円形ホームサーバやフォトフレームでPCの利用範囲を拡大――ソニー「VAIO」:2008年PC夏モデル(2/3 ページ)

» 2008年05月07日 15時00分 公開
[ITmedia]

独自のホームサーバソフトと音楽再生ソフトを強化

 今回のVAIO新モデルは、ハードウェア面よりソフトウェア面の変更が目立つ。前述したVistaのSP1対応以外にも、ソニーの独自ソフトを強化しているのがトピックだ。

 DLNA対応ホームサーバ/クライアントソフトは、従来の「VAIO Media」を進化させた「VAIO Media plus」を新たに用意。ソニー製品に数多く採用されているユーザーインタフェースの「クロスメディアバー」を搭載したことに加えて、あらかじめDLNA機器のリストを取得することで起動や表示を高速化したり、キーワードを1文字入力するごとに検索結果が絞り込まれていくインクリメンタルサーチを導入するなど、使い勝手を向上させている。

 コンテンツの表示方法も変更され、家中の接続機器に保存されている写真や映像のコンテンツを表示する「コレクションビュー」と、接続機器ごとにコンテンツを表示する「サーバーツリービュー」の2種類が選べるようになった。また、マウス操作用とリモコン操作用の2つのモードを用意している。

「コレクションビュー」は、写真や映像などのジャンルから視聴したいコンテンツを選択し、その次にフォルダごと見たいコンテンツを3階層以内で表示する仕組みだ(写真=左)。「サーバーツリービュー」は、家庭内にある複数台のPCやレコーダーなど、機器ごとにコンテンツを表示する(写真=右)。あらかじめ探しているコンテンツの場所が分かっている場合に有効だ

 音楽再生では後述する「VAIO MusicBox」でおなじみの「インテリジェンス機能」により、独自の12音解析技術で楽曲の構造を解析して曲をテイストごとに自動分類し、「ファイン・ディ」(元気がよくて楽しい曲)、「レイニー・ディ」(しっとり、もの悲しい曲)、「シフトアップ」(ノリがいい曲)など、状況や気分に応じた選曲が容易になった。プレイリスト作成機能では、ネットワーク上のコンテンツを登録し、ローカルのコンテンツと組み合わせて音楽付きのスライドショーが作成可能だ。

 VAIO Media plusは、5月に予定しているアップデートにより、PCの操作だけでBRAVIA(2008年春以降のモデル)に特定のコンテンツを表示するコントローラー機能、同社製Blu-ray Discレコーダーで録画したデジタル放送の再生機能(DTCP-IP)が追加される見込みだ。Blu-ray Discレコーダーで録画したデジタル放送はDRモードでもAVCHDによる長時間録画モードでもVAIOで再生可能になるという(有線LAN接続、AVCHD再生にはCore 2 Duo 2.0GHz以上が必須)。さらに時期未定ながら、同社のビデオカメラ「ハンディカム」で撮影したAVCHD/HDV映像の配信と受信にも対応する予定だ。

 一方、12音解析技術によって音楽をテイストごとに分類して再生できるソフトのVAIO MusicBoxはVer.2.0にアップデートした。Windowsサイドバーに格納できるガジェットモードが加わったほか、楽曲検索機能が強化されている。

 また、音楽配信サービスの「mF247」と連携してローカルの楽曲に混じってmF247の楽曲をストリーミング再生する機能なども搭載した。対応フォーマットは、従来からのMP3、AAC、WMA、WAVに加えて、DRM付きのATRAC、ATRAC Advanced Lossless、AAC(3gp)、HE-AAC(3gp/oma)が再生できるようになった。

「VAIO Music Box Ver.2.0」はWindowsサイドバー用のガジェットモードを追加(写真=左)。ユーザーインタフェースは背景アニメーションが追加され、インクリメンタルサーチに対応した(写真=右)

 現状でVAIO Media plusはtype G以外の機種、VAIO Music Box Ver.2.0はtype Gとtype Lの15.4インチワイド液晶搭載モデル以外の機種に搭載されている。

 そのほか、type R masterの上位モデルに付属する写真管理ソフトの Adobe Photoshop Lightroomには、ソニーのデジタル一眼レフカメラ「α」シリーズで撮影したRAWデータをJPEG現像する場合に、カメラ本体での画作りに近い画像が得られる各種調整値をプリセットデータとして用意した。

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