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» 2008年07月29日 11時20分 公開

インク目詰まりゼロを目指して:エプソンが本気で作った“ビジネス”インクジェットプリンタ――「PX-B500」を試す (3/4)

[小川夏樹,ITmedia]

ビジネスユースに必要十分なプリンタドライバ

 B500は有線LANとUSB 2.0による接続が可能だが、プリンタドライバのセットアップ時に有線LAN接続かUSB接続かを選択し、以降はウィザードに従うだけでドライバのインストールが完了する。ドライバの画面は「基本設定」「ページ設定」「ユーティリティ」という3つのタブで構成されており、各タブごとに用意されている項目を設定する。

プリンタドライバを呼び出すと、ドライバ画面横に「現在設定一覧」も表示される

 また、設定画面の横に「現在設定一覧」という情報ウィンドウが表示されるため、ここを見れば設定可能な項目の各パラメータの状態を確認できる。各タブにはビジネスユースに必要十分な設定項目が備わっている。

 「基本設定」タブでは、用紙の種類やサイズ、印刷品質、カラー、色補正、給紙方法などを設定する。印刷品質は速度優先から品質優先までの5段階の中から選択できるが、品質の詳細設定を行う場合、用紙の種類を指定した時点で選べる品質レベルが限定されてしまう点には注意したい。

 色補正の項目は自動設定とユーザー設定が選択できるが、ユーザー設定選択時には色補正ウィンドウが表示され、カラーサークルを使うかスライドバーを使うかで、画面が切り替わる。

 「ページ設定」タブは、印刷の向きや部数、レイアウト、拡大/縮小(10〜400%)、割り付け/ポスター、両面印刷、スタンプマークなど、ビジネス利用に向く項目が数多く並ぶ。ドライバを呼び出すと、このタブが選択された状態で呼び出される。

 最後の「ユーティリティ」タブは、手動でのノズルチェックやヘッドクリーニング、ギャップ調整などに加え、EPSONプリンタウィンドウ!3の設定や各種情報表示ウィンドウが呼び出せる。

「基本設定」タブでは、用紙の種類やサイズ、印刷品質、カラー/色補正、給紙方法などを設定する(写真=左)。「ページ設定」タブがメインに使う部分で、印刷の向きや印刷部数、レイアウト、拡大/縮小(10〜400%)、割り付け/ポスター、両面印刷、スタンプマークなど、ビジネス利用時の機能が並ぶ(写真=中央)。「ユーティリティ」タブには、メンテナンス時に利用する機能が集められている(写真=右)

ユーザー自身が補正を行える色補正ウィンドウでは、トータルでのカラーバランスを設定するカラーサークルでの色補正(写真=左)と、シアン、マゼンタ、イエローの各色ごとにスライドバーでバランスを調整するスライドバー(写真=右)との切り替えが可能だ

大容量インクカートリッジでランニングコストを低減

標準添付のMサイズカートリッジ

 数あるエプソンのインクジェットプリンタの中でも、1カートリッジで印刷可能な枚数が多いのもポイントだ。標準のMサイズカートリッジを利用した場合でもブラックで約3000枚、シアン、マゼンタ、イエローで約3500枚もの印刷が可能になっており、これがLサイズだとブラックで約4000枚、シアン、マゼンタ、イエローでは約7000枚となり、LLサイズのブラックに至っては約8000枚もの印刷をこなす。

 Lサイズカートリッジ使用時におけるA4カラー印刷の公称インクコストは、1枚につき約4.8円と5円を切っており、低コストに抑えられている。また、実売価格1万1500円のLLサイズブラックインクカートリッジ利用時に約8000枚を印刷できることから、モノクロ1枚あたりのインクコストは1.4735円、だいたい約1.5円と算出される(ブラック印刷時にも各色インクが消費されることがあるため、あくまで推定額だが)。

 また、インクジェットプリンタのメリットとして消費電力が低い点も魅力だ。スリープ時で約4.5ワット、動作平均時でも約32ワットと低消費電力で動作する。カラーレーザーはいうに及ばず、A4モノクロレーザーと比較しても、印刷にかかる電気代を安価に抑えることができるだろう。

 もちろん、国際エネルギースタープログラムやVCCIクラスB情報技術装置、エコマーク、グリーン購入法など、各種規格に適合している。電気代を含めたランニングコストの安さは目を見張るものがあるだろう。また、印刷時以外はほぼ無音なので、静音性にも優れている。

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