MobileMeを試し、シンプルなカメラを使うiPhone 3G短期集中連載(2/3 ページ)

» 2008年07月18日 15時13分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

極限までシンプルなカメラ機能

photo iPhone 3Gのカメラ画面。起動時や撮影した瞬間は、画面上にこのアニメーションが表示される。下にあるカメラアイコンがシャッターボタン(本体の向きによってアイコンの向きが変わる)。画面左下にある写真が重なったアイコンは、カメラロールの表示だ。

 iPhone 3Gにはカメラがついている。小さなカメラである。200万画素で固定フォーカス。マクロモードもなし。ライトもなし。ぶっちゃけ、シャッターを押す以外の機能はゼロだといっていい。

 撮影画像サイズは1600×1200ピクセルのみで、撮影画像サイズは選べない。露出補正もできないし、デジタルズームもない。動画撮影機能もない。気持ちいいくらい付加機能はなし。らしいのは構えた向きによって撮影の方向が変わることと(だから縦に撮っても横に撮ってもOk)と、GPS情報を付加できることくらい。

 じゃあiPhone 3Gのカメラは使えないのか、というと、そんなことはない。画素数や機能なんて多ければいいってもんじゃないのだ。フルオートで何もしないでちゃんと撮れれば、それが一番いいではないか。

 そしてiPhone 3Gのカメラはそれなりにちゃんと撮れる。少なくとも、日本の普通のケータイくらい、いや、下手なその辺のケータイよりきれいに写る。デジカメと比べてはダメだし、さすがに近距離と逆光と暗い部屋は苦手だが、モバイル機器のカメラとしてはとしては十分実用的。スペックだけで判断しちゃダメということだね。

 カメラ機能のレビューではないので作例は室内ものを2点だけ。

photophoto うちの猫。縦位置で撮影(写真=左)、インドレストランのカレー。これも昼間の室内(写真=右)

 撮った写真は「カメラロール」に記録される。どんどん記録される。シャッターを切ったあとで「保存しますか?」なんて聞いてくれない。

 実はカメラ機能を使って撮れるものがもうひとつある。それはiPhone 3Gの「画面」。ホームボタンとスリープボタンの同時押しで、そのときの画面をキャプチャし、カメラロールに追加できるのだ。この記事をはじめとする、ほとんどのiPhone 3G紹介記事で妙にきれいな画面写真が使われているが、それはこの機能で撮ったもの。PNG形式で記録される。ちょっとしたTipsだ。意外に便利で、例えば地図をキャプチャしてメール添付して送るなんてこともできる。

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