Athlon II X2 250もクアッドコア化できる? 「AMDわざとやってんでしょ」古田雄介のアキバPickUp!(2/4 ページ)

» 2009年06月08日 12時06分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

「旧最強の販売が厳しくてウチら涙目」――Core i7-975 Extreme Editionがヒット中

インテル「Core i7-975 Extreme Edition」

 AMDが新CPUのスタートダッシュに成功するかたわらで、インテルはハイエンド系CPUで脚光を浴びていた。6月3日に登場したのは、Core i7シリーズで最上位となる「Core i7-975 Extreme Edition」と、Core i7-940の後継となる「Core i7-950」だ。Core i7-975 Extreme Editionは3.33GHz動作のクアッドコアCPUで、L3キャッシュを8Mバイト搭載している。Core i7-950は3.06GHz動作で同じく8MバイトのL3キャッシュを備える。価格は順に10万円前後と6万円前後。

 特に人気を集めているのは、Core i7-975 Extreme Editionだ。「発売日は開店後いきなり2個売れました」(ドスパラ秋葉原本店)や、「狙っているユーザーが予想以上に多いようで、数日のうちに売り切れてしまいました」(フェイス本店)など、10万円前後の価格をものともしない勢いで売れている様子だった。

 TSUKUMO eX.は「最強志向の人はこれまでCore i7-965を使っていたと思いますが、そこからの乗り換えが多いみたいですね。Core i7-920がC0からD0ステッピングに切り替わり、かなり性能が上がったと評判になりました。その変化を悔しがったCore i7-965ユーザーが、新世代のCPUを以前から狙っていたとも言われています」という。

 新モデルの勢いを受け、現在のクアッドコアCPU市場ではCore 2 QuadとCore i7のシェアが逆転したと語るショップも複数あった。クレバリー1号店は「Core i7対応のX58マザーも安いものなら2万円以下で買えるようになりました。今後、Core i5やi3などのバリエーションが登場するという期待もあり、新たにマシンを組むためにX58マザーを買うという人が増えたと思います」と語る。

 こうした好調な売れ行きの陰で、旧モデルの扱いに困っている声もいくつかあった。Core i7-975 Extreme Editionと同じ10万円前後で売られている“旧最強”のCore i7-965 Extreme Editionは、多くのショップが9万円台に値下げしていた。フェイス本店は「Core i7-965と940は生産終了ということで、インテルからの価格改定もありませんでした。それでも約10万円の品を不良在庫にするわけにはいかないので、何とかしないといけないんですよね……」とこぼす。

 ただし、そうした旧製品をあえて狙うニーズも存在するという。TSUKUMO eX.は「従来のマザーで新型CPUを使うには、BIOSのアップデートが必要な場合があります。また、メーカーによっては対応が間に合わなかったり、アップデートにバグが含まれるといったトラブルもたまに起こるようです。そうした厄介ごとを避けるためには、環境が完成された旧製品を求めるという安全志向の方もいらっしゃいますからね」と、旧CPUの在庫を眺めながら話していた。

インテル「Core i7-950」(写真=左)。Core i7-975 Extreme Editionが売り切れ、Core i7-965が残っているフェイス本店のCPU棚(写真=中央)。フェイス本店のCore i7価格表。965の値が若干下がっている(写真=右)

※記事初出時、(写真=右)についてドスパラ秋葉原店の価格表と記載しておりましたが、正しくはフェイス本店です。おわびして訂正いたします。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月13日 更新
最新トピックスPR

過去記事カレンダー