米EMC傘下のVMwareはMac OS X用の仮想化ソフト「VMware Fusion」の最新β版「Beta 4」を公開した。
Beta 4ではUnityと呼ばれる新機能を追加。UnityはParallelsのCoherenceに似た、WindowsをFinderと統合させる機能で、Mac OS X特有の機能であるExposeを使ったアプリケーションとウィンドウの切り替えも可能。Dockも利用できる。
新しいβではBoot Campとの統合も改善された。Windows Vistaの実験的サポートが提供され、Boot Campのパーティションを自動認識できるようになったほか、キーボード、マウスの不具合が改善され、ドライバの最適化が行われた。パフォーマンスの改善により、ウィンドウをドラッグした時などの動きが機敏になっているという。
このほか、仮想ハードウェアの設定、ユーザー体験も改良されている。今回から30インチCinema Displayの最高解像度が利用可能になった。
VMware FusionはParallels Desktopのライバル製品で、Parallelsよりも一足先に3Dアクセラレーション機能を搭載している。製品版はまだ出荷されていない。
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