苦戦のPhenom――AMDはデュアルの好調をクアッドに波及できるか:古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2008年02月18日 12時00分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

Phenomとマザーのセット割り引きが多発的に始まる

T-ZONE.PC DIY SHOPのPhenomキャンペーンを知らせるPOP

 複数のショップのCPU売り場で、Phenom 9500と対応マザーボードのセット割り引きを告げるPOPを見かけた。割引は2000円から2500円と開きがあり、先週の金曜日からはPhenom 9600 Black Editionもキャンペーンの対象となっている。

 ショップ単体ではよくあるキャンペーンだが、いっせいに行われるのはめずらしい。ある店員さんは「AMDから依頼があってキャンペーンしています。Phenomの人気を底上げするために、たくさんのショップに声をかけているみたいですよ」と語る。

 実際、クアッドコアCPUの人気について聞くと、多くのショップが「ダントツでCore 2 Quad」という答えが返ってくる。あるAMD派の店員さんは「Core 2 Quadに対抗するなら、新しいモデルを出すのが一番なんですよ。それなのにPhemon 8000シリーズも9000eシリーズも入荷のウワサすら聞こえない。デュアルコアCPUは健闘しているのに、その波が全然Phenomに行かないんですよね」とくやしそうに語る。

 デュアルコアCPUのAthlon 64 X2やAthlon X2は、コストパフォーマンスのよさで堅実に売れており、最近はAMD 780Gマザーの登場でさらに勢いづいている。AMD 780Gマザー第1弾のBIOSTAR「A780G M2+」は売り切れのショップが続出し、現在は入手困難な状況。また、第2弾のECS「A780GM-A」が複数のショップに入荷し、しばらく人気は続きそうだ。

 金曜日の時点でA780GM-Aを入荷していたツートップ秋葉原本店は「初のATXサイズのうえ、A780G M2+より1000円程度安いので、絶対ヒットすると思いますよ。在庫が潤沢になるのは3月半ばでしょうが、とりあえずは安心ですね」と語る。

 このブームにPhenomが乗ることを期待する声もあった。「Phenomは安いので、ハイエンド志向の人なら手を出すかも。ただ、もっといろいろなラインアップがあれば楽しみが広がるのに。もったいないですよね。3モデルだけでは限界ですよ」(某ショップ)とのこと。やはり根本的な解決には、新モデルの投入が欠かせないとの考えが多数だ。

クレバリー1号店ではPhenom 9500とギガバイト製マザー「GA-MA770」をセットにして販売していた。価格は3万2529円(写真=左)。ECS「A780GM-A」。HDMI出力コネクタを標準搭載している(写真=中央/右)

製品名:ECS「A780GM-A」
入荷ショップ:
TSUKUMO eX.1万1980円
ツートップ秋葉原本店1万1980円
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年11月07日 更新
  1. メーカー自身がバックドアを仕込み、犯罪集団に“販売” 乗っ取られたTV用端末130万台超、Googleが遮断 日本の警察庁も参加 (2026年11月05日)
  2. Windows PC向けゲームの「ロード待ち」はなぜ起こる? 背景に過去との「互換性」 (2026年11月05日)
  3. 画面は見やすく広告なし! 睡眠モニター機能はどう? Amazonの新型スマートクロック「Echo Time」の使い勝手と気になる点 (2026年11月06日)
  4. 耳をふさがないEDIFIER「Comfo Bass Pro」は朝から夜まで充電不要 1万円強でLDACとDolby Audio対応、在宅勤務の“つけっぱなし”にピッタリ (2026年11月06日)
  5. ミュンヘン市はなぜ再びオープンソースソフトウェアへ回帰するのか? 脱Microsoftを巡る欧州の最新事情 (2026年11月04日)
  6. 手書き文書の文字起こし+会話録音も可能なスマートノート Makuakeで先行販売を開始 (2026年11月05日)
  7. 初登場時の約3倍! でも“通常価格”の120万円台に高騰した「GeForce RTX 5090」――それでもアキバで買い手が途絶えない理由 (2026年11月07日)
  8. 月1200ドルのAIコストが電気代20ドルで済む? NVIDIA「RTX Spark」搭載PCのデモで見えた“ローカルAI”の実力 (2026年11月04日)
  9. 価格は約9万円に上昇、それでも“買い”か? DJIの360度カメラ「Osmo 360 II」を初代と比べて分かったこと (2026年11月05日)
  10. エイサー、フルHD×2面表示が可能な折りたたみ式15.6型/23.8型デュアルモバイルディスプレイ (2026年11月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー