1993年に誕生したエプソンダイレクトは、この秋(2008年秋)設立15周年を迎えた。その記念として、同社は「最先端PCと和の融合」をテーマに2つの限定モデルを用意している。その1つが樹齢1000年を超える「屋久杉」を天板の素材に使用したノートPC「Endeavor NJ5200Pro 15周年記念限定モデル」だ(関連記事:樹齢1000年以上の「屋久杉」を使ったノートPC)。ここではもう1つの記念モデル、「Endeavor Pro4500 15周年記念限定モデル」を写真で紹介しよう。
以前レビューで取り上げたように、Endeavor Pro4500は、タワー型筐体を採用した同社のフラッグシップデスクトップPCだ。今回の記念モデルでは、フロントパネルの下段に平蒔絵(ひらまきえ)が施されているほか、サイドパネルにはシルクスクリーンで“和テイスト”の図柄がデザインされる。図柄は、エプソンダイレクトの“男気”を象徴したという「龍」のほか、「さくら」「月とうさぎ」の3種類。計200台の限定販売になる。
フロントパネルの蒔絵(まきえ)部分は、うるしで模様を描き、金銀粉を散らしたあとに透漆(すきうるし)を重ねて磨く「平蒔絵」という技法を用いて、職人が1つ1つ手描きで作成したもの。左上にプレミアムナンバーが、右上にはカタカナ、漢字、ローマ字で名前を入れることもできる。このためすべて受注生産となり、納品までには時間がかかるようだ。
一方、サイドパネルはシルクスクリーンで版を重ねる(龍は4版、さくらは4版、月とうさぎは3版)スクリーン蒔絵でデザインされている。版が重なった部分によっては厚みがあり、単なるプリントでない高級感がある。
なお、記念モデルのパーツ構成は、Endeavor Pro4500の通常モデルと同じくフルBTOに対応する。また、価格も通常モデルより3万円ほど安い設定になるという。同社は「デザインのコストを含めるとかなり“がんばった”価格ですが、今回は15周年ということで、ユーザーのみなさまに還元できれば」と語っている。
樹齢1000年以上の「屋久杉」を使ったノートPC
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