8月8日から、AMD 790GXチップセットを搭載したBIOSTARのATXマザー「TA790GX A2+」が複数のショップで販売されている。価格は1万4000円弱で、在庫はやや少数だ。
AMD 790GXはAMD 780Gの上位にあたるチップセットで、グラフィックスコアを780GのRadeon HD 3200からHD 3300に変更しており、CrossFireXをサポートしている。また、サウスチップにRAID 5に対応した「SB750」を採用し、CPUと直結することでオーバークロック耐性を向上させる技術も組み込んでいる。HD映像の再生支援機能は780Gと同じくAvivo HDを採用する。
TA790GX A2+はPCI Express x16スロットを2基と、PCIとPCI Express x1スロットをそれぞれ2基搭載。アナログRGBとDVI、HDMI出力にオンボードで対応するほか、64MバイトのLFBも用意する。
入荷したTSUKUMO eX.ではすでに多くの問い合わせを受けているという。「AMD系で最強のAVマシンを組みたいという人に人気があります。ただ、BIOSTARはAMD 780GマザーでPhenomへの対応が遅れるなどの問題があったので、不安視するユーザーは今も少なくありません。やはり本命は、780Gマザーを大ヒットさせたギガバイト製ということになるでしょう。早ければお盆明けに登場するかもしれません」とのこと。
ちなみに、AMD系CPUはAthlon X2とAthlon 64の4000番台が、まもなく終息するというウワサが流れている。TSUKUMO eX.でもAthlon 64 4000+を2980円で販売するなど、その情報を肯定するような特価品を見かけた。「ウワサの真偽は分かりませんが、低クロックのCPUが生産終了するのは自然の流れ。デスクトップ向けではデュアルコアがエントリー層向けになっているので、ウチとしてもシングルコアを積極的に入荷することは、もうないでしょうね」(同ショップ)。
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