「ぶっちゃけ録画できます」――アキバで「Monster X」が売れるワケ古田雄介のアキバPickUP!(3/4 ページ)

» 2007年07月29日 18時00分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

単品発売する初のサンタマザーは、自作上級者向きのクセモノ

iBASE「MI910F-R」

“Santa Rosa”のコードネームで知られる最新型のノート向けCore 2 Duoに対応した初のマザーボードが、今週の木曜日に登場した。iBASE「MI910F-R」で、価格は5万円台前半。在庫は少数だ。

 MI910F-RはMini-ITXタイプの工業用マザーボードで、Core 2 Duo T7100から7700などが搭載できる。チップセットはIntel GM965 ExpressとICH8Mを採用しており、通常サイズのPCIスロットとPCI-Express x1スロットを排他で利用する仕様。基板の裏側にMini-PCIスロットを1基備え、オンボードグラフィックスによりアナログRGB出力端子も備えている。

 入荷したショップでは注目を集めてはいるものの、購入するユーザーはまだいない様子だった。ツートップ秋葉原本店は「5万円台と気軽に買える価格でないうえに、難易度も高すぎます。物理的に搭載できるMini-ITXケースは限られていますが、新型Core 2 Duoの発熱を処理できるケースとなるとさらに限られる。ケースを加工したり、冷却システムを工夫するスキルがないと使いこなすのは難しいでしょう」と話す。

 ただ、その難しい仕様を受け入れる声もある。某ショップは「Mini-ITXマシンは、ケースや拡張カードとの干渉をうまく回避するのが醍醐味。イチからケースを作る人もめずらしくないですよ。高い性能が期待できるMI910F-Rは、かなり魅力的なアイテムだと思います」とエールを送る。

MI910F-Rの基板(写真=左)。裏面にMini-PCIスロットを備える(写真=中央)。LGA775ソケット搭載のMini-ITXマザー「MI900F-R」も同時に入荷するショップもあった。価格は5万円前後(写真=右)

製品:iBASE「MI910F-R」
入荷ショップ
ツートップ秋葉原本店5万3480円
高速電脳5万3800円
パソコンショップ・アーク5万4480円

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