インテルとAMDが年末商戦に向けて布陣した11月5分で分かった気になる、11月のアキバ事情(1/4 ページ)

» 2007年12月04日 16時45分 公開
[古田雄介,ITmedia]

AMDはネイティブクアッドコアの真価をアピール

発売当日のTSUKUMO eX.に足を運んだ“兄貴”

 1つのダイに4個のコアを搭載する“ネイティブ”クアッドコアCPUとして注目を集めてきた「Phenom」が、11月22日にアキバの各ショップで一斉に発売された。第一弾はPhenom 9000シリーズの最下位モデル「Phenom 9500」で、価格は3万円弱。発売当日はショップの前に10数人の列ができ、好調な滑り出しをみせた。

 続いて11月30日には、1つ上のモデルとなる「Phenom 9600」が登場。初回は3万3000円前後で出回っており、在庫は比較的潤沢なため、12月初旬でも安定して購入しやすい状況が続いている。なお、シリーズ上位の「Phenom 9900/9700」は2008年第1四半期、トリプルコアの「Phenom 8000」シリーズは2008年前半に登場する予定だ。

 満を持して登場したPhenomや、Phenomを含めた次世代プラットフォーム「Spider」をアピールするために、AMDは11月23日に、大々的なイベントを開催。Phenom 9500とAthlon X2 6000+マシンのベンチマークデモでは、クロック数で劣るPhenom 9500が軒並み高いスコアを叩き出し、マルチコア非対応アプリケーションでも拮抗する性能をみせた。

 “兄貴”こと日本AMDの土居憲太郎氏は「従来のAthlon X2シリーズに比べ、Phenomはコア自体が改良されており、パフォーマンスが底上げされています」と語る。

 その一方で、Phenom 9500/9600の売れ行きはまだ本調子でないとするショップが多かった。某ショップは「性能が評判を呼んで今後伸びてくると思いますが、現時点では大ヒットとは呼べない状況。上位モデルが登場する来年に盛り上がってくると思いますね」と話す。

AMD「Phenom 9500」(写真=左)。AMD「Phenom 9600」(写真=中央)。AMD主催のイベントで行った、「CINEBENCH 9.5」によるPhenom 9500とAthlon X2 6000+マシンの対決デモ。大画面側のPhenom 9500のほうがすばやく処理を行っているのが分かる(写真=右)

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