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» 2007年09月11日 10時00分 公開

イマドキのイタモノ:まずは写真でみる、ASUSのIntel X38マザー「P5E3 Deluxe」

まもなく、インテルチップセットの最高峰「Intel X38 Express」が登場する。パワーユーザー期待のハイエンドマザーボードの姿をいち早く紹介しよう。

[長浜和也,ITmedia]

 インテルの新世代チップセット「Intel 3シリーズ」の最上位モデルとなるのが「Intel X38 Express」だ。COMPUTEX TAIPEI 2007でその存在が紹介されたとき、出荷は2007年後半になるだろうと予告されていた。

 Intel X38 Expressの正式発表はまだ先であるが、このチップセットを搭載したマザーボードの情報がWebページで少しずつ見かけるようになってきた。PC USERでも、“ひょんなところ”からASUSのIntel X38 Expressマザーボード「P5E3 Deluxe」のサンプルを入手することができたので、まずは画像を中心にその姿を紹介しよう。

 なお、エンジニアリングサンプルということと「まだ機は熟していない」ということで、パフォーマンスなどの性能評価は行えないが、このあたりについても、“時期がきたら”紹介する予定だ。

「マザボの基板は黒かった」──“COMPUTEX”サンプルとけっこう違うP5E3 Deluxe

ASUSのIntel X38 Expressマザーボード「P5E3 Deluxe」。この型番を持つマザーボード自体は、COMPUTEX TAIPEI 2007ですでに展示済みだ
クーラーユニットを取り外したところ。Intel X38 ExpressはCOMPUTEX TAIPEI 2007でもよく見られた「凹」状の形のままになっている

 P5E3 Deluxeは、2007年6月に行われたCOMPUTEX TAIPEI 2007ですでにサンプルが展示されている。そのときの展示サンプルは、茶色い基板に、DDR3メモリスロットを4本載せ、2本のPCI Express x16スロットと1本のPCIスロットを用意していた。チップセットのクーラーユニットはノースブリッジと電源回路周辺のヒートシンクをヒートパイプで連結したエントリークラスの「P5K-E」に近いもので、サウスブリッジは独立したヒートシンクとなっていた。

 今回入手したP5E3 Deluxeは、COMPUTEX TAIPEI 2007のサンプルとは、いくつかの変更点が確認された。外見ですぐ分かる大きな変更点は、PCI Express x16スロットが3本になったことと、チップセットのクーラーユニットがノースブリッジとサウスブリッジ、CPUソケット四方の電源回路をヒートパイプで連結した、同じASUSのIntel P35 Expressマザーボード「P5K3 Deluxe」でも採用されている大掛かりなユニットを載せたことだろう。なお、PCI Express x16スロットが3本になったため、“COMPUTEX”サンプルであったPCIスロットは今回のサンプルでなくなっている。

3本に増えたPCI Express x16スロット。シルクスクリーンではナンバーが上から下に1、2、3と付けられている。“COMPUTEX”サンプルでは第3スロットがPCIスロットになっていた
クーラーユニットはノースとサウスを連結しただけでなく、CPUソケットの周囲を取り囲んだヒートシンクともつながった大掛かりなものに変更された。基板のコンデンサはすべてアルミ固体タイプが採用されている

 そのほか、基板に上向きに実装されていたSerial ATAコネクタは、IDEと同様に90度曲げてサイドを向くようになり、バックパネルに用意されたインタフェースでも、“COMPUTEX”サンプルで確認できたパラレルポートがなくなり、2つのイーサネットコネクタやeSATAコネクタなどが配置されている。

“COMPUTEX”サンプルではIDEのみが横向きだったが、今回のサンプルは4つのSerial ATAも横向きに実装されている
バックパネルのインタフェースでは、パラレルやシリアルが一掃され、2系統のイーサネット、6ピンのIEEE1394、2つのeSATAが用意されている。このレイアウトは現行のP5K3 Deluxeと同じで、eSATAは専用ケーブルのみの対応となる

Marvellの88E8056はギガビットイーサのコントローラ
RealtekのRTL8110SCもギガビットイーサのコントローラ。88E8056とRTL8810SCとで、2系統のギガビットイーサを構成する

Agere(LSI Logic)のL-FW3227-100はP5K3 Deluxeでも搭載されていたIEEE 1394aのコントローラチップ
JMB363で2つのSerial ATAを制御する。別にICH9Rが4つのSerial ATAを制御するので、基板には計6つのポートが用意されている

 以上、P5E3 Deluxeの外見をひと通りチェックしてみた。チップセットこそIntel X38 Expressになっているが、用意されたインタフェースやクーラーユニット、基板のレイアウトやオンボードのコントローラチップを見る限り、現行のDDR3対応Intel P35 ExpressマザーボードであるP5K3 Deluxeとほぼ同じ構成となっている。

 ただし、COMPUTEX TAIPEI 2007でインテルが説明したように、Intel X38 Expressには、既存のチップセットにはない新しいアクセラレーション機能が用意されている。このあたりの興味深い性能については、インテルの「正式発表」が行われたのちに、あらためて評価する予定だ。

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