空き容量が261Mバイトしかない……セキュリティソフトは入るのか?ミニPCに最適なセキュリティソフトを選ぶ 第3回(2/4 ページ)

» 2008年08月22日 18時30分 公開
[瓜生聖,ITmedia]

インストール、その前に

 Eee PCのCドライブの空き容量を増やすツールやテクニックに関しては本稿の趣旨とは異なるため、ここでは安全性の高い一般的なものだけを紹介しよう。

  • 古いJava 6 Updateの削除

 Javaランタイム環境は現在Update 7までリリースされている。これは累積的なパッチになっているので、最新のUpdateさえ当てておけば過去にさかのぼって適用する必要はない。Java 6 Updateが複数登録されてる場合は、Update 7以外を削除してしまってかまわない。

  • テンポラリフォルダの移動

 環境変数TMP、TEMPで参照されるテンポラリフォルダは、自己解凍形式のインストーラが一時的に展開したファイルを置いたり、作業用のファイルを作成したりするときに利用される。これがCドライブにあると本来必要とされる容量の2倍の空き容量が必要となってしまう場合もある。今回のテストでは、一時ファイルがインストール時の障害となった場合にテンポラリフォルダを「D:\tmp」に変更した。

  • インターネット一時ファイルフォルダの移動

 インターネット一時ファイルはウェブブラウザのキャッシュとして働くものだが、一時的なものとはいえ、デフォルトではCドライブを圧迫する存在だ。これもテンポラリフォルダ同様、Dドライブに移動してしまうことができる。

Java 6ランタイムのアップデートは重複している可能性がある。古いものは削除してしまってかまわない。あるいは本体までいったん削除したうえでDドライブに再インストールしてもいいだろう(画面=左)。環境変数TEMPとTMPは一時ファイルなどに利用されるテンポラリフォルダを指す。なお、設定を変更しても元のフォルダに残っているファイルを削除しておかないと空き容量は増えないので注意(画面=中央)。インターネット一時ファイルもデフォルトはCドライブに。変更する場合はいったん一時ファイルを削除してから設定した方が確実だ(画面=右)

 以上の対処を必要に応じて行いつつ、インストールを試みた。一般的にプログラムは以下のようなフォルダにインストールされる。

  • 共通ファイル

 「%CommonProgramFiles%」(デフォルトではC:\Program Files\Common Files)以下にインストールされるもの。同一ベンダーの製品やモジュール化されているスイート製品などで共有されるプログラムなどがコピーされる。「%CommonProgramFiles%」をほかのドライブに割り当てることもできなくはないが、すでにインストール済みのアプリケーションに不具合が発生する可能性があるため、変更しないほうが無難だろう。ここにインストールされるファイルは「Cドライブから移動できないファイル」ということになる。

  • プログラムファイル

 「%ProgramFiles%」(デフォルトではC:\Program Files)以下にインストールされる。すでに稼働しているシステムの「%ProgramFiles%」を変更するのは危険だが、インストーラが許可していれば個別にインストール先をほかのドライブに変更することが可能な場合が多い。つまり、一般的には「Cドライブから移動できる可能性の高いファイル」と言える。今回のテストではインストール先にDドライブを選択した場合の結果から「移動できるファイル」と「移動できないファイル」の2つに分類した。

  • データファイル

 「%ALLUSERSPROFILE%」(デフォルトではC:\Documents and Settings\All Users)以下のApplication Dataフォルダ下にインストールされる。全ユーザーで共通して利用されるアプリケーションデータフォルダであり、レジストリを変更し、既存のファイルをすべて新しいフォルダに移動させることでCドライブからDドライブに移動させることは可能だが、やはりシステム全体に影響が及ぶため、今回のテストでは「移動できないファイル」として扱った。

  • ドライバ

 「%SystemRoot%」(デフォルトではC:\WINDOWS)下のsystem32\driversにインストールされる。ほとんどの場合、数百Kバイト以下のドライバが数ファイル、という構成であり、ディスク容量にはさほど影響しない。容量が小さく、パターンファイルのアップデートなどによる変動に吸収されてしまうため、今回のテストでは無視している。

 それでは実際のインストールの状況を各製品ごとに見ていこう。なお、インストール時に要求される空き容量は一時ファイルの利用などによってインストール完了時の利用容量と異なる場合がある。ダウンロード版とパッケージ版でも異なることが予想されるので、あくまで目安として読んでいただきたい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月13日 更新
  1. 「MacBook Neo」は「イラスト制作」に使えるか? Appleが仕掛ける“価格の暴力”を考える (2026年05月12日)
  2. 高騰続くパーツ市場、値札に衝撃を受ける人からDDR4使い回しでしのぐ自作erまで――連休中のアキバ動向 (2026年05月11日)
  3. 画面を持たない約12gの超軽量ウェルネストラッカー「Google Fitbit Air」 1万6800円で5月26日に発売 (2026年05月07日)
  4. オンプレミスAIを高速化する「AMD Instinct MI350P PCIe GPU」登場 グラボ形態で既存システムに容易に組み込める (2026年05月11日)
  5. NVIDIA“一強”を突き崩すか AMDのAIソフトウェア「ROCm」と次世代GPU「Instinct MI400」がもたらす新たな選択肢 (2026年05月12日)
  6. USB Type-Cの映像出力をワイヤレスでHDMI入力できる「エレコム ワイヤレス HDMI 送受信機セット DH-CW4K110EBK」がセールで1万2580円に (2026年05月08日)
  7. 過去最高の受注急増と苦渋の全モデル受注停止――マウスコンピューター 軣社長が挑む“脱・メーカーのエゴ”と激動の2026年 (2026年05月11日)
  8. ノートPCを4画面に拡張できる“変態”モバイルディスプレイ「ROADOM 14型 モバイルマルチディスプレイ X90M」が6万1560円に (2026年05月12日)
  9. サンワ、サイドホイールを備えた多機能ワイヤレスマウス (2026年05月11日)
  10. ノートPCとスマホを同時急速充電できる「Anker Charger (140W, 4 Ports)」がタイムセールで8990円に (2026年05月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年