Macworld Expoの会場で驚いた3つのこと:今年は何が出る?(2/3 ページ)

» 2008年01月14日 16時58分 公開
[林信行,ITmedia]

北から南、そして西へ――Macworld Expo会場の変遷をたどる

ジョブズ氏お気に入りのモスコーニ・ウェスト

 Macworld Expo/San Franciscoは、サンフランシスコの市内中心部にあるモスコーニセンターで開かれる。これは1985年に開催された最初のMacworld Expoからそうだった。

 当時、モスコーニセンターといえば、今日で言うモスコーニ・ノースのことを指した。モスコーニ・ノースは約1万3000平方メートルの広い展示場だが、これでも足りず、少し離れたBrook Hallをサブ会場とし、2カ所をシャトルバスでつないでいた。

 その後、1994年からは、新たに2万4000平方メートルのモスコーニ・サウスがオープンし、ここがメイン会場となった。メイン会場とはアップルをはじめ、マイクロソフトやアドビシステムズなどの主要サードパーティのブースが並ぶ会場のこと。もちろん、サブ会場でも新興のベンチャー企業が小さなブースで、ユニークな製品を展示している。主力メーカーの最新動向を知ることだけでなく、自分の目とカンを信じてサブ会場から明日のヒット商品を見つけ出すことのどちらもMacworldの楽しみ方だ。

 その後、Mac市場の衰退を受け、一時はモスコーニセンター・サウスだけに、すべての出展者が収まっていた時期もあった。しかし、最近のMacは調子がよく、それにあわせてMac用製品を出すサードパーティも急激に増加している。

 それをさらに上回る勢いで、iPod用のアクセサリを出展する会社も増えているので、ここ数年は再びフロア面積が拡大傾向になり、昨年はメイン会場もサブ会場も、かなりいっぱいいっぱいの状態になり始めていた。

ウェストは全面ガラス張りの建物だ

 そうした流れを受けてか、今年からは最も新しいモスコーニ・ウェストが使われるようになったようだ。モスコーニ・ウェストは1階ホールの床面積こそ8980平方メートルだが、全部で3フロアあり、小さな会議室がたくさんあるため、セミナーなどもやりやすい。

 Macworld Expoの正式名称は、Macworld Conference & Expoで、日本のメディアでは、展示会場のリポートばかりが目立つが、実はそれと併催で、たくさんの役に立つカンファレンスも行われている。実際このカンファレンスは、展示の1日前から始まる。スティーブ・ジョブズ氏による基調講演の前日には、マイクロソフトが1日がかりのカンファレンスを行い、待望のMicrosoft Office 2008 for Macのデビューを大々的に飾る。

 ちなみにモスコーニ・ウェストは、アップル最高経営責任者スティーブ・ジョブズ氏の一番のお気に入りとも言われている。実際、ほかの2会場が地下にもぐっているのに比べて、モスコーニ・ウェストだけは、ホールそのものが地上にあり、全面がガラスで覆われていて、居心地もいい。

「Company Store」の出展

Company Storeも出展する

 さて、今年のMacworld Expoで、もう1つビッグニュースとして分かっているのが「Company Store」の出展だ。

※IDG World Expoの副社長(Macworld Conference & Expo担当)のポール・ケント氏に話を聞いたところ、WWDCと同様に「これまでもCompany StoreはMacworldに出展していた」とのことです。読者のみなさまにお詫びいたします。

 Company Storeは、アップル本社の入り口脇にあるアップルマニアにとっての聖地であり、アップルの従業員が筆記具や消耗品を買いに来ることも多い店だ。それと同時に、唯一のアップル公認ロゴ入りグッズを販売しているお店でもある(日本のMacショップで販売されているロゴ入りグッズも、このCompany Storeから仕入れられたものが多い)。

 Tシャツやキーホルダー、ボールペン、腕時計、マグカップなど、豊富なロゴ入りグッズがそろっており、しかも、アップルの公認ショップだけあって、品選びもしっかりしている。Macworld Expoめあてでサンフランシスコを訪問する人の多くが、レンタカーや電車を使い(車で約1時間ほど)、Company Storeまで公式グッズを買いに行く。

 また、WWDCの時には、参加者全員でアップル本社に行くイベントの一環として、このお店が夜遅くまで営業し、入店まで30分くらいかかる大行列のニーズに応えている。

 ただし、WWDC時にCompany Storeへ訪問する客の数は尋常でなく、行列に並ぶ時間もどんどん長くなっていたため、アップルは2007年から、WWDC会場にCompany Storeの出張店舗をオープンした。

 もっとも、それでもアップル本社を見たさに、本社のCompany Storeを訪問する人も大勢いることだろう。すでにmixiなどのSNSでも、本社訪問自主ツアーなどの情報交換や仲間募集が行われている。

 

※なお、WWDCに出展していたCompany Storeとは違い、Macworld Expoに出ているCompany Storeではアップル公認のロゴ入りグッズは販売されていないようだ(1月16日追記)

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