2画面+水冷のモンスターノート「FMV-BIBLO NW」を駆る:機能てんこ盛り(1/3 ページ)

» 2009年01月23日 11時00分 公開
[鈴木雅暢,ITmedia]

3波対応デジタルテレビチューナーとBDドライブを装備した最上位AVノート

富士通の個人向けハイエンドノート「FMV-BIBLO NW」。実売価格は25万円前後だ

 「FMV-BIBLO NW」は、富士通のノートPCラインアップに2009年春モデルから加わったハイエンドノートPCだ。同社ノートPCラインアップの最上位に位置付けられる存在で、充実したAV機能に加えて、サブディスプレイの搭載、水冷システムの採用など見どころ満載の仕様となっている。今回は店頭モデルの「FMV-BIBLO NW/C90D」を試してみた。なお、同社直販サイト「WEB MART」では購入時に基本スペックを選択できるカスタムメイドモデルも用意している。

 まず基本スペックを見てみよう。CPUにはCore 2 Duo P8600(2.4GHz)を採用している。現行のインテルのモバイル向けCPUラインアップからすれば、中間あたりに位置するモデルで、システムバス1066MHzに対応し、2次キャッシュは3Mバイトを内蔵する。TDP(熱設計電力)は25ワットだ。

 チップセットにはグラフィックス機能のIntel GMA 4500MHDを統合するIntel GM45 Expressを採用している。GMA4500MHDはMPEG-4 AVC/H.264のハードウェアデコード機能をはじめとするHD動画の再生支援機能を備えており、対応ソフトウェア(付属の「WinDVD for Fujitsu」など)と組み合わせることで、Blu-ray DiscタイトルなどのHDコンテンツを少ないCPU負荷でスムースに視聴できる。

 メインメモリはPC3-8500(DDR3-1066)DIMMに対応し、標準容量は2Gバイト(1Gバイト×2)搭載する。HDDは320Gバイト(回転速度5400rpm/Serial ATA)だ。2基のメモリスロットとHDDベイには底面から簡単にアクセスすることができる。光学ドライブは、1層BD-Rに最大4倍速、2層BD-R/BD-REに最大2倍速で書き込み可能な記録型Blu-ray Discドライブを内蔵する。

 また、ノートPCにしては珍しく地上・BS・110度CSの各デジタル放送に対応した3波対応テレビチューナーを内蔵しており、付属ソフトの「DigitalTVbox」で視聴や録画が行える。ダビング10にも対応しているので、HDDに録画したデジタル放送をBlu-ray DiscやDVDメディアへ書き出すことが可能だ。Blu-ray DiscやDVDメディアへ書き出したデジタル放送のオンディスク編集に対応したオーサリングソフト「DVD MovieWriter for FUJITSU」も付属する。

 底面に装着するリチウムイオンバッテリーパックの容量は14.4ボルト 2000mAhと小さく、公称の駆動時間は約1.1時間と家庭内モバイルを考えても短めだ。

メモリスロットとHDDベイはネジどめされた底面のカバーを外すだけでアクセスできる(写真=左)。Blu-rayディスクドライブと3波デジタルテレビチューナーを搭載し、動画再生やテレビ視聴を本体から離れた場所で手軽に行えるリモコンが付属する(写真=中央)。ACアダプタとバッテリーパック(写真=右)。バッテリーパックの容量は14.4ボルト 2000mAhと小さい

静かな動作音を実現する水冷システム

ブラックの光沢塗装を採用した天板のデザインはシンプルにまとまっている

 新設計のボディは大柄で厚みがあり、ずんぐりした印象を受ける。本体サイズは385(幅)×276.5(奥行き)×36.9〜49.4(高さ)ミリ、重量約3.4キロだ。メタリックカラーをちりばめた光沢ブラックの塗装で高級感を演出している。

 FMV-BIBLOとしては初めて水冷システムを採用している点は注目だ。デジタル放送やBlu-ray Discなどといったコンテンツの視聴を静かに行なうことを目的に導入されたもので、テレビ受信時の動作音は公称25dBの静粛性をうたう。それでいて、外観からは特に水冷を意識させるようなものはなく、ユーザーが特に意識して扱う必要もない。ファンは1基内蔵しているが、水冷機構によりシステムに長時間高い負荷がかかった場合でもファンを高速に回すことなく放熱できる。

 本体の端子類はほとんどが右側面に集中しており、USB 2.0×4、eSATA、IEEE1394(4ピン)、サウンド端子、ExpressCard/54スロットを装備する。左側面にはBlu-ray DiscドライブとB-CASカードスロットを内蔵している。前面にはSDメモリーカード(SDHC)/メモリースティックPRO対応スロット、背面にはアナログRGB出力、HDMI出力のほか、アンテナ入力(地上・BS・110度CSデジタル対応)、有線LAN端子(1000BASE-T対応)を備えている。IEEE802.11b/g/n(11nはドラフト2.0)の無線LAN機能も装備しており、本体前面にオン/オフを切り替えるスイッチが用意されている。

前面にSDメモリーカード(SDHC)/メモリースティックPRO対応スロットと無線LANのスイッチを配置(写真=左)。背面には有線LAN、アナログRGB出力、HDMI出力、テレビアンテナ入力が並ぶ(写真=右)

左側面にBlu-ray DiscドライブとB-CASカードスロットを内蔵する(写真=左)。4基のUSB 2.0をはじめ、ほとんどのインタフェースは右側面に集中している(写真=右)

 ざっと基本スペックとボディの概要をなぞってきたが、最上位モデルにふさわしい先進的で充実した内容といえるだろう。次のページではFMV-BIBLO NWの大きな特徴であるサブディスプレイをチェックする。

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