ノートンインターネットセキュリティといえば、重量級の巨大アプリケーションである、というイメージを持っている人も多いのではないだろうか。実際、新型Eee PCにデフォルト設定のままでインストールしようとするとドライブの空き容量が足りないと表示されるため、インストール先をDドライブに変更する必要があった。ところが、それでもなおCドライブに412Mバイトを要求される(Dドライブは55Mバイト)。トータル容量400Mバイトオーバーはさすが重量級といったところだ。今回のテストでは唯一、バンドルソフトを削除しなくてはインストールすることができない製品となってしまった。
「プログラムの追加と削除」に表示されるプログラムのうち、サイズの大きいものから順に探したのだが、StarSuiteやAdobe Readerなどの容量の大きなバンドルソフトウェアはあらかじめDドライブにインストールされており、削除しても効果は薄い。今回はWindows Live Messengerを削除してようやくインストールすることができた。
マカフィー・トータルプロテクション with サイトアドバイザプラス(以下、トータルプロテクション)は今回テストした中では唯一、フォルダの選択がまったくできないソフトウェアだった。
ただし、カスタムインストールを選択してもフォルダの選択がいっさいできない半面、インストール容量は156Mバイトと比較的小さい。内訳を見ると共通ファイルが9Mバイト、プログラムファイルが127Mバイト、データファイルが20Mバイトなので、インストール場所を選択できたら127Mバイトは移動できたのではないかと悔やまれる。
テンポラリフォルダをDドライブに変更し、バンドルソフトを一部削除してデフォルト設定でのインストールを行った。だが、その後のアップデートでCドライブの容量を使い切ってしまい、アップデートを完了することができなかったため、インストール先を「D:\Program Files\Trend Micro」以下に変更して再度インストールを行った(なお、最初に削除したバンドルソフトウェアは元に戻した)。
インストール総容量は488Mバイトと、NIS2008以上のヘビーさだが、Dドライブに逃がせるファイルが339Mバイトある。Cドライブ固定になってしまうのはトータルプロテクションよりもやや少ない149Mバイトだった。
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