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» 2008年12月22日 11時00分 公開

メモリは標準4Gバイトの時代に:ガラスのきらめきを備えたオールインワンノート「LaVie L LL750」に触れる (2/2)

[富永ジュン,ITmedia]
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ユニークなジェスチャー機能を備えたタッチパッドを装備

15.4型ワイドの光沢液晶ディスプレイを搭載する。フレームは非光沢塗装だ

 15.4型ワイドの液晶ディスプレイは、画面解像度こそ1280×800ドットのままだが、スーパーシャインビューEX液晶からスーパーシャインビューEX2液晶にグレードアップされ、輝度を高めて明るい画面を実現している。色再現性はNTSC比で72%と変わらないものの、DVD-Videoの視聴時などに画面のメリハリや鮮やかさを実感できるだろう。周囲の明るさに応じて画面輝度を調整する「自動輝度センサ」を備えているのも従来と同様だ。

 キーボードは、文字キーすべてのスクウェアキーが採用された19ミリピッチ/3ミリストロークを備えたもので、不規則な配列もなく、キーはしっかりとしたクリック感が得られる。試作機ではキートップがややぐらつく感もあったが、使い勝手は良好といえるだろう。カーソルキーがほかのキーから1段下がったレイアウトとなっており、上矢印キーの左右に隣接した状態でキーが配置されていないため、タッチタイピング時の入力ミスが起こりにくいのも好印象だ。

 キーボード上部には、アイコンや文字サイズの拡大/縮小、Webブラウザなどを呼び出す5つのワンタッチボタン(うち3つは機能の割り当て変更が可能)と、ワンタッチで電源モードを切り替えられるECOボタンを配置する。

パームレスト右側にFeliCaポートを内蔵。スペースバーは52ミリある
キーボード上部にワンタッチボタンを搭載する
ECOモードでは細かい電力設定が行える

 ポインティングデバイスは、左右のクリックボタンとその中央に上下スクロールボタンを配した3ボタンとタッチパッドを組み合わせた「NXパッド」が採用されている。本機から「手書きでお助けパッド機能」の追加と「ジェスチャー機能」の強化が行われた。

 従来のジェスチャー機能は、タッチパッドの右端をなぞることで上下/左右のスクロールを行う「スクロール機能」や、上端をなぞることでブラウザの「進む」または「戻る」が実行できる「ブラウザ補助機能」、左上端または右上端をタップすることでオートスクロールや全ウィンドウ最小化、ショートカットといった設定した機能を呼び出せる「コーナータップ」機能を用意していたが、新たにタッチパッド左端をなぞることでアイコンや画像を拡大/縮小する「ズーム機能」と、パッド上で円を描くように指をすべらせることにより上下/左右のスクロール動作が行える「サークルスクロール機能」が加わった。いずれも反応はよく快適に利用できるが、中でもサークルスクロール機能はタッチパッドから手を離さずにスクロール操作が可能なため、Webページやドキュメントの閲覧も容易に行える。

 手書きでお助けパッド機能については、左右のクリックボタンを同時に押すことで、手書き入力ウィンドウが表示され、パッド上を指でなぞって難しい漢字や読みが分からない漢字、記号などを直接書き込むと自動認識され、アクティブなウィンドウに文字や記号が入力される仕組みだ。日本語入力システムには同等の機能が搭載されているため特に目新しい機能ではないが、手軽に利用できるのは魅力だろう。ただ、パッド面が76×45ミリしかなく、もう少し広いとより快適に入力作業が行えたように思えた。

3ボタンのタッチパッドを備える
パッドの端でズーム機能、中央で円を描くことで画面の上下/左右方向のスクロールを行うサークルスクロール機能を提供する
手書きお助けパッドは左右のクリックボタンの同時押しで呼び出す

お助けパッド機能を呼び出して、手書き入力を行ったところ
無事に「田」として認識された。漢字だけでなく、記号も入力可能だ
自動認識の時間やウィンドウの透明度を調節できる

使い勝手を高めるための細やかな工夫

 ソフトウェア面では、動画編集ソフト「DVD Movie Writer for NEC」がAVCHDに対応したほか、メディアを挿入すると写真活用ソフト「SmartPhoto」が自動起動してメディア内の画像を自動的に再生する「ぱっと観スライドショー」機能が追加された。表示効果やBGMを選ぶとスライドショーが自動作成され、デジタルフォトフレーム感覚でPCが利用できるのが興味深い。

 細かいところでは、これまでソフトウェアナビゲーターとサポートナビゲーターの2つに分かれていたものを、「ソフト&サポートナビゲーター」にまとめることで、1画面でPCの使い方やソフトウェアの操作方法を調べることが可能になった。

 ちなみに、本機のOSはWindows Vista Home Premium(SP1)で、オフィススイートのOfficer Personal 2007がプリインストールされている。

メモリカードスロットにメディアを挿入するだけでスライドショーが自動的に始まる
BGMはデフォルトで3曲用意され、表示効果なども選べる
3つのステップで疑問を解決できる「ソフト&サポートナビゲーター」の画面

 LaVie L LL770は、幅広い年代に受け入れられる質感の高さとシンプルなデザイン、Centrino 2対応による基本性能の強化により、完成度が高いホームノートPCに仕上がっている。Blu-ray Discドライブや地上デジタルテレビチューナーといった人気が高い機能が搭載されていないのが残念だが、これは上位モデルのLaVie Cシリーズや、直販モデルのLaVie G タイプL(a)といった選択肢が用意されている。Officer Personal 2007を搭載しながら17万5000円前後という実売価格は、十分にそれだけの価値があるといえるだろう。

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