた。ベンチマーク実行時でもファンの回転数が上がらない比率の方が高いが、マルチスレッドで高い負荷がかかる場合、例えば3DMarkでCPUのみでレンダリングを行うテスト項目や、PCMarkでマルチスレッド性能を計測するテスト項目では明らかにCPUファンが高速に回転する。

 実質、Core 2 Duo E6700のコアが2つ封入されたCPUなので当然といえば当然かもしれないが、処理能力が高い分高負荷時の発熱量も大きいわけだ。実際にCPU温度を監視していると、20度台から一気に60度オーバーに達するので、CPUクーラーが一気に高回転となるのは避けられないようだ。

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