手に汗握る一瞬──インテル社長の“自作PC”は起動するのかシニア世代に「神様の上」が授けるPCの自作術(1/3 ページ)

» 2007年07月09日 19時09分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 「コンピュータおばあちゃんの会」は1997年から活動を行っている、PCの使い方を学習する高齢者グループの会で、当会のホームページにある沿革を見ると、これまでもTVや雑誌などで数多く紹介されているという。インテルの定例記者会見で紹介されているように、7月26日から7月29日には当会か主催する「すがもパソコン茶屋」がインテルの協力を得て行われる。

 その打ち合わせの席上、コンピューターおばあちゃんの会とインテルの吉田和正氏(代表取締役共同社長)のあいだで、「PCの中身って見たことがないんですよ。一度見せていただけませんこと」「せっかく中身をごらんになるなら作り方もお教えいたしましょう」というやりとりがきっかけとなって、「インテル代表取締役共同社長」が直々に、自作PCの組み立て方をレクチャーすることになった。

 吉田氏もPCの組み立ては経験済みで、自宅ではスケルトンカバー筐体のなかで組み込んだLEDが夜な夜な「紫やピンクに輝いている」(吉田氏)自作PCを愛用しているそうだが、しかし、吉田氏がPCパーツを自ら手にとって、PCを組み上げていく過程はこれまで“公に”されていない(新年懇談会で“画像”が公開されたことはあったが)。このイベントは「インテルの共同社長がシニア世代にPCの組み立て方を自ら伝授する」という本来の目的に加えて「インテルの共同社長の自作スキルは本物なのか」という、“謎”も明らかにしてくれる実に興味深い機会となった。

 当日10時に集まった「コンピュータおばあちゃんの会」のメンバー約20名を前にして、ワイシャツにネクタイ姿の吉田氏は、「PCを構成するパーツ」の紹介から説明を始めたのであった。

「きょう皆さんにご紹介するのは自分で組み立てるPCなんですねー」社長、それはマイクでございません
「使う部品は、きのう秋葉原で買ってきたものなんですよ」「ほほー、おいくらですかね」「え、ええっと、全部で15万円ぐらいですかね」

今回使う筐体はmicroATXプラットフォームのキューブケース。電源も自分で組み込むタイプだ。ちょっと難易度高くないですか? 吉田社長
「ごらんのとおり、なかは空っぽです。このなかにいろいろ部品が入っていきます。なんか手品みたいですね」

マザーボードはインテル製。「この袋は静電気を防ぐようにできています」
「これが、コンピュータのボードなんですけど……、小さいですね。この空いたところにCPU、インテルは(自分達を)“パソコンの頭脳”を作っている会社ですといっていますが、それがここに入ります」「“メモリ”はどこにありますか」「この青と黒の、そこに入ります」

CPUは当然ながらインテル製。しかも、いきなりクアッドコアの登場だ。「いま、インテルが出している中で一番性能の高いCPUです」(吉田氏)
リテールのCPUクーラーも紹介。「重たい処理をさせるとCPUが一生懸命働いて熱を持ちますからこれで冷やしてあげます」「うちのPCは夏になると熱くて動かなくなるんだよ」「ふぁっふぁっふぁっふぁ」

特別サービスで、普段見ることのできないヒートスプレッダを「ぺろっとはがして」(吉田氏)とった姿も披露した
「ここの1つ1つに2つのCPUが入っているので全部で4つの頭脳、クアッドといいます」「それ、いま2枚入っているの」「2枚入って2つずつでクアッドです」

光学ドライブはDVDマルチドライブをチョイス。次世代光学ドライブを選ばなかったのはコストを考えると当然か?
HDDは250Gバイトのドライブを用意した。「写真とかファイルとかを入れておくHDDです。なかに円盤が入っています。これはなかに入っていますから普段目に見えません」

電源なしPCケースを用意したので、電源ユニットも調達してきた吉田氏。自作PCとしては正しい姿勢だが、初心者にはちょっとに荷が重い
「これが電源です。電気を使いますから、ここにコンセントをつないで、 こちらがマザーボードのここにスポッと入って、電気を供給します」

 「大きく部品を紹介しますと、マザーボードがあって、CPUを差してメモリを差して、この(筐体)なかに入れて、電源をつけて、HDDをいれて、光学ドライブをいれて、一番大変なケーブルを差す細かい作業があって、そんなに簡単ということではないですけど、やっていて面白いです」とPCパーツをひと通り紹介した吉田氏は、続いて「順番はあるようでないようで」といいつつ、PCパーツの組み立てに取り掛かった。

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