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» 2007年12月10日 18時30分 公開

冬休みは“X38+88GT”でゲームを――ドスパラ「Prime Galleria ZX」 (1/2)

3Dゲームをサクサク楽しみたい、そんなニーズにうってつけなのがドスパラのハイエンドゲーミングPC「Prime Galleria ZX」シリーズだ。人気のGeForce 8800 GT搭載モデルをチェックした。

[兼子忍,ITmedia]
「Prime Galleria ZX 8800 GT搭載モデル」

 ドスパラのPrime Galleriaは、高いグラフィックス性能を要求する3Dゲームを快適に楽しみたいユーザーに向けて発売されているシリーズだ。ラインアップには、ミニタワーPCからノートブックPCまで、数多くのモデルが用意されているが、この「Prime Galleria ZX 8800 GT搭載モデル」は、Intel 3シリーズ最上位、Intel X38 Expressを採用したハイエンドモデルである。

 今回試用した評価機は、CPUに1333MHzのFSBクロックに対応したCore 2 Duo E6850(3.0GHz)を採用し、2Gバイトのメモリと500GバイトのHDDを搭載した標準構成モデルだ。グラフィックスチップのGeForce 8800 GT(512Mバイト)は、トップクラスの3D描画性能を備えつつ、市場価格が3万円台前半とコストパフォーマンスもよいため、PC自作派からも高い評価を得ている。

 ちなみに、評価機のOSにはWindows XP Home Editionが搭載されていた。現時点ではほぼすべてのゲームをプレイすることが可能だが、今後はDirectX 10対応のゲームが主流となることを考えると、Windows Vistaの導入も検討すべきだろう。なお、BTOでは32ビット版Windows Vistaの全エディションを選択可能だ。

 チップセットのIntel X38 Expressは、5Gbpsの転送速度を持つPCI Express 2.0に対応する。PCI Express 2.0はPCI Express 1.1の上位互換規格なので、これまで発売されたPCI Expressスロット用拡張カードも問題なく利用できる。標準構成でもハイエンド機として満足できる性能を備えた本機だが、オンラインBTOを利用して基本スペックをカスタマイズすれば、さらに強力な基本性能を備えた1台に仕上げられる。

評価機はFSB 1333MHzに対応したCore 2 Duo E6850(3.0GHz)を搭載(写真=左)。マザーボードはギガバイト製のIntel X38 Expressチップセット搭載モデル「GA-X38-DQ6」だ(写真=中央)。グラフィックスカードにはGeForce 8800 GT(512Mバイト)を採用する(写真=右)

 具体的には、HDD容量を最大で1Tバイト×2台の2Tバイトまで増強できるほか、アクセス速度を重視するなら74Gバイト/150Gバイトの10000rpmドライブを選択することもできる。また、グラフィックス機能は、GeForce 8800 GTX搭載カード(768Mバイト)に変更することも可能だ。もちろん評価機の構成でも、ゲーム用PCとして高いパフォーマンスを達成しているが、マシンスペックに足を引っ張られることなく、プレイヤースキルを存分に発揮してゲームを楽しみたいなら、こちらの導入も検討するといいだろう。

 なお、メモリは最大4Gバイトまで増設できるが、選択できるOSが32ビット版に限られるため、実際に認識されるメモリは3.25Gバイトが上限となる。また、光学ドライブは標準構成で搭載されるDVDスーパーマルチドライブから変更することができない(光学ドライブなしの構成を選ぶことは可能)ので、本機を次世代DVD再生機としても利用したいなら、購入後にユーザー自身の手で増設する必要がある。

静音性と拡張性の両面で満足できるGalleria専用筐体

 本機が採用するミドルタワー型の筐体は、Galleriaシリーズ専用に設計されたもので、吸気口を前面と側面に設けることで、効率のよい冷却を可能にしている。また、背面には12センチ角のケースファンを装備し、筐体内部で発生した熱を確実に放出する冷却性能と優れた静音性を両立している。

本体背面(写真=左)/左側面(写真=中央)/前面(写真=右)

3.5インチHDDベイはメンテナンスが容易

 ドライブ類と拡張カードの固定にはネジを使用し、サイドパネルも背面2カ所を手回しネジで固定するなど、メンテナンス性はさほど高くはないものの、4基のHDDベイは手回しネジ1本を外すだけで丸ごとケースの外に取り出すことが可能で、HDDの交換や増設の作業は行いやすい。

 なお、ドライブベイはほかに5インチ4基、3.5インチ2基が搭載される。マザーボード上の拡張スロットは、PCI Express x16スロットが2基、PCI Express x1スロットが3基、PCIスロットが2基の構成で、初期状態で使用済みなのはグラフィックスカードを装着したPCI Express x16スロット1基のみ。つまり、増設する余地も豊富に残されている。

 一方、メモリスロットは4基を搭載するが、このうち初期状態で使用されていたのは2基のみで、初期搭載メモリを無駄にすることなく、残る2基を使ってメモリを増設することが可能だった。

端子類も豊富で拡張性は高い

 端子類は、前面に2基のUSB 2.0とヘッドフォン出力、マイク入力を搭載。さらに3.5インチベイに搭載されたメモリカードリーダーで、SDメモリーカードやメモリースティック、xDピクチャーカード、CFカード(MicroDrive対応)とデータを直接やり取りすることも可能だ。背面には8基ものUSB 2.0を搭載するほか、IEEE1394(6ピン)も搭載されている。なお、1000BASE-T準拠のイーサネット端子は、背面に2基が搭載されている。

 使用中の騒音は、静音性を重視したケースと静音タイプの電源ユニットを組み合わせたことで、ハイエンドパーツを多く搭載したモデルとしては満足できるレベルを保っていた。

 CPUに強い負荷がかかる状況では、インテル純正のCPUクーラーが発するファンノイズが少々気になったものの、音楽や映像の鑑賞を妨げるほどの音量ではなく、足元や机の横などユーザーの耳から離れた場所に設置することで対処できる範囲だ。

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