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» 2007年05月17日 03時00分 公開

BDMV/BDAV両対応のBDオーサリング統合ソフト――ジャングル「TotalMediaExtreme」 (1/2)

ジャングルの「TotalMediaExtreme」は、BDMVとBDAVのオーサリングに対応したBlu-ray Disc/DVDライティング統合ソフト。発表会にはあの“映像の鬼”も登場した。

[ITmedia]

Blu-ray Discに注力した再生、制作、記録の統合ソフト

 ジャングルは5月16日、米アークソフト(ArcSoft)が開発したBlu-ray Disc/DVDオーサリング統合ソフト「TotalMediaExtreme」を6月7日より発売すると発表した。また、TotalMediaExtremeに含まれる機能を個別に製品化した、オーサリングソフト「TotalMediaAuthor」、再生ソフト「DigitalTheatre」も同時発売する。対応OSは、いずれもWindows XP/Vistaだ。

左からTotalMediaExtreme、TotalMediaAuthor、DigitalTheatre

ラインアップと価格
製品名 価格
TotalMediaExtreme 1万6590円
TotalMediaAuthor 1万290円
DigitalTheatre 1万290円

 TotalMediaExtremeは、TotalMediaAuthorとDigitalTheatreにバックアップ&ライティングソフトの「TotalMediaBackup&Record」を加えた3つのアプリケーションで構成されるBlu-ray Disc/DVDのライティング統合ソフトとなっている。TotalMediaBackup&Recordの単体発売はない。

DigitalTheatre

DigitalTheatre

 再生ソフトのDigitalTheatreは、Blu-ray DiscとHD DVDの両方に対応。ディスクごとにソフトウェアの再インストールをすることなく、両方のディスクを再生できる。BDMVプロファイル1、2やBD-Jプロファイルに対応しており、Blu-ray Disc規格を策定したBlu-ray Disc AssociationによるBDMV certificationとBD-JAVA certificationを取得。市販BD-ROMに含まれるインタラクティブ技術を含むコンテンツのフル機能を再生可能としている。BDAVやAVCHDビデオカメラで撮影したHD映像、DVD-Videoも再生可能だ。

 再生品質については、DXVA(DirectX Video Accelaration)に対応し、NVIDIA PureVideoやAMD Avivoによる動画再生支援もサポート。異なるコーデックの映像を連続再生する際にスムーズに表示できるダイナミックストリームスイッチ機能も搭載した。これにより、タイトルがMPEG-4 AVC/H.264、本編がMPEG-2などコーデックの異なるディスクの場合、他社ソフトでは画面切り替え時に一瞬止まっていたが、自然に再生できる。

 そのほか、DigitalTheatreは起動時にPCの環境をスキャンし、Blu-ray DiscやHD DVDが再生可能かどうかを調査する診断ツール「BD/HD DVD Guide」機能を持つ。また、Windows Media Centerのプラグインとして機能するため、VistaのMedia Centerから同ソフトをダイレクトに呼び出せる。

 Blu-ray Disc/HD DVD再生時の動作環境は、CPUがCore Duo T2700(Core 2 Duo E6300以上推奨)、メモリが512Mバイト、グラフィックスカードがNVIDIA GeForce 7600 GT/7800 GTX/7900 GX2/7900 GTX/7950 GX2、AMD Radeon X1600/X1800/X1900シリーズ以上推奨(グラフィクスメモリ512Mバイト以上推奨)となっている。ただし、再生に用いるコーデックをアークソフトが独自開発したことで、競合他社の製品に比べて比較的低いスペックでもHD映像をコマ落ちせずに再生できるという。

TotalMediaAuthor

 TotalMediaAuthorは、Blu-ray DiscとDVDに対応したオーサリングソフト。HD DVDには対応していない。Blu-ray Discに関しては、DVD規格のDVD-Videoに相当するBDMVと、DVD-VRに相当するBDAVの2つの記録形式に対応しているのが特徴になる。オーサリングツールは、BDMVに対応したTotalMediaStudio MVと、BDAVに対応したTotalMediaStudio AVの2つが用意されており、記録形式によって使い分ける仕様だ。

 素材の入力は、HDV/DVキャプチャやHDD内にある動画/静止画ファイルの取り込みに対応。動画ファイルは、MPEG-2やMPEG-4 AVC/H.264、MPEG-4、MPEG-1、AVI、WMV、DVR-MS、QuickTime、Real Videoなどをサポートする。動画ファイル内の音声に加えて、WAV、MP3、WMAなどの音声ファイルを追加することも可能だ。アスペクト比16:9と4:3のコンテンツが混在したディスクも作成できる。

 BDMVのオーサリングは、DVD-Videoのようなサムネイル入りメニューやチャプターの設定に対応する一方、市販BD-ROMのようなインタラクティブ機能を追加することはできない。BDAVのオーサリングは、映像を追記してプレイリストを作成することが可能。音声はリニアPCMもしくはドルビーデジタルで収録できる。映像の編集は、BDMVもBDAVも複数点の一括カットに対応する。

 そのほか、DVDオーサリングでは規格外の映像や形式の異なる複数のビデオクリップをDVD規格に適合させるマルチトランスコーディング機能、不要な再エンコードを抑えるスマートレンダリング機能、ディスク容量を超過した映像部分をディスク1枚に入るように圧縮したり複数枚に分割して書き込める機能などを持つ。メニューなしのDVD-Videoを作成することも可能だ。

 Blu-ray Discへの書き出しについては、BDMVオーサリング時のコーデックにVC-1を選べる。なお、6月末に提供される予定の無償アップデータでは、AVCHDビデオカメラの映像取り込みと書き戻し、HDV形式でのDVテープ書き戻しといった機能が追加される予定だ。

TotalMediaAuthorでの動画キャプチャ(写真=左)。BDMVオーサリングではDVD-Videoのようなメニューを作成できる(写真=右)

BDMVオーサリングの機能一覧(写真=左)と、BDAVオーサリングの機能一覧(写真=右)

TotalMediaBackup&Record

 TotalMediaBackup&Recordは、Blu-ray Discに対応したバックアップ/ライティングソフト。HD DVDには対応していない。データの定期的な自動バックアップが可能で、バックアップしたデータはイメージファイルとしてディスクに書き込める。音楽CDの作成にも対応する。

バックアップ機能はスケジュールの設定(写真=左)や、手動での保存が行える(写真=右)

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