きょうはいろんな意味で最高峰な「Pentium Extreme Edition 955」の性能と効率をチェックした(前編)CPU(3/5 ページ)

» 2005年12月28日 03時55分 公開
[笠原一輝,ITmedia]

ベンチマークプログラムは「業界標準」で

 筆者がITmediaでCPUのベンチマーク記事を担当するのは今回が初めてとなる。なので、読者の皆さんには筆者が行うベンチマークについてのポリシーを説明しておきたい。

 まず、ベンチマークプログラムの選定に関しては、基本的に「業界標準」と認識されているものを採用する。そのため、業界団体であるBAPCoや独立系ベンチマークベンダのFuturemarkのベンチマークなどを中心に、3Dゲームや3Dレンダリング、エンコードなどのいくつかのアプリケーションソフトウェアを組み合わせて、その結果をもとに評価していくことになる。CPUベンダが作ったベンチマークなどは特定の偏りがでる可能性があるので採用しない。

 また、一度選定したベンチマークは筆者が担当するレビュー記事に関しては半年間は変えない。これは、ベンチマークという尺度を頻繁に変えることで、特定ベンダの製品が有利になったり、逆に不利になることを避けるためだ。ただし、ベンチマークプログラムのメジャーバージョンアップが行われたときは以前のバージョンの結果を表示しつつ、新しいバージョンの結果も同時に掲載していく。

 なお、結果に関しては基本的に「傾向がよくでているもの」をグラフにして掲載することになるが、「違うポイントを評価したい」という要望にも対応するため、すべての結果に関して別途、表形式で公開していくので、興味があるユーザーはそちらをご覧になりご自分で評価していただくという使い方もありだろう。

 なお、結果に関してはあくまで筆者個人の環境で評価した結果であり、別の環境では同じベンチマークを使っても記事とは異なる結果がでる可能性があることをあらかじめお断りしておく。

 なお、ベンチマークに関しては、ユーザーの利用環境を勘案し、アプリケーションの種類ごとにベンチマークを行っていく。具体的には下記のような選択となっている

カテゴリベンチマーク特記事項
オフィスアプリケーションSYSMark2004 SE/Office Productivity 
コンテンツ作成SYSMark2004 SE/Internet Contents Creation 
TMPGenc 3 XPress MPEG2>WMVトランスコードMPEG2(8Mbps、6312フレーム)をWMV 3Mbpsにトランスコード
CineBench2003 
3Dゲーム3DMark03(Build 3.6.0)nonAA、nonAniso
3DMark05(Build 1.2.0)nonAA、nonAniso
DOOM3timedemo1をUltraQuality NoAA
FarCRY Hardware OC Benchmark v1.4PC Game Hardware Demoを使用
Final Fantasy XI Official Benchmark 3 Version 1.0 Highハイレゾリューション設定
 テストに利用するベンチマークのリスト

 いずれも業界標準のベンチマークに日本のハイエンドユーザーに人気があるエンコードソフトウェア「TMPGenc 3 XPress」、3Dゲームの「DOOM3」「FAR Cry」「Final Fantasy XI Official Benchmark 3 Version 1.0」を加えた構成となっている。

 なお、これとは別に、コンポーネント単位での性能を計測するベンチマークであるPCMark05(Build 1.0.0)の結果も計測してある。メモリなどのコンポーネント単位での結果を計測しなければならない場合には、こちらの結果もあわせて参照していきたい。

 あわせて、システム全体の消費電力も比較する。測定は計測技術研究所の「ワットチェッカー」を電源ケーブルと電源アウトレットの間に挟み込むことで、その時点におけるシステム全体の瞬間消費電力(単位はワット)を計測している。CPUに依存するマザーボード、メモリ以外は基本的には同じコンポーネントを利用しているので、測定した値の違いはCPU、マザーボード、メモリの消費電力を表していると考えてよい。

 なお、計測は「Windowsが起動してストールした状態」「TMPEenc 3 XPressでエンコードを開始して5秒後」の2ポイントで行っている。

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