「Wind Notebook U100」の再入荷は7月末?――“神様”と“兄貴”も登場したMSIイベント古田雄介のアキバPickUp!(2/2 ページ)

» 2008年07月27日 14時08分 公開
[古田雄介,ITmedia]
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USBメモリにプレゼン資料を保存した兄貴と神様が登場

セッションを行う石岡氏

 イベント中、3回に渡ってMSIの石岡氏による新製品紹介セッションが行われ、ハイパフォーマンスと省エネをコンセプトにした、同社の新型ノートPCについて観客にアピールした。

 石岡氏は「体制変更などがあり、一時期ゴタゴタしておりましたが、今年3月からバリバリやらせてもらっています」と挨拶し、新ノートの詳細を中心に解説。実際、ここ最近はRADEON HD 4800シリーズの入荷などで、MSIが一番乗りするケースが目立っている。それについては「代理店さまにがんばって頂いているおかげです」と謙遜するが、堅調ぶりは今後も続きそうだ。

セッションスペースに置かれていた「GX36000」の特別展示デモ。燃料電池と風力発電を活用した画期的なマシンだが、「※猛暑のため一部工事中※」のPOPが張られ、残念ながらその真価は見られなかった(写真=左)。新ノートでは、ハイパフォーマンスと省エネを両立させる、とアピール(写真=中央)。最上位モデル「GT735」の詳細。8月上旬に21万円台で登場予定(写真=右)

 最後のセッションでは、「来場して頂いた著名な方にスピーチをお願いする予定です」(三好氏)という、ぶっつけ本番の企画を用意していた。そして、幸いなことに“兄貴”こと日本AMDの土居憲太郎氏が来場しており、急きょ壇上に招かれることに。

 土居氏は“たまたま事前に用意”していたプレゼン資料入りのUSBメモリを取り出し、AMDの低消費電力機能について解説を始める。「デスクトップ用のCPUに搭載したCool'n'Quietに始まり、低消費電力版Phenom、そしてPuma(Tirion X2 Ultra)に至るまで、むだを省いたハイパフォーマンスの実現をめざしました」(土居氏)と語り、コアごとに電圧調整が可能なテクノロジーを説明した。

 最後には、“偶然”持参したプレゼントを掲げ、じゃんけん大会を行った後に会場を後にした。

偶然来場していた土居氏(写真=左)。Tirion X2 Ultraは電源ブレーンが2本あり、より効率的に電力を活用できると語る(写真=中央)。サプライズで行われたじゃんけん大会(写真=右)

 その土居氏のプレゼンを、“神様”ことインテルの天野氏が“偶然”眺めているのを発見。石岡氏がプレゼンを依頼すると、これまたプレゼンを入れたUSBメモリを取り出し、今度は天野氏が壇上に立った。

 テーマは小型PCのカテゴライズ。天野氏は「Wind NotebookはUMPCだと思いますか?」と観客に質問したあと、答えを解説するカタチでプレゼンを進める。「7〜10型ノートは、主にインターネットへの接続端末として使うことから“Netbook”と位置付けています。一方、4.5〜7型のものは、“MID”(Mobile Internet Device)や“UMPC”と呼びます。これらは歩きながらでもネットに接続するなどの、より軽快な使い方ができます」(天野氏)と説明する。

兄貴を眺める神様(写真=左)。NetbookとUMPC/MIDとの違いを解説する天野氏(写真=中央)。MIDはコンシューマ向けの情報端末、UMPCはビジネス向けの情報端末と分けていた(写真=右)

 セッションが終わり、MSIのスタッフ氏に「二人のゲスト、本当は仕込んでいたんでしょ?」と聞いたところ、「いや、本当に偶然です。お二人とも、常にプレゼン資料を持ち歩いているんですね、さすがです」と、最後まで筆者と目を合わせないで語っていた。

※記事初出時、インテルの天野氏の名前を間違って記載しておりました。お詫びして訂正いたします。

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