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» 2007年06月30日 09時00分 公開

直販PC購入講座:夏ボでコンパクトなVistaマシンを買いたいなっ (2/3)

[兼子忍,ITmedia]

「安く仕上げる」だけじゃない、BTOの上手な使い方

 BTOで直販PCを購入する際には、ほとんどの人が価格と性能のベストバランスをめざして搭載パーツを選んでいると思う。だが、もう一歩踏み込んで、将来性までを視野に入れてパーツを選択すれば、内部拡張性の乏しさというコンパクトPCの弱点をある程度は補うことができる。

 例えば、HDD専用ベイを1基しか持たない製品なら、肥大化傾向にあるメディアファイルのデータ量を考慮して、HDDに必要な容量より1〜2ランクほど大容量のドライブを選んでおくといった具合だ。

 メモリについても同様に、あらかじめ余裕を持って搭載することで、初期搭載分のメモリモジュールを捨てることなく、将来的にも十分なメモリ容量を確保できる。当然、購入時にはより多くの出費が必要になるが、ボーナスで温まった懐なら多少の追加出費は許容できるだろう。むしろボーナスを使い切るぐらいの意気込みで搭載パーツを選べば、アップグレードにかかる費用を削減できて、結果として出費の総額を抑えることができるはずだ。

 ハードウェアスペック以外の要素に注目するのもBTOの上手な活用法だ。その筆頭がソフトウェアで、将来的にビジネス用途の可能性があるのなら、いまは不要でもBTOでオフィススイートを追加しておくほうがいい。初期投資をケチってオフィススイートを省いた結果、後からパッケージ版を追加購入することになれば、PC購入時に追加するのに比べて実に2万円も高い費用がかかる。

 また、通常より長期間の保証を受けられる延長保証や、ユーザーの過失まで修理対象に含む拡張保証についても、可能であれば追加しておこう。いくら注意しても、起こる時には起こってしまうのが事故というもの。PCを丸ごと買い替えること考えれば、保証に支払うわずか数千円の追加出費がいかに安いものかは容易に想像できるだろう。

自分の使い方に最も適したフォームファクタを選ぶ

 ここでコンパクトPCと呼んでいる製品は、冒頭にも述べた通り、省スペース型PC、スモールサイズのミニPC、ノートPCの3種類である。実際にPCを購入する際には、この中から自分にとって最適なものを選び出すことになるが、BTOで搭載パーツの取捨選択ができる人なら、どのフォームファクタにするべきかある程度はイメージしているはずだ。ここでは初心者ユーザーを対象に、具体的な例を挙げつつ購入指南をしていこう。

 まず、一人暮らしのワンルームマンションのように、生活に関わるすべての行動を同じ場所で行うなら、ノートPCを選ぶのがオススメだ。テーブルが1つあればそれを食事用スペースにも、PCを使うスペースにも利用できるので、限られた居住空間の有効活用につながる。また複数の部屋がある広めの住宅でも、1台のPCをさまざまな場所で使いたい場合は、電源を落とさずに設置場所を移動できるノートPCが便利だ。

 次に、書斎や子供部屋など、生活の一部だけを担う場所でPCを使うなら、デスクトップ型のコンパクトPCを選ぶといい。こういった空間なら、PCと液晶ディスプレイを常設するスペースも確保しやすいはずだ。また、常時電源を入れておけば、必要な時にすばやくPCを利用できるため、ちょっとした調べ物をしたいといったときは、ノートPCより優れた使い勝手を得られる。

 省スペースPCとミニPCの選び分けは好みによるところが大きいが、机上に設置したいなら、見えるところにあっても圧迫感が少ないミニPC、机をより広く使いたいなら、床にも設置できる省スペースPCを選ぶのがベストだろう。

 エプソンダイレクトの製品から、本ページで取り上げたフォームファクタに該当する製品を選ぶと、省スペースPCでは「Endeavor MR3100」、ミニPCなら「Endeavor ST100」、そしてノートPCには15.4インチワイドノート「Endeavor NJ2050」が適している。次ページでは10万円以下〜20万円の予算を目安に各製品のBTO例を紹介するので、これを参考に最も満足できる1台を購入してほしい。

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