レビュー
» 2007年02月09日 12時39分 公開

ビジネスもVistaで――B5サイズのリアルモバイル「Endeavor NA102」 (1/2)

光学ドライブ搭載で約1.2キロの軽量ノートPC「Endeavor NA102」。新たにデュアルコアに対応した実力をVista Businessで試した。Aero Glassはさくさく動く?

[坪山博貴,ITmedia]

 エプソンダイレクトの「Endeavor NA102」は、B5サイズの2スピンドルノートPCだ。光学ドライブを搭載しながら重量を約1.2キロまで抑え、使い勝手と携帯性を両立したのが最大の特徴である。そのコンセプトは先代モデル「NA101」をそのまま継承しているが、今回Windows Vistaの登場にあわせて新たにデュアルコアCPU「Core Duo U2500」(1.2GHz/超低電圧版)をBTOで選択可能になっている。Vista用にシステム処理能力を向上させた形だ。

 一方、Windows Vistaのうち選択できるのはHome BasicとBussinessの2つで、このほかWindows XP HomeとProfessinalも用意し、個人ユースとビジネスユースの両方に対応している。

 ボディの配色は、トップカバーとボトムケースを銀、ディスプレイとキーボードを黒で塗り分けたツートンカラーを採用。内側の面がグレーだった「NA101」に比べると、こちらのデザインはグッと引き締まった印象を受ける。また、ボディ全体のカラーリングが「ツヤ消し」調になっており、ビジネス用途でも浮いた感じのない落ち着いた雰囲気だ。

 シャーシ部分は従来モデルと同じく、トップカバー/ボトムケース/キーボードフレームにマグネシウム合金を採用し、軽量化と強度を両立している。また、天板を「凸」にプレス加工してディスプレィ部の剛性を高めたり、パネルを閉じる時の固定フックに金属を採用するなど、モバイルノートゆえに求められる堅牢性には特に気を遣っているようだ。

左から本体前面/背面/左側面/右側面。3基のUSBポートとIEEE1394、有線LAN(100BASE-TX/10BASE-T)、3メディア対応メモリカードスロット(SD/MMC/MS)、PCカードスロットなどを備える

 主なスペックを確認しておこう。BTOに対応するコンポーネントは、CPUがCeleron M423(1.06GHz)/Core Solo U1400(1.2GHz)/Core Duo U2500(1.2GHz)の3種類、メモリは512Mバイトをオンボードで装備し、1024〜1536Mバイトまで増設が可能。HDDは1.8インチの30Gバイトもしくは2.5インチの40〜100Gバイトで、光学ドライブにはコンボ/DVDスーパーマルチ/なし(ウェイトセーバー)を選択できる。また、IEEE802.11a/b/g対応の無線LANとBluetoothもオプションで追加可能だ。

 一方、1024×768ドット表示に対応する12.1インチ液晶ディスプレイや、Intel 945GMチップセット内蔵のグラフィックス機能は固定スペックとなる。何もかもBTOというわけにはいかないが、モバイルPCとしてはBTOの自由度が高く、例によって制限もほとんどない。BluetoothもVer2.0+EDRの最新スペックを「内蔵」できる点はポイントに挙げられる。

 なお今回の試用機は、CPUがCore Duo U1400、1Gバイトメモリ(512Mバイト×2)、100GバイトHDD、コンボドライブ、無線LAN、OSにWindows Vista Businessの構成だ。

見た目はそのままに使い勝手をさらに熟成

液晶とキーボード

 モバイルPCではキーボード周りの出来が気になるところだが、本機のキーも17.7ミリと少々変則なピッチを採用している。これは先代の「NA101」同様、B5というフォームファクターに均等ピッチでキーボードを収めるためだ。

 もっとも、変則ピッチのキーは最小限に抑えられているし、「ENTER」や「TAB」といった利用頻度の高いキーは大きめに確保されている。実際ノートPCを長く使っているとボディの幅にユーザー側が順応してくるので、主要キーが19ミリピッチで変則ピッチのキーが多いよりは、均等ピッチでそろえたほうがよいと思う人もいるだろう(個人的には筆者もその口で、例えば左端に特殊キーが縦に並ぶキー配置などは、非常に苦手というか、どうにも慣れることができない)。

 また、最上段に並ぶファンクションキーは、横長サイズ(幅15ミリ)の変則ピッチになっているが、ファンクションキーは4つずつに仕切りの空間が設けられ、視覚的に把握しやすくなっている。キーレイアウトに関してあえて難点を挙げるなら、右SHIFTキーのピッチが主要キーと同じ17.7ミリとやや狭いことだが、筆者はSHIFTキーは両端という感覚が強いので(つまり両端寄りを押す癖があるので)さほど不便は感じなかった。この点は好みの分かれるところだろう。なお、「Fn」と左「CTRL」をBIOSで入れ替える機能は健在だ。

タッチパッドが指1本でスクロールできる多機能タイプになった

 キーピッチやストロークは「NA101」と共通だが、その一方でキータッチはよりしっかりとしたタイプに変更された。強めにタイピングするとキーボード中央部のたわみが少しだけ気になるものの、これも場所によってキータッチが変わるほどの違いではない。

 タッチパッドは、パームレストの間に一段低く窪ませて配置する同社製品おなじみのデザインだ。これは誤動作を抑える役割を持っている。ちなみに「NA101」ではエッジ部を使うスクロール機能には対応していなかったが、本機では縦横スクロールに対応した。この点は「NA101」の弱点とまで言われていただけに、見た目では分からない大きな改善点と言えるだろう。

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