クアッドコアの最高峰「Core2 Extreme QX6800」の性能を知るイマドキのイタモノ(2/2 ページ)

» 2007年04月10日 11時00分 公開
[笠原一輝,ITmedia]
前のページへ 1|2       

マルチスレッドに対応したアプリケーションでは効果大だが……

 実際のベンチマークプログラムを利用してCore 2 Extreme QX6800の性能をチェックしていこう。ベンチマークに利用したのは、筆者がITmediaで掲載しているベンチマーク記事では基本的には2006年の夏からすべて同じバージョンのプログラムを利用している。環境(グラフィックスカード、ドライバなど)もすべて同じものを使っているので、2006年6月以降に掲載されている環境の互換性がある過去のデータとも併せて参照してしい。なお、各ベンチマークの説明に関しては、こちらの記事を参照していただきたい。

CPUAthlon 64 FX/X2Core 2 Extreme/Core 2 Quad/Core 2 Duo/Pentium XE
チップセットnForce 590 SLIIntel 975X
マザーボードASUS M2N32 DeluxeD975XBX2
メモリDDR2-800DDR2-667
メモリモジュールPC2-6400(5-5-5)PC2-5300(5-5-5)
容量1GB
ビデオチップNVIDIA GeForce 7900 GT
ビデオメモリ256MB
ビデオドライバNVIDIA ForceWare 90(v91.03)
標準解像度1024x768ドット、32ビットカラー
ハードディスクWesterDigital WD360
フォーマットNTFS
OSWindows XP Professional+ServicePack2+DirectX9.0c

SYSmark2004 SE Office Productivity
SYSmark2004 SE Internet Content Creation

TMPGenc 4 Xpress(MPEG2toMPEG4 AVC 3Mbps)フレームレート
CineBench 2003

3DMark06 総合
3DMark06 CPU

3DMark05 総合

DOOM3(timedemo demo1、HighQuarity)
Final Fantasy XI Official Benchmark 3 Version 1.0

 基本的な傾向は、Core 2 Extreme QX6700のレビュー記事やCore 2 Quad Q6600のレビュー記事で評価したとおりで、シングルスレッドにのみ対応したベンチマーク(SYSmark2004 SEのOffice Productivity、3DMark05、DOOM3、Final Fantasy XI Official Benchmark 3 Version 1.0など)では、デュアルコアのCore 2 Extreme X6800(2.93GHz)と大きな差はない。しかし、逆にアプリケーションレベルでマルチスレッドに対応しているSYSmark2004 SE Internet Content Creation、TMPGenc 4 XPRESSを利用したエンコード、CineBench2003を利用したCPUによる3D描画テスト、3DMark06のCPUテスト(グラフ6)ではクアッドコアの効果がでている。

 このあたりは以前のレビューで指摘したとおりで、やはりクアッドコアの本当の魅力を引き出すには、アプリケーションレベルでマルチスレッドに対応していることが必要になると言えるだろう。

“普通のユーザー”ならまもなく価格が改定されるCore 2 Quad Q6600に期待

 以上のように、Core 2 Extreme QX6800は、動作クロックがデュアルコアの最高峰だったCore 2 Extreme X6800と同じ2.93GHzに到達したこともあり、シングルスレッドでの性能に関しても間違いなくインテル製コンシューマー向けCPUの最高峰にあるといっていいだろう。ただ、価格に関しても、日本円で14万2380円(1000個ロット時の価格)とこちらも超弩級と言ってよい。現在のCore 2 Extreme QX6700の実売価格が12万円台半ばであるので、実際にはそれに近くなると考えられるが、それでも予算が余っているユーザーでもなければ手が出せない価格だ。シングルスレッドでもマルチスレッドでも、インテル製CPUの最高峰を手に入れるというプレミアに納得がいくのなら検討の余地はあるだろう。

 “普通のユーザー”でクアッドコアを手に入れたいと思うのであれば、やはり下位SKUとなるCore 2 Quad Q6600がターゲットになるだろう。今のところCore 2 Quad Q6600の価格は851ドルとなっているが、まもなくこれが下げられる方向で検討がなされているという。OEMメーカー筋からは、インテルが4月下旬に予定している価格改定でCore 2 Quad Q6600は500ドル台半ばまで価格が下げられるという情報もでている。現在のCore 2 Duo E6700程度の価格になるわけで、メインストリームユーザーでも十分検討に値するレンジになるだろう。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月17日 更新
  1. 8TB SSDがまさかの50万円超え!? 連休明けのアキバで目立つストレージ高騰と注目の特価マザー (2026年05月16日)
  2. ノートPCの作業領域を劇的に広げる「15.6型 折りたたみトリプルディスプレイ」がタイムセールで8万982円に (2026年05月15日)
  3. 持ち運べる21型相当のディスプレイ! 14型×2画面でコスパに優れるアイ・オーのモバイルディスプレイ「LCD-YC1412DX」を試す (2026年05月14日)
  4. IntelとAppleがチップ製造で暫定合意か/Microsoft製品の「Copilot」アイコンがフローティング表示に共通化 (2026年05月17日)
  5. 「MacBook Neo」は「イラスト制作」に使えるか? Appleが仕掛ける“価格の暴力”を考える (2026年05月12日)
  6. PCの自作やアップグレードに適した「CORSAIR VENGEANCE RGB DDR5-6000 32GBキット」が15%オフの6万3490円に (2026年05月15日)
  7. カバンに収まるコンパクトな「Ewin 折りたたみ式ワイヤレスキーボード」が32%オフの4746円に (2026年05月13日)
  8. ノートPCもキーボードも丸ごと運べる! 収納付き膝上テーブル「デスクエニウェア2」を試す (2026年05月15日)
  9. 高騰続くパーツ市場、値札に衝撃を受ける人からDDR4使い回しでしのぐ自作erまで――連休中のアキバ動向 (2026年05月11日)
  10. FIIO、円形パネルを備えたエントリー仕様のデジタルオーディオプレーヤー (2026年05月15日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年