きょうはいろんな意味で最高峰な「Pentium Extreme Edition 955」の性能と効率をチェックした(前編)CPU(4/5 ページ)

» 2005年12月28日 03時55分 公開
[笠原一輝,ITmedia]

Office Productivity、3DMark05 CPU Score、CineBenchで最高性能を叩き出す

 今回は比較対象として、デュアルコアのPentium D 820(動作クロック2.8GHz)、Athlon 64 X2 4800+(2.4GHz)、Athlon 64 X2 4400+(2.2GHz)、Athlon 64 X2 3800+(2GHz)、シングルコアのPentium 4 670(3.8GHz)、Pentium 4 660(3.6GHz)、Athlon 64 FX-57(2.8GHz)、Athlon 64 FX-55(2.6GHz)を用意した。また、Pentium XE 955のHTの効果を見るため、D975XBXのBIOSでHTテクノロジをオフにした環境も計測している。

CPUAthlon 64 FX/Athlon 64 X2Pentium D/Pentium 4Pentium XE
チップセットnForce4 SLI x16Intel 945GIntel 975X
マザーボードA8N32-SLI DeluxeD945GTPD975XBX
メモリDDR400DDR2-667DDR2-667
メモリモジュールPC3200(3-3-3)PC2-5300(5-5-5)PC2-5300(5-5-5)
メモリ容量1Gバイト
ビデオチップNVIDIA GeForce 6600(300MHz)
ビデオメモリ256Mバイト(500MHz)
ビデオドライバNVIDIA ForceWare 80(v81.89)
標準解像度1024x768ドット、32ビットカラー
HDDWesterDigital WD360
フォーマットNTFS
OSWindows XP Professional+ServicePack2+DirectX9.0c
 テスト環境

SYSmark2004 SE/Office Productivity

 SYSmark2004 SEのOffice Productivityは、Microsoft OfficeやWebブラウザ、Adobe Acrobatなどを利用して、オフィスワーカーが文章を作るまでをシミュレートしたベンチマークテストだ。実在するオフィスアプリケーションを利用しているため、ユーザーの実利用環境に近い結果がでると言われている。

 結果はPentium XE 955とAthlon 64 FX-57がほぼ同等になった。Pentium XE 840では、Athlon 64 X2 4800+には遠く及ばなかっただっただけに、FSBクロックが1066MHzになり、動作クロックも3.2GHzから3.46GHzへと引き上げられた効果がでていると考えることができる。

SYSmark2004 SE/Internet Content Creation

 SYSmark2004 SEのInternet Content Creationは、Adobe PhotoshopやPremiereなど実在するコンテンツ作成ソフトウェアを利用して、コンテンツを作成し、最終的にWebサイトを作るまでをシミュレートするベンチマークソフトだ。コンテンツデータの編集をする場合の性能の目安になる。

 結果は、Athlon 64 X2 4800+がPentium XE 955を上回った。ただし、こちらもPentium XE 840に比べてインテルとAMDの差が縮まっている。コンテンツ作成のアプリケーションには、アプリケーションレベルでマルチスレッドに対応しているものが多いので、シングルコアのAthlon 64 FX-57の結果はふるわない。Pentium XE 955でハイパースレッディングの効果が如実に現れているのも同じ理由からである。

TMPGenc 3 XPress フレームレート

 TMPGenc3 XPressを利用して、8MbpsのMPEG-2を3MbpsのWMVに1パスでトランスコードする時間を計測し、その時間でフレーム数を割ってフレームレートを求めている。ここでも、Athlon 64 X2 4800+がPentium XE 955を上回っている。

 なお、Pentium XE 955では、HTオフの結果ががHTオンを上回っている。これはTMPGencが4つの論理コアを上手く使いこなせていないのが原因と思われる。こうしたアプリケーションは意外とあって、場合によっては4つの論理コアが上手く活用できていないためにかえって性能が下がる可能性があることを示している。

CineBench 2003

 MAXON ComputerのCineBench 2003は、3Dの画面をレンダリングすることで、CPUの性能を計測するベンチマークプログラムだ。レンダリングはシングルCPU時と、マルチCPU時の両方が計測される。ここでは、マルチCPU時に、Pentium XE 955がAthlon 64 X2 4800+を上回った。なお、このベンチマークではHTオフとオンで結果の差が大きいが、これは、このプログラムが4つの論理コアを上手に使っていることを示している。

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