オレのThinkPadはゼロスピンドルッ!SSDな男たち(1/2 ページ)

» 2007年08月31日 11時11分 公開
[王深紅,ITmedia]

何かと話題のSSDを使ってオールドPCに“ふっかつのじゅもん”を唱えた

HDDの代替として注目を集めているSSD

 かつては高根の花だったフラッシュメモリも、ここ数年で急激に値段が下がり、HDDに代わるストレージデバイスとして注目を集めている。2006年になってSSD(Solid State Drive)という形で商品化され、PCメーカーからも搭載モデルが相次いで登場した(関連記事:VAIO type Gゼロスピンドルモデルで“もっさりVista”に喝を入れた「ZERO」がもたらす幸せってなに?──ソニー「VAIO type U <ゼロスピンドル>モデル」など)。そして秋葉原などでSSDのバルク品が扱われはじめ、ユーザーがSSD単品を入手できる環境がようやく実現した。まだまだ容量が少なく高価なSSDだがジリジリと価格は下がっており、より大容量のモデルも現れている。時間が経過すれば、さらに値段が下がるのも間違いないところだろう。

 徐々にではあるが敷居が下がりつつあるSSD。そこで今回は実売4万円前後で入手できるSSDを使って、オールドPCの復活にチャレンジした。夏休み最後の週末を粋にすごそうというわけだ。

 ここでは秋葉原のフェイスで販売されているトランセンド2.5インチSSDをピックアップした。型番は「TS16GSSD25-S」で、容量は16Gバイト、インタフェースはUltra ATA/66、動作電圧は5ボルトだ。ボディ全体をメタルケースでカバーした精悍(せいかん)さが魅力的で、厚さが7.4ミリとスリムなのも特徴である。そして何よりうれしいのが、容量16Gバイトのモデルで実売4万円前後、32Gバイトでも6万円前後と“SSDとしては比較的”手ごろな価格で入手できることだ。

 現在、SSDの最新モデルはより高速なメモリスピードを誇るタイプも出ているが、何より価格が高く、インタフェースもSerial ATAとなる場合が多いため、本企画の趣旨にはそぐわない。ちなみに、現時点のトランセンド製SSDは読み出し/書き込み速度が公開されていないものの、次ページのテスト結果を見る限り、オールドPCでは満足のいく速度を発揮してくれるようだ。

容量16Gバイトのトランセンド製SSD「TS16GSSD25-S」(写真=左)。サイズが100.2(幅)×69.85(奥行き)×7.4(高さ)ミリ、重量は約87グラム(実測値)だ。インタフェースはUltra ATA/66で、右端のジャンパピンでMaster/Slave/Cableの切り替えを行う(写真=中央)。メタルカバーを開けると、Samsung製のメモリチップが現れる(写真=右)

まずはThinkPad X23を召還

2002年に登場したThinkPad X23

 続いて、SSDを使って復活を図るPCには、手持ちの中からThinkPad X23(2662-ESJ)を選んだ。子供用のWeb閲覧/メール端末機として余生を送っていたのだが、HDDのトラブルでお蔵入りしていた。

 2002年に発売されたThinkPad X23(2662-ESJ)の主なスペックは下の表にまとめた。発売当時の価格は26万4000円で、プリインストールOSはWindows 2000 Professionalだ。これに256Mバイトのメモリ(PC133)を増設していたので、SSDに換装する際もOSをWindows XP Professional(SP2)に変更した以外はそのまま流用している。また、比較用のHDDには初代Mac miniに入っていた容量40GバイトのSeagate ST940110Aを使った。

 2.5インチHDDを内蔵した1スピンドルモデルとして、“王道”を歩んでいたThinkPad X23だが、SSDによるゼロスピンドル化は果たして成功するのだろうか。

ThinkPad X23(2662-ESJ)の主なスペック(発売時)
CPU LV Mobile Pentium III 866MHz-M
チップセット Intel 830MP
メモリ 128Mバイト(PC133)
HDD 30Gバイト(2.5インチ/4200rpm)
液晶ディスプレイ 12.1インチ
画面解像度 1024×768ドット
グラフィックス ATI Mobility Radeon(8Mバイト)
本体サイズ 279.4(幅)×226.8(奥行き)×24.9〜30.2(高さ)ミリ
重量 約1.68キロ
OS Windows 2000 Professional

注意

製品を分解/改造すると、メーカー保証は受けられなくなります。内部で使用されている部品などは編集部が使用した製品のものであり、すべての個体にあてはまるものではありません。


ベンチマークテスト用に使った2.5インチHDD「Seagate ST940110A」(写真=左)。リンゴマークが目を引く。容量は40Gバイトだ。ThinkPad X23のHDDベイは右側面にある。底面のネジを1本外すだけで簡単に取り出すことが可能だ(写真=中央)。こちらは16GバイトのSSDをHDDベイに装着したところ(写真=右)

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月21日 更新
  1. Gemini搭載PC「Googlebook」ついに予約開始へ/Anthropic CEOのAI開発減速提言 (2026年09月20日)
  2. モバイルCPU採用のデスクトップPCからデュアル水冷G TUNEまで――過去最大級ブースで魅せたマウスコンピューターの「本気(マジ)」を軣社長に聞く (2026年09月20日)
  3. アイリスオーヤマ、ワイヤレス充電にも対応したエントリー15.6型Androidタブレット (2026年09月18日)
  4. NAND高騰時代を乗り切る「失敗しないSSD選び」とは? TGS2026でキオクシアなどストレージメーカー5社の戦略を追う (2026年09月20日)
  5. PCのストレージ不足解消と高速化に役立つ「キオクシア 2TB 内蔵SSD SSD-CK2.0N4B/R」がセールで10%オフの5万8480円に (2026年09月20日)
  6. 25万以上が訪れるも異例の幕切れとなったTGS2026 MSIのゴッホコラボPCから手軽な配信アプリまで、会場で見つけた注目製品をレポート (2026年09月21日)
  7. 令和の世に“新作”と共によみがえった「NEOGEO AES+」の実機に触れる ASICを再設計して高い互換性を実現 (2026年09月19日)
  8. 通勤とジム通いを両立できるバックパック「マムート セオン トランスポーター 25」がセールで40%オフの1万4413円に (2026年09月20日)
  9. 会議の議事録やメモを効率化できる「iFLYTEK AINOTE Air 2」が1万6000円引きで販売中 (2026年09月20日)
  10. 【速報】TGS2026、台風25号接近に伴い最終日(9月21日)の一般公開を中止に (2026年09月19日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー