ここ最近、毎週PCパーツ関連のイベントが開かれているカフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店。7月26日は、MSIのユーザーイベント「お客様大感謝祭」が開かれた。会場内には7月初旬に登場して以来、現在まで入手困難な状況が続くミニノート「Wind Notebook U100」や、25日に発表したばかりのCentrino 2/Pumaノートなどが並んでおり、来場者各々が実機に触れて、その性能をチェックしていた。
数ある新製品のうち、最も注目を集めていたのは、Wind Notebook U100だ。来場者からスタッフに「いつ再入荷するの?」といった質問が寄せられる光景がたびたび見られ、高性能&低価格なAtomノートの高い人気をうかがわせた。MSIの三好氏は「まだ潤沢とは言えませんが、早ければ来週には再入荷した製品が出回ると思います」と語っている。
また、Wind Notebook U100のバリエーションモデルも展示されており、こちらの人気も高かった。MSIの石岡氏は「まだ価格や発売の詳細は未定ですが、9月くらいから発売しようと思っています」と語る。なお、青い天板を採用したモデルには大容量バッテリーを装着していた。「6セルの大容量バッテリーも秋口にオプションとして発売すると思います。こちらを装着すれば、約5時間駆動すると見込んでいます」(三好氏)という。
据え置きを含めたノートPCの新モデルもすべて展示。Pumaプラットフォームを採用した17型ワイドフルハイビジョン液晶搭載の「GT735」をはじめ、同プラットフォームの「EX310」と「PX211」、Centrino 2プラットフォームを採用した「GX720」や「EX300」などが中央のスペースを陣取っていた。また、参考展示品として、16:9のワイド液晶を採用した「EX630」のモックアップもお披露目。
これらの新型ノートPCは、完成品として8〜9月頃に出荷する予定という。あるスタッフは「従来はベアボーンモデルも用意していましたが、正直あまり売れませんでした。今後は家電量販店様への出荷も視野に入れて、完成品をガンガン売っていこうと思っています」と語る。
また、マザーボードの展示品では、同日に1万円弱で発売されたばかりのAtomマザー「Wind Board MS-7314」が注目を集めていた。MS-7314はDIMMスロットを2基備え、1.6GHzのAtomをオンボードで搭載。チップセットも含めてファンレス仕様になっている。mini-ITX規格から縦方向に2センチ越えるサイズ(分類場はmicro ATXとされる)ながら「ケースによっては装着できます。また、一部のキューブ型ベアボーンにも換装できるようですね、自己責任ですが」(MSIスタッフ)という。
そのほか、まもなくインテルから発表されるとされる「Intel G45 Express」を搭載したマザーボードも並んでいた。
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