「反撃のはずが……」――熱心なRADEON派は、立ち会い変化に不満古田雄介アキバPickUP!(1/4 ページ)

» 2007年05月21日 12時00分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「熱くても、長くても、尖っていれば買うのにな」――R600第一弾はミドルレンジ!?

ATIに対する期待と不安をない交ぜにした某ショップのPOP

 AMDが5月14日に発表した、新GPUシリーズ「RADEON HD 2000」の最上位GPU「RADEON HD 2900 XT」を搭載したカードが、発表当日から週末にかけて5モデル登場した。価格は5万2000円〜6万5000円で、それぞれの在庫は少数。従来のハイエンドGPU「RADEON X1950 XTX」搭載カードが出回ってから、ちょうど8カ月経っており、登場を待ちわびていたRADEON好きのユーザーは多い。

 RADEON HD 2900 XTは、DirectX 10に対応する統合シェーダを採用した新世代のGPUで、高画質化回路「Avivo HD」を搭載している。コアクロックは742MHz。メモリは512MバイトのDDR3で、動作クロックは1.65GHzとなる。

 今回登場したグラフィックスカードは、すべてリファレンスデザインに準拠しており、ブラケット2段分を占有する大型クーラーを搭載し、Dual DVI出力とTV-Outをサポートしている。店頭で確認できたメーカーはATIとSapphire、GECUBE、PowerColor、玄人志向の5社。

ATI「ATI RAD R600XT 512MB DDVI/VIVO」(写真=左)。Sapphire「RADEON HD 2900 XT」(写真=中央)。GECUBE「GC-HD2900XT-VIE3」(写真=右)

 期待の新製品ながら、売れ行きはいまひとつの様子。あるショップは「割安なハイエンドモデルといっても、GeForece 8800 GTXに太刀打ちできないパフォーマンスなので、手を出す人は少ないですね。消費電力が高く、1枚で定格600ワット以上の電源を推奨する点もネックになっているようです」と話す(関連記事:「Radeon HD 2900 XT」を「GeForce 8800」シリーズと比較する)。

 熱心なRADEONユーザーと自認する某店員さんは、“R600第一弾”に失望していた。「今までのATIなら、不利な状況でもNVIDIAと正面から対決していました。無理してでもGeForece 8800 GTXの対抗馬を出すべきだった。たとえ15万円しても、基板が30センチ以上長くても、800ワット電源を推奨していても、私は買います。そういった“尖った”姿勢がATIの魅力だったのに、立ち会い変化で中途半端なラインアップを出されてもね。このまま小粒にまとまるのだけは勘弁してほしいのですが……」と嘆く。

 ただし、あるショップは代理店から届いたRADEON HD 2900 XTカードの在庫情報で、誤って10万円以上の仕入れ値がついていたことを明かす。「RADEON HD 2900 XT以上のGPUが近々登場するため、そのカードと金額を間違えて記載したのでは?」と、“真の”ハイエンドカードがまもなく登場することと期待していた。

 一見強引な予想だが、海外サイトでは“RADEON HD 2900 XT 1024 DDR4”や“RADEON HD 2900 XTX”などの未発表GPUの情報が飛び交っており、それを根拠に買い控えしているユーザーがアキバにもいるという。

製品名:ATI「ATI RAD R600XT 512MB DDVI/VIVO」
入荷ショップ
高速電脳6万4800円

製品名:Sapphire「RADEON HD 2900 XT
入荷ショップ
クレバリー1号店5万4573円(バルク品)
クレバリー1号店5万6673円
BLESS秋葉原本店5万7800円
高速電脳5万7800円(バルク品)
パソコンショップ・アーク5万8000円
USER'S SIDE秋葉原本店5万8590円
T-ZONE.PC DIY SHOP5万8980円
フェイス秋葉原本店5万9770円
TSUKUMO eX.5万9800円
製品名:GECUBE「GC-HD2900XT-VIE3」
入荷ショップ
BLESS秋葉原本店5万5800円
パソコンショップ・アーク5万5980円
高速電脳5万7800円

製品名:PowerColor「2900XT 512MB DDR3
入荷ショップ
BLESS秋葉原本店5万5800円
パソコンショップ・アーク5万5980円
TSUKUMO eX.5万7980円
ドスパラ秋葉原本店6万2979円
製品名:玄人志向「RH2900XT-E512HW
入荷ショップ:
クレバリー1号店5万1423円
T-ZONE.PC DIY SHOP5万2780円
フェイス秋葉原本店5万2970円
TSUKUMO eX.5万2980円
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月25日 更新
  1. 間もなく登場するWindows 11次期アップデート「26H2」で何が変わる? 2027年に向けたUI進化と高速化 (2026年06月23日)
  2. 8980円の「SwitchBot 屋外パンチルトカメラ5MP」を試す 約500万画素で人物追跡、有線LAN接続も (2026年06月24日)
  3. 45gの伝統を破った「忍者」の感触を持つ1台 HHKB 30周年記念モデルがもたらす「軽さ」をじっくり試す (2026年06月24日)
  4. Gemini搭載「Google Home スピーカー」は買いか? 6年ぶりの新モデルを試して分かった賢さと課題が見え隠れする“次世代機”の現在地 (2026年06月24日)
  5. 各ポートの充電状況が見える「UGREEN 100W PD 充電器 5ポート」がセールで33%オフの5980円に (2026年06月22日)
  6. EIZO、21:9比に対応した曲面34.1型ウルトラワイド液晶ディスプレイ 7年間標準保証を実現 (2026年06月24日)
  7. 「Next GIGA」を見据えた動きはまだまだ続く! 1人1台の学習用PCだけでなく特別教室や校務で使うPCも展示多数 (2026年06月23日)
  8. 白い「Osmo Pocket 4P」をDJIのグローバル本社「Sky City」で見てきた ハッセルブラッドを統合する真の狙い (2026年06月22日)
  9. レノボ、約990gの軽量設計を採用したCore Ultra(シリーズ2)搭載14型モバイルノートPC (2026年06月23日)
  10. サンワ、状態確認ができる小型液晶パネルを備えた8ボタン搭載ワイヤレスマウス (2026年06月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー