レビュー
» 2005年12月28日 03時55分 公開

きょうはいろんな意味で最高峰な「Pentium Extreme Edition 955」の性能と効率をチェックした(前編)CPU(5/5 ページ)

[笠原一輝,ITmedia]
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3DMark03 3DMark

3DMark03 CPU Score

 Futuremarkの3DMark03は3Dゲームのベンチマークで、DirectX9に対応した最初のゲームベンチとして長らく使用されている。3DMark03の総合結果値である3DMarkでは、若干の差はでるが、基本的にはどのCPUでも大きな差はない。これは3DMarkではGPUのウェイトが重く、CPUの違いであまり結果の差が出ないためだ。

 3DMark03でCPUの差を見るには3DMark03 CPU Scoreと呼ばれるテストを見るといい。ここではAthlon 64 FX-57がもっとも高いスコアを出し、次いでAthlon 64 X2 4800+、Athlon FX-55、Pentium XE 955という結果になった。3DMark03ではマルチスレッドの処理が少ないため、シングルコアでもクロックが高いAthlon 64 FX-57に有利であったため。Pentium系でもPentium 4 670がPentium XE 955に次ぐスコアを出している。

3DMark05 CPU Score

 Futuremarkの3DMark05は3Dゲームベンチマークの定番で、シェーダモデル3.0という最新のプログラミングモデルに対応している。こちらも総合数値である3DMarkで大きな差はでていないが、CPU ScoreではPentium XE 955が圧倒的なスコアを出した。3DMark05のCPU Scoreにはマルチスレッドの処理が含まれているため、マルチコアCPUが有利になる傾向がある。現在市販されている3Dゲームでマルチスレッド処理を行うタイトルはあまりないが、今後登場するゲームタイトルではマルチスレッド処理を行うものも増えていくと考えられるため、そうした次世代ゲームタイトルにおける性能と考えるといいだろう。

DOOM3 timedemo demo1

FarCry Hardware OC Benchmark v1.4

 DOOM3、FAR CRYはいずれも定番、かつ“重い”と言われている3Dゲームだ。だが、いずれの結果でもあまり差はでていない。これらのゲームではGPUへの負荷が重すぎて、CPUはほとんど仕事をしていない状況になっているためだ。今回は多くのユーザーの環境に近いように売れ筋であるGeForce 6600搭載グラフィックスカードを組み込んでいるが、もう少し高速なGPUなら違った結果になるかもしれない。ただ、売れ筋のミドルレンジ、もしくはバリュークラスのGPUを使っているシステムではCPUがゲーム性能に与える影響は小さい、という見方もできるだろう。

Final Fantasy XI Official Benchmark 3 Version 1.0 High Resolution

 Final Fantasy XI Official Benchmark 3 Version 1.0は、スクエアエニックスの定番3DゲームであるFinal Fantasy XI向けのベンチマークプログラムで、Final Fantasy XIをやる場合にいかに快適にできるかを示している。

 このベンチマークの場合、マルチスレッド性能は重視されず、同じアーキテクチャであればクロックが高い方がよい性能を示す傾向がある。結果はその通りで、Athlon 64 FX-57が最もよいスコアを出した。Pentium XE 955はPentium 4 670にも負けており、そうした傾向があることが伺える。

 以上、マルチスレッドが効いてくるベンチマークでは最高の結果を出した(ただしその他多くの結果では、意外と苦戦を強いられている)Pentium XE 955であるが、はたして「効率」という面ではどうだろうか。

 というところで、そのあたりを「後編」でさらに検証していきたい。

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