レビュー
» 2007年06月30日 09時00分 公開

直販PC購入講座:夏ボでコンパクトなVistaマシンを買いたいなっ (1/3)

サラリーマンにとって年に2回のお楽しみ、ボーナスの時期がやってきた。この際だしパーッとPCでも新調して全部使ってしまえ。

[兼子忍,ITmedia]

ボーナスの使い道を考えて浮かれていますか、そうですか

 私事で非常に恐縮なのだが、先日カラオケで知人が歌った曲の中に「あなたは就職をしたことがないからボーナスをもらえないんですよ」という内容の歌詞が出てきた。真っ当なサラリーマンなら心置きなく笑えるところだろうが、筆者のようなフリーランスにとっては、心にぐっさりと突き刺さる歌なのである。だって本当にもらえないんだもの。

 そこに追い打ちをかけるように、編集部から「夏ボでPCを新調するショッピングガイド記事」の依頼。筆者が受けた心の傷を少しでも癒すべく、夏のボーナスをもらったつもりになって、この原稿を書いている。ちょうどこの狭苦しい部屋にも導入しやすいコンパクトPCが欲しいと思っていたので、直販メーカーのWebサイトを眺めながら購入計画を立ててみよう。

 さて、一口に直販メーカーといっても、大手メーカーからショップブランドまで選択肢はたくさんある。今回はさまざまなフォームファクタを用意し、豊富なBTOメニューをそろえるエプソンダイレクトで機種を選んだ。PCを買ったらすぐに使いたいと思うのは心情だが、エプソンダイレクトならオーダーしてから営業日ベースで2日で届く。例えばこれは、前日に店頭販売PCの情報をWebで集めて翌日店舗に出向き、そこで実際に製品を購入して配送を頼むのとほとんど変わらない早さだったりする。

 購入対象は、フットプリントをコンパクトに抑えられる省スペース型PC、容積が小さく机上に置いてもじゃまにならないスモールサイズPC、使わないときには片付けられるノートPCの3種類だ。

コンパクトPCのメリットとデメリットを知ろう

 国内のPC市場で特に売れているのがノートPCだ。その理由は、使うときに手元で広げて、使い終わったら片付けられるという、自由な設置性にある。つまり、ワンルームマンションのようなスペースに余裕のない住宅や、自分が自由に使える個室でもフリースペースを犠牲にすることなくPCを使えるのが受けている、というわけだ。

 ほとんどのデスクトップPCは、使い終わったら片付けるというわけにはいかないが、設置に広い面積を必要としない省スペースPCなら、自由に使える空間を広く取りつつPCを常設することができるので、こちらも候補に入ってくる。

 一方、コンパクトPCの設置性に対するデメリットとして挙げられるのが、発熱に対するキャパシティの狭さ。ただしこれは、Core 2 Duoや低電圧版Athlon 64の登場により、Pentium 4やPentium Dが主流だった一昔前に比べて大幅に改善された。最大の熱源であるCPUが“冷たく”なったことにより、大口径のケースファンで筐体内部に強い気流を生み出すのが難しいコンパクトPCでも、冷却性や静音性を保ちつつ、高性能CPUを搭載することが可能になったのだ。現在では、コンパクトPCでもメインマシンとして快適に使える1台を手に入れることができる。

 もう1つの弱点となるのが筐体内部の拡張性の乏しさだが、これは物理的なスペースの問題であるため、いまも昔も変わらないコンパクトPCのデメリットだ。例えば、本体のシャーシ構造がHDD専用ベイにアクセスしやすいものだったとしても、そもそもベイに空きがなければ増設はできない。また、グラフィックス機能にいたっては、はじめからアップグレードパスが用意されていないことも多い。特にノートPCでは、CPUやグラフィックスチップといった主要パーツは買ったままの状態で使い続けるしかないのだ。

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