5万円台でCULVノートに参戦――マウスコンピューター「LuvBook L300」を試す:CULVノート列伝(2/2 ページ)

» 2009年11月13日 11時58分 公開
[城戸芳充,ITmedia]
前のページへ 1|2       

堅実に徹した入力環境

日本語88キーボードを搭載

 キーボードはテンキーレス仕様の日本語キー配列で、主要キーのキーピッチは約19ミリでそろえられている。キートップはフラットな四角いデザインで、キートップ面積は16ミリ(幅)×16.5ミリ(高さ)と、面積が広く入力しやすい。実際にタイピングを試してみたが、キーのタッチはやわらかめで軽快に入力できた。キー配列もさほど変則的なところはなく、キーピッチが狭くなっているキーは「>」「?」「_」や方向キーなど最小限にとどめられているため、キー配列にとまどうことはないだろう。

 タッチパッドは、手前側に2ボタンを備えるオーソドックスなタイプで、タッチ面のサイズは約78(横)×47(縦)ミリだ。パッド部分はパームレストから一段へこんでいるが、素材や塗装はシームレスなデザインとなっている。2本指でのマルチタッチ操作にも対応し、上下スクロールや回転操作、ピンチ(拡大/縮小)操作など、Windows 7の標準的なタッチパッド操作にひと通り対応する。

 操作面では、タッチパネル部がパームレストと同様の光沢塗装を施した樹脂製となっているため、指紋の付着や汗をかいたときの指のすべりの悪さがやや気になった。クリックボタンは左右一体型で、左右ボタンがつながっている中央部付近は押し下げられない。このため、やや意識的に左/右端近くをクリックする必要がある。クリック感も若干固めで、体になじむには少々慣れが必要かもしれない。

ベンチマークテストで性能をチェック

Windowsエクスペリエンスインデックス

 搭載CPUは、超低電圧CPUカテゴリでは下位グループ製品となるシングルコアのCeleron 743(1.3GHz)。気になるのは実際のパフォーマンスだが、Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアでは、やはりCPUが2.9とやや低めの値となっている。Webブラウジングや通常の操作などではWindows 7上でもさほどもたつきを感じなかったが、CPU能力に依存する処理(youtubeのHD動画再生時など)はやや心もとない。

 そのほかのテストとしては、定番ベンチマークテストのPCMark05、3DMark06、PCMark Vantege、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3での計測も行った(スコアは以下の通り)。グラフィックスコアはIntel GMA 4500Mで、やはり3Dスコアに関しては全般的に伸び悩んでいる。FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3の結果からも分かる通り、3Dゲームの快適なプレイは期待しないほうがいい。その半面、メモリ/HDDまわりのスコアは堅調。レビュー機では内蔵HDDは5400rpmの2.5インチHDD(WDC WD3200BEVT-22ZCT0)を内蔵、足回りに不安はなく軽作業中心の“普段使い”ノートPCとしては安心して利用できる。

PCMark 05(画面=左)、3DMark06(画面=中央)、FFベンチ(画面=右)

そつなくまとまった低価格ノートPC

 LB-L300は、一点突破の強烈な“ウリ”はないものの、パフォーマンスや操作性など、全方位でほぼ及第点をクリアしている。大きなウイークポイントをさらさない、したたかな平凡さが身上のモデルといえる。

 使い勝手の面では、やはりバッテリーパックのはみ出しが気にかかった。駆動時間とのトレードオフになってしまうが、バッテリーユニットは取り外し可能な設計となっているため、すっきり収まるSサイズバッテリーの販売も望みたいところだ。

 いわゆるCULVノートの位置付けは、Atom搭載のNetbookとB5サイズのモバイルノートの中間に位置する隙間のポジションだが、LB-L300はどちらかと言えば「安価なモバイルノート」ではなく、「Netbookの兄貴分」というイメージがふさわしい。Netbookより少し上の処理能力とより広い画面サイズがちょっぴり上乗せした値段で手に入る。これまでNetbookを使ってみたものの「もう少しだけ」という思いを抱えていたユーザーは是非検討して欲しい1台だ。

「LuvBook L300」シリーズをマウスコンピューター通販ショップで購入する
長時間稼動が可能な13.3型ワイド光沢液晶CULV(超低電圧版)薄型ノート。


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年11月07日 更新
  1. メーカー自身がバックドアを仕込み、犯罪集団に“販売” 乗っ取られたTV用端末130万台超、Googleが遮断 日本の警察庁も参加 (2026年11月05日)
  2. Windows PC向けゲームの「ロード待ち」はなぜ起こる? 背景に過去との「互換性」 (2026年11月05日)
  3. 画面は見やすく広告なし! 睡眠モニター機能はどう? Amazonの新型スマートクロック「Echo Time」の使い勝手と気になる点 (2026年11月06日)
  4. 耳をふさがないEDIFIER「Comfo Bass Pro」は朝から夜まで充電不要 1万円強でLDACとDolby Audio対応、在宅勤務の“つけっぱなし”にピッタリ (2026年11月06日)
  5. 手書き文書の文字起こし+会話録音も可能なスマートノート Makuakeで先行販売を開始 (2026年11月05日)
  6. ミュンヘン市はなぜ再びオープンソースソフトウェアへ回帰するのか? 脱Microsoftを巡る欧州の最新事情 (2026年11月04日)
  7. 月1200ドルのAIコストが電気代20ドルで済む? NVIDIA「RTX Spark」搭載PCのデモで見えた“ローカルAI”の実力 (2026年11月04日)
  8. 価格は約9万円に上昇、それでも“買い”か? DJIの360度カメラ「Osmo 360 II」を初代と比べて分かったこと (2026年11月05日)
  9. エイサー、フルHD×2面表示が可能な折りたたみ式15.6型/23.8型デュアルモバイルディスプレイ (2026年11月05日)
  10. アイネックス、デスクトップPCの電源操作を手元で行える有線リモコン (2026年11月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー