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» 2007年09月21日 14時30分 公開

イマドキのイタモノ:まずは写真でみる、GIGABYTEのIntel X38マザー「GA-X38-DQ6」

IDF 2007で10月登場が明らかにされたIntel X38 Expressチップセットだが、前回のASUSにつづいて今回はGIGABYTEの「DDR2対応」製品を紹介しよう。

[長浜和也,ITmedia]

 インテルの新世代チップセット「Intel 3シリーズ」の最上位モデルといえば「Intel X38 Express」である。今、サンフランシスコで行われているIDF 2007のオッテリーニ氏基調講演で登場時期が10月10日と紹介されているが、まもなく搭載マザーボードも出荷される見込みとなっている。

 Intel X38 Expressチップセットを搭載したマザーボードの情報がWebページで少しずつ見かけるようになっているのは、先日のASUS「P5E3 Deluxe」のフォトレビューでも紹介しているが、PC USERでは、またまた“ひょんなところ”からGIGABYTEのIntel X38 Expressマザーボード「GA-X38-DQ6」のサンプルを入手することができた。今回も画像を中心にまずはその姿を紹介しよう。

 なお、エンジニアリングサンプルということと「まだ機は熟していない」ということもP5E3 Deluxeと同様で、パフォーマンスなどの性能評価は行えないが、このあたりについても、“時期がきたら”紹介する予定だ。

“COMPUTEX”サンプルとほぼ同様のGA-X38-DQ6

GIGABYTEのIntel X38 Expressマザーボード「GA-X38-DQ6」。COMPUTEX TAIPEI 2007でその姿はすでに紹介されているが、今回のサンプルもほぼ同じレイアウトになっている
当初対応メモリがDDR3のみとされていたIntel X38 Expressだが、GA-X38-DQ6は、より安価なDDR2をサポートする。ほかのマザーボードベンダーからも同種の製品が登場する見込みだ。

 GA-X38-DQ6は、前回紹介したP5E3 Deluxeと同じく、2007年6月に行われたCOMPUTEX TAIPEI 2007でサンプルが展示されている。ただし、“COMPUTEX”サンプルと様相がだいぶ違っていたP5E3 Deluxeと違い、今回入手したGA-X38-DQ6は、当時のサンプルと基板のレイアウトはほぼ同じになっていた。

 チップセットのノースブリッジとサウスブリッジ、それから電源回路レギュレータ部分のヒートシンクをヒートパイプで連結したクーラーユニット「Silent Pipe」や、2本用意されたPCI Express x16とはじめとする拡張スロットの種類と数、Serial ATAポートの場所など、その姿に変わりはない。

 GA-X38-DQ6の大きな特徴の1つとして、サポートされているメモリ規格が挙げられる。当初、Intel X38 Expressが対応するメモリはDDR3のみとされていたが、現時点ではモジュールの価格が高く、それでいて、価格に見合ったパフォーマンスの向上が見られないため、ユーザーにそれほど普及していない。先行して登場したIntel P35 Express、同G33 Expressでも、DDR3対応製品よりDDR2対応製品に注目が集まっている。

 そういった状況を見据えてか、COMPUTEX TAIPEI 2007の会場でも、DDR3対応のマザーボードに加えてDDR2に対応した製品の展示も少なくなかった。GA-X38-DQ6もこういった現状に対応して、DDR2をサポートするIntel X38 Expressマザーとして登場する。

クーラーユニットは電源回路とノースブリッジ、サウスブリッジをヒートパイプで連結させ、誘導した熱をCPUのファンで強制排気する「SilentPipe」が採用されている
基板裏面には、GIGABYTE独自の冷却機構「CRAZY COOL」の放熱パネルが取り付けられている

拡張スロットはPCI Express x16が2つ、PCI Express x1が3つ、PCIが2つ用意されている。そのレイアウトは、Intel P35 Expressマザーの「GA-P35-DQ6」とほぼ同じだ
Serial ATAのポートは基板に8つ用意されている。このうち、オレンジカラーの6つはサウスブリッジが、パープルカラーの2つは画面に見えるSATA2コントローラがそれぞれ制御している

バックパネルには、8つのUSB 2.0、2系統のギガビットイーサ、4ピンと6ピンのIEEE 1394などインタフェースが豊富。GA-P35-DQ6であったパラレルインタフェースはなくなったが、キーボード、マウス用のPS/2は残されている
オーディオコントローラチップはRealtekのALC889Aを実装する。SN比106dB、7.1チャネルサウンドの再生をサポートする

ネットワークはRealtek RTL8111BギガビットLANコントローラを2つ搭載して2系統のギガビットイーサを利用できるようにしている。GIGABYTE製マザーでも多くの製品に搭載されているポピュラーなチップだ
IEEE 1394の制御はオンボードで実装されたTIの「TSB43AB23」によって行われる

 GA-X38-DQ6の外観をひと通りチェックして見た。そのレイアウトは、GIGABYTEのIntel P35 Expressを搭載したGA-P35-DQ6に近い(ただし、クーラーユニットはGA-X38-DQ6が少し簡素になっている)が、バックパネルに用意されたインタフェースは拡張され、そのためにオンボードで用意されたコントローラチップの種類も増えた。

 パワーユーザーのためのIntel X38 Expressマザーであるが、メモリは価格のこなれたDDR2を使えるということで、その価格と性能のバランス、そして、このチップセットに導入された各種の「性能向上機能」などが気になるところであるが、これらについても、後日検証した結果を紹介する予定だ。

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