「Wind Notebook U100」の再入荷は7月末?――“神様”と“兄貴”も登場したMSIイベント古田雄介のアキバPickUp!(1/2 ページ)

» 2008年07月27日 14時08分 公開
[古田雄介,ITmedia]

イベントの主役はWind Notebook――革張りモデルは「9月くらいに発売しようかな」

 ここ最近、毎週PCパーツ関連のイベントが開かれているカフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店。7月26日は、MSIのユーザーイベント「お客様大感謝祭」が開かれた。会場内には7月初旬に登場して以来、現在まで入手困難な状況が続くミニノート「Wind Notebook U100」や、25日に発表したばかりのCentrino 2/Pumaノートなどが並んでおり、来場者各々が実機に触れて、その性能をチェックしていた。

 数ある新製品のうち、最も注目を集めていたのは、Wind Notebook U100だ。来場者からスタッフに「いつ再入荷するの?」といった質問が寄せられる光景がたびたび見られ、高性能&低価格なAtomノートの高い人気をうかがわせた。MSIの三好氏は「まだ潤沢とは言えませんが、早ければ来週には再入荷した製品が出回ると思います」と語っている。

 また、Wind Notebook U100のバリエーションモデルも展示されており、こちらの人気も高かった。MSIの石岡氏は「まだ価格や発売の詳細は未定ですが、9月くらいから発売しようと思っています」と語る。なお、青い天板を採用したモデルには大容量バッテリーを装着していた。「6セルの大容量バッテリーも秋口にオプションとして発売すると思います。こちらを装着すれば、約5時間駆動すると見込んでいます」(三好氏)という。

会場内の様子(写真=左)。一番注目を集めていたWind Notebook U100(写真=中央)。大容量バッテリーを装着した青い天板のバリエーションモデル(写真=右)

サウンドエフェクトのような模様をあしらったブラック天板モデル(写真=左)。革張りモデルもラインアップしている。こちらはパームレスト部分にも革が使われいた(写真=中央/右)

 据え置きを含めたノートPCの新モデルもすべて展示。Pumaプラットフォームを採用した17型ワイドフルハイビジョン液晶搭載の「GT735」をはじめ、同プラットフォームの「EX310」と「PX211」、Centrino 2プラットフォームを採用した「GX720」や「EX300」などが中央のスペースを陣取っていた。また、参考展示品として、16:9のワイド液晶を採用した「EX630」のモックアップもお披露目。

 これらの新型ノートPCは、完成品として8〜9月頃に出荷する予定という。あるスタッフは「従来はベアボーンモデルも用意していましたが、正直あまり売れませんでした。今後は家電量販店様への出荷も視野に入れて、完成品をガンガン売っていこうと思っています」と語る。

手前にあるのはCentrino 2を採用した高性能ゲーミングノート「GX720」(写真=左)。Pumaを採用した「PX211」。「ATI Hybrid Graphics」を採用しており、AMD 780GとMobility RADEON HD 3450の性能を合わせたハイパフォーマンスが得られる(写真=中央)。16:9の16型ワイド液晶を備えている参考展示の「EX630」。発売時期はまだ未定(写真=右)

 また、マザーボードの展示品では、同日に1万円弱で発売されたばかりのAtomマザー「Wind Board MS-7314」が注目を集めていた。MS-7314はDIMMスロットを2基備え、1.6GHzのAtomをオンボードで搭載。チップセットも含めてファンレス仕様になっている。mini-ITX規格から縦方向に2センチ越えるサイズ(分類場はmicro ATXとされる)ながら「ケースによっては装着できます。また、一部のキューブ型ベアボーンにも換装できるようですね、自己責任ですが」(MSIスタッフ)という。

 そのほか、まもなくインテルから発表されるとされる「Intel G45 Express」を搭載したマザーボードも並んでいた。

7月中旬に登場したWind PC。右にあるのはその新モデルで、スロットインタイプの光学ドライブを搭載している。Atomオンボードで、メモリとHDDのみ抜いたベアボーンとして近日出荷する予定という(写真=左)。イベントと同日に発売された「Wind Board MS-7314」(写真=中央)。8月下旬頃の登場がウワサされる「G45M-FIDR」を使ったデモマシン(写真=右)

ズラリと並ぶMSIマザー(写真=左)。こちらも近日発売予定の「G45 Digital」。クーラーが三葉虫のようなカタチをしている(写真=中央)。チップセットにAMD790GXを採用した「K9A2GX Digital」。製品版には各フィンにMSIのロゴを刻印したプレートがはめ込まれる予定だ(写真=右)

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