「性能は文句なし。でも高けぇって」――インテル製SSD「X25-M」の評判古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

» 2008年09月29日 12時00分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

TDP 125ワットの新しいPhemon「Phemon X4 9950 Black Edition」が登場

AMD「Phemon X4 9950 Black Edition」

 先週の木曜日に、Phenom X4の最上位モデル「9950 Black Edition」の新バージョンが登場した。価格は2万2000円前後で、在庫は潤沢だ。なお、従来バージョンも店頭在庫のみが出回り続けている。こちらの価格は2万円弱となる。

 新しいPhemon X4 9950 Black Editionは、TDPが従来モデルの140ワットから125ワットに下がったのが特徴。それ以外の仕様は同じで、動作クロックは2.6GHz、512Kバイトの2次キャッシュ4個と全コア共有の3次キャッシュ2Mバイトを備える。また、クロック倍率固定が解除されているのもBlack Editionシリーズ共通の仕様だ。

 入荷したショップはおおむね好意的な感想が多かった。TSUKUMO eX.は「9950 Black EditionはAMDの最強モデルながら、TDPが高くて手を出すのをためらう人が多かったです。新バージョンで弱点が抑えられたうえに、価格も1〜2ヶ月前の旧バージョンと同じ程度。今までグレードアップに二の足を踏んでいた人が購入すると思います」と語る。

 とはいえ、CPU全体のシェアを変動させる可能性はほぼないという見方も多勢だ。クレバリー1号店は「今は圧倒的にインテルが強い。Phenomも一時期に比べて、かなり受け入れられるようになってきましたが、Core 2 Quadに勝てる要素が目立たないので、グラフィックスカード市場のようなシェア奪還は起きていません。AMDはチップセットが優秀だけに、CPUさえ光れば逆転できると思うんですけどねぇ。今後の巻き返しに期待しています」と話していた。

左が旧バージョンの9950 Black Edition。左上のシールの色で見分けられる(写真=左)。TSUKUMO eX.のAMD系CPU価格表。新旧のモデルで価格差はちょうど2000円となっている(写真=右)

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